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専業トレーダー DaTsU

ヘルボーイ


圧倒的にスパイダーマンクラスのヒーローを求めて
映画館に行ったのだが、ちょっとはずれていた。
巨大な赤い猿のヘルボーイ。とっても人間ちっくで
孤独で、ニヒルな憎めないやつ。姿かたちは悪魔だが、
恋もするし、タバコも吸う。
第2次大戦末期の1944年10月9日深夜、スコットランドのトランダム大修道院跡で、妖僧ラスプーチン(カレル・ローデン)指揮のもと、第3帝国のトップ科学者将校でありオカルト結社トゥーレ協会会長カール・クロエネン(ラディスラフ・ベラン)、女将校のイルザ(ブリジット・ホドソン)らナチスの小隊が、5年の歳月をかけた「ラグナロク計画」を実行に移そうとしていた。ヘル=ホール発生機がうなる中、ラスプーチンのはめたメカ・グローブが異界の門を開き、混沌の7体の神オグドル・ヤハドを召喚しようとした寸前、急襲したアメリカ軍部隊によって阻止され、ラスプーチンは異界に呑まれてしまう。そして、こちらの世界に真っ赤な小猿のような生き物が残される。この事件の功労者、超常現象学者ブルーム教授(ジョン・ハート)は、フランクリン・ルーズベルト大統領に認可され、BPRD(超常現象調査/防衛局)を設立。“ヘルボーイ”と名づけられた小猿は、教授を父と慕い、トップ・エージェントとして極秘裏に魔物退治をしていた。

一方、西ヨーロッパにあるモルダヴィアのボルゴ峠で、エルザとクロエネンは雪深い山奥に分け入り、異教の神殿において山岳ガイドの血を使い、ラスプーチンを復活させる。そして現代、教授が後任に選んだ新米FBI捜査官マイヤーズ(ルパート・エヴァンス)が、ニュージャージー州ニューアーク郊外にある51課、BPRDに着任早々、マンハッタンのマッケン資料館で事件が起きる。現場に到着したヘルボーイ(ロン・パールマン)と相棒の半魚人エイブ(ダグ・ジョーン)、マイヤーズたちは、魔物サマエルが解き放たれたことを知る。ハロウィンの夜で賑わうマンハッタンの路上から地下鉄へと、ヘルボーイ対サマエルの壮絶な戦いが繰り広げられ、ついに魔物を退治したかに思えたのだが……。

倒される度に増殖するサマエルは、ニューヨークの地下深くに卵を産みつけ、来たるべき時を待っていた。それに対し、BPRDの殲滅作戦が開始され、エイブが瀕死の重傷を負うなど多大な犠牲を出したものの、サムエルどもを退治し、発見したクロエネンの死体を回収。しかし、それもまた陰謀で、仮死から蘇ったクロエネンは、ブルーム教授を殺害して消え去る。かたや、制御できない怪物的な発火能力に苦しみ、精神病院に自ら入院していたリズ(セルマ・ブレア)は、夢にラスプーチンが現われ、恐怖のあまり能力が発現し、病院を半壊させてしまう。その彼女をBPRDに復帰させるために救出にきたのがマイヤーズ。それが出会いで、普通の人間であるマイヤーズに心を許すリズ。その2人のなんでもない関係に、リズに恋心を抱くヘルボーイは、やきもきしていたのだが、教授の死を知っても葬儀に参列もできない自分の姿、ただただ悲嘆に暮れるのだった。

BPRDの存在に懐疑的だったFBIのマニング(ジェフリー・タンバー)が陣頭指揮に立ち、教授の残した手がかりの住所を元に、ヘルボーイらチームはモスクワ郊外へ飛ぶ。19世紀の霊園に眠るミイラを叩き起こして道案内させ、たどり着いた目的地、イェフィモヴィッチ霊廟-- その地下には氷の洞窟から成る巨大な迷宮が広がっていた。罠をくぐり抜け、サマエルと戦っていたヘルボーイは、リズを助けようとして爆発で気絶してしまう。そして気がつくと、リズのパワーを生け贄にして、ラスプーチンは「ラグナログ計画」を成就しようとしていた。その異界の扉を開ける鍵こそ、ヘルボーイの奇妙な右手だとラスプーチンが迫る。はたして、ヘルボーイは、この世界を破滅に導いてしまうのか……。

個人的には半漁人のエイブが好きだ。
とにかくCGが抜群に頑張っているという印象を得た。



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