虎っど歳時記

2016/06/06(月)20:58

白熱

映画 ハ行(9)

『白熱』は、1949年製作のアメリカ映画。ラオール・ウォルシュ監督。 ギャング映画およびフィルム・ノワールの古典に数えられている。 役柄に迷いが無いのがいいね。 ジェームズ・キャグニーのコーディは一度も弱気にならない。 妻のヴァージニア・メイヨは一貫して悪女。 破局へ向かってノンストップで突っ走る。 母親で犯罪の師でもあるマー・ジャレット(マーガレット・ウィンチェリー)に溺愛されて育ったコーディはマザコンのサディストという設定。 不貞な妻のバーナ(ヴァージニア・メイヨ)は、コーディの右腕であるビッグ・エド(スティーヴ・コクラン)と内通する。 捜査当局は、秘密潜入捜査官ファロン(エドモンド・オブライエン)を囚人に偽装させて刑務所に送り、コーディと同房に置いて真相を探り出そうとする。 秘密潜入捜査官という設定は随分昔からあるんだね。 本当ハラハラドキドキの展開ですよ。 モノクロのザラザラした画面も内容にマッチしている。 現代風にリメークされていたとしたら、秘密潜入捜査官ファロン(エドモンド・オブライエン)はケビン・コスナーというイメージ。 コーディ役はマー・ロンブランド?アンソニー・ホプキンス?ジェームズ・キャグニーしかできないかな。 10点満点の8点

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