2008/11/20(木)12:35
Plastic Tree『ウツセミ』
イメージは冬の遊園地?
Plastic Tree『ウツセミ』
相変わらずさよならの歌を歌いまくってます。
通算何度目の別れなんだと突っ込みたくなるくらい、さよなら三昧の印象があるPlastic Treeです。
だが、それが良い。
『記憶行き』の、激しさを通り越したような静かな切なさは秀逸ですね。
ケータイとか雑踏とかが出てくるのがなんか珍しいような気がした…っていうか、このアルバム自体、これまでのイメージと変わったというか。
「きみ」と「ぼく」または「ぼく」と「ぼく」以外の人の気配がするようになりました。
とはいえあくまで「雑踏」のレベルであって、直接のかかわりはなさそうだけれども。
前作『ネガとポジ』を聴いた時も、重度のデリケート病から一段階浮上した印象を受けましたが、この『ウツセミ』でもう一段階上がってますね。
なんか、人の心配をしている場合でもないんですが、温かい目で見守りたくなります。
まだじっくり聴けてないので、これからじっくりどっぷり聴き込みたいと思います。
「生まれ変わるなら君になりたいな」(『真っ赤な糸』)
「世界が嘘でデタラメでできてたとしても多分気にしないよ」(『ナミダドロップ』)
を超えるフレーズを探しに行ってきますぜ!