2008/05/14(水)21:38
僕は独りで歩いていく
『ネガとポジ』との出会いでにわかに僕の一押しバンドとなったPlastic treeの、他の楽曲も聴いてみたいぞ!ということで、アルバムを二枚借りてきました。『シャンデリア』と『Single Collection』。
『シャンデリア』はゴスロリ的な毒と攻撃性を感じました。正直、あんま好きじゃないなー…と思ってしまった(ごめんなさい)。
『Single Collection』の方は、重度のデリケート病(死に至る病)を感じさせる曲が連綿と続いてました。なんか、12~3歳の頃の自分を思い起こさせました(『絶望の丘』はかなりそのまんまかも)。
あのね、雨上がりの空 見つめすぎたダメな僕は 何もかもがわからなくて(『鳴り響く、鐘』)
僕と空気がまざって反応して頭がぼんやりして解らない(『絶望の丘』)
まさしく、毎日毎日空を見上げ続けて過ごした日々でした。消え入りそうになりながら。いや僕は消えたいなんて思わなかったけど。
あのね、思い出は痛いくらいきれいだから
鍵をかけていつまでもボクに閉じこめなきゃ(『プラネタリウム』)
かつてこんな歌を歌ってた人が、今は
僕は独りで歩いていけるかな?(『真っ赤な糸』)
なんて言えるようになってることに、ちょっと感動したりして。
過去の作品に比べると、明らかに最新アルバム『ネガとポジ』には精神的な逞しさが感じられて。ああ、僕もそれくらい変われたのかな、とか思ってみたり。
余談ですが『sink』という曲、めちゃめちゃ聴き覚えがあったので驚いて調べてみたら、なんとアニメ『金田一少年の事件簿』のエンディングテーマ。あー、そりゃ知ってるわけだ…。