2005/07/22(金)22:00
アレチマツヨイグサ
今朝、私が座るテーブルの上に、次男のソフトテニス部のお知らせがあった。
夏休みに入って間もなくに2泊3日の強化合宿があり、その費用15000円を納めてもらいたいと言う内容であった。
ソフトテニス部の父母会費が月3000円、ソフトテニスクラブの父母会費が月1000円。 ほとんどの部員がクラブにも加入していることから、部員の各家庭から毎月4000円の支出がある。
それに加えて、15000円の出費である。
1年間、次男にソフトテニスをさせようとするならば、63000円は黙って父母会に納入しなければならない。
おおよそ、男子は16~17名であるから、1008000~1071000円。
百万を越えるお金が集まることになる。
その百万はどこに行ってしまうのか???
野球部は野球部後援会費とクラブ費を合わせて、月2000円で運営していた。 年間24000円。
合宿もあったが、1泊2日の内容で、場所は公民館で寝泊りしたので、宿泊費は只。 食事は父母の方で用意していたので、3000円か3500円の出費で済んだ。
ソフトテニス部とは半分の額で野球をさせることができた。
確かに、野球部は飲み会が多く、その都度、出費はあったがそれも親の都合で、希望者だけが参加すればこと足りていたのである。
15000円の合宿内容は、近くの宿泊施設のある温泉に泊まるらしい。
と言うことは、食事もその施設任せなのであろう。
しかし、公営の施設なのだから、1泊7500円もするはずもない。
何ゆえ15000円なのか腑に落ちない。
くどくど言っているのは、何も15000円を出したくないと言うわけではない。(本当は出したくない)
ソフトテニス部は、義務教育の中学校の部活である。
つまりは、そこまで父兄がバックアップしないとできない部活なのか?と言うことである。
中には、もしかしたら母子家庭や、恵まれない家庭の子供もいるかも知れない。
そんな高額な父母会費や合宿代を納められなければ、ソフトテニスができないのは変なのではないか?
野球部にしてもお金が掛かりすぎていると思うし、親が手を出しすぎているように感じてならない。
応援はするけれど、父兄に負担を与えるような部活はいかがなものか?と、ある父兄に尋ねてみたことがある。
その父兄は、小学校の頃から子供をスポーツ少年団に入れていたらしく、「私たちは変だとは思いませんがね。親が頑張れば、子供も頑張る。という考え方でやってきましたから、中学校になってもその流れでやることは普通になっています。」との返答であった。
いつから、部活の後援会スタイルが、このような形になってきたのか?とも訪ねてみた。
「詳しくはわからないが、スポーツ少年団が盛んになってきた20年ほど前から、こんな感じだ。」と言うことであった。
スポーツ少年団は、子供がそれをしたいと思い、親もそれをさせたいと思って入るものであり、任意である。
しかし、部活は教育指導要領にも記載されている教育の一環として存在しているわけであり、親が部活に理解があるか、援助をするか、などは関係ないものではなかろうか?
したいスポーツを誰でもできる状態が、健全な部活と私は思う。
中体連の県大会も間もなく開催される。
夏休みに入ってからのウィークデイである。
ソフトテニス部の連絡網で、行きはマイクロバスが出るけど、帰りは出ないので夕方に各班から1台のお迎えをお願いします。とのこと。
これも変だと思わないか?
学校活動であるべきなのに、最後まで学校は面倒を見ていない。
学校の意に沿って、そういうことを親がしてしまったことから、それが恒例になってしまったのだろう。
学校サイドでなすべきこと、父兄がフォローすべきところをしっかり区別しないと、先ほども言ったが、本当ならその部活をしたい子供ができなくなっちゃうと言うことが生じしてしまうと思う。
いつか機会があったら、父母会や顧問にその辺の所をしっかり糾してみようと思う。
皆さんのところの部活はどんな感じ? 後援会、父母会はどんな感じですか?
庭に咲いているアレチマツヨイグサ