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専業トレーダー DaTsU

2046

1960年代の香港。売文業で生計を立てる男、チャウ。行きずりの女たちとの夜を繰り返すチャウは、宿泊先のホテルのオーナーの娘・ジンウェンと親しくなる。ジンウェンは日本人青年との叶わぬ恋に打ちのめされていた。その悲恋に心を揺さぶられたチャウは、彼女たちをモデルにした近未来小説を書き始める。小説の主人公は、美しいアンドロイドとミステリートレインで旅をする。目指す場所に辿り着けば、失われた愛が見つかる。その場所の名は、2046-。いつかペンを走らせるチャウの胸の内にも、忘れられない過去の恋が甦っていた。

2000年に撮影が始まるも中断。昨年撮影が再開されたが、編集の遅れからカンヌ映画祭の上映当日までフィルムが届かず、“幻の映画”とも言われたウォン・カーウァイ監督の最新作。主演はカーウァイ映画の顔、トニー・レオン。相手役にチャン・ツィイー、コン・リー、マギー・チャンといったスター女優が並び、若い恋人役でフェイ・ウォンと木村拓哉が重要なパートを担う。

まさに美の決算といった面々が、それぞれの色彩を放ちながら絵画的なドラマを紡いでいく様は、オペラのような官能にあふれ、ストーリーを忘れさせるほどロマンティックだ。一方、SFとしての側面は希望を暗示する味付けに留まっており、登場人物が過去の作品の延長軸にあることからも、新境地というより集大成と見るべきだろう。なお題名の「2046」とは、本土返還から50年後の香港を指したもの 。

というものだった。

主役は、圧倒的存在感のトニーレオン。この人の前では
我らがキムタクでさえ、想像上の主役ということだが、
フェイヲンとのからみを見事に演じていた。
「俺と一緒に行かないか?」答えはなかった。
そして、期待のチャンツィー。すばらしい美貌と
その演技。レオンとの絡みを見事にこなしていた。

内容的には、なかなか理解しがたい作品だったが役者の
演技を見るのは興味深い。


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