2016/07/02(土)11:26
キャプテンKen
キャプテンKenは、1960年から1961年に雑誌「週刊少年サンデー」に連載された
手塚治虫のSF漫画作品。
「週刊少年サンデー」への手塚の掲載作品としては、
『スリル博士』『0マン』に次いで3作目に当たる。
未来の火星が舞台の作品であるが、
主人公の出自が作品のキーとなっており、
その設定にまつわる謎解きもポイントの一つである。
主人公の出自がキーとなるのは手塚治虫の十八番という気もする。
元はキャプテン・ケンの正体は水上ケンにする予定だった。
しかし、『リボンの騎士』の読者たちから
「キャプテン・ケンの正体は水上ケンだろう」という手紙が殺到したため、
現在のオチになったと手塚は後に語っている。
連載期間中に「キャプテン・ケンの正体は誰か? 」という懸賞が行われた。
4万通近くの応募者の中で正解したのは4名だけだった。
今にして思うと、小学生には高度な設定だね。