2006/09/29(金)15:07
29日の日経平均 16,127.58円(+102.73 )
・日経平均 16,127.58(+102.73 )
NYDOW 11718.45 +29.21
NASDAQ 2270.02 +6.63
CME 16095 +45(大証比)
NY円 117.78 +0.35
売り4490万株、買い3730万株と、760万株の売り越し。
市場では、「きょうは堅調な足どりだが、来週は様子見ムードが漂いやすい。信
用期日の最終局面を迎える上、日銀短観、米雇用統計を控え、動きづらい。ただ、
NY株高に対する日本株の出遅れ感や、9月中間決算への期待から、再来週には上
昇波動にシフトすると読んでいる。とりあえず、先の『アイランドリバーサル』
(9月4~6日に上方で形成した浮き島的な日足)水準である1万6400円を目
指そう」(岡三証券
【値上がり率】
コード 銘柄名 前場終値 前日比 前比率
1 1872 アゼル 254 +34 +15.45
2 2215 第一屋製パン 172 +15 +9.55
3 8915 タクトホーム 114000 +9000 +8.57
4 5771 三菱伸銅 384 +23 +6.37
5 6463 帝国ピストンリング 1223 +70 +6.07
6 4201 日本合成化学工業 411 +22 +5.65
7 7420 佐鳥電機 1769 +92 +5.48
8 7868 広済堂 762 +39 +5.39
9 7280 ミツバ 923 +47 +5.36
10 8423 フィデック 255000 +12000 +4.93
【値下がり率】
コード 銘柄名 前場終値 前日比 前比率
1 7724 金門製作所 251 -14 -5.28
2 3109 シキボウ 214 -10 -4.46
3 9681 東京ドーム 598 -26 -4.16
4 8875 東栄住宅 2345 -85 -3.49
5 6136 オーエスジー 1660 -59 -3.43
6 6975 NEOMAX 2005 -70 -3.37
7 6815 ユニデン 1221 -40 -3.17
8 9081 神奈川中央交通 538 -17 -3.06
9 5445 東京鐵鋼 960 -30 -3.03
10 4799 アグレックス 1755 -55 -3.03
○三菱伸銅
増額修正が好感されているようだ。
同社は28日、今3月期の連結業績予想について、売上高を従来予想の564億円か
ら652億1000万円、 経常利益を同28億円から29億4000万円、純利益を同15億円
から17億5000万円とし、それぞれ増額修正を行っている。
同社では、原料銅価の高騰で製品販売価格が上昇したことに加え、高採算品の
販売構成が伸びたため、としている。
○メディビック
同社が共同開発を行っている、すい臓がんを対象とした抗
癌剤(グルフォスファミド)について、米国にて臨床第3相試験を実施している
Threshold社が、 米国食品医薬品局からすい臓がん治療の候補薬として希少疾
病用医薬品の指定を受けたと発表した。
この承認より7年間の独占販売権、研究に対する税額控除、研究開発に対する
補助金、 承認申請費用の減額、臨床試験のプロトコールの評価に対する補助
がThreshold社に与えられるとしている。
○雑貨屋ブルドッグしっかり。
増額修正を受けて買われたものの、ここ2日で大きく上げてきたこともあり、
利食い売りが出ており、上げ幅を縮小している。
同社は29日、前8月期の連結業績予想について、経常利益を従来予想の25億円
から28億1800万円、 純利益を12億2500万円から14億6800万円とし、それぞれ
増額修正を行っている。同社では、利益率の高いプライベートブランド商品
の売り上げが伸びたことに加え、商品管理レベルの向上などで廃棄商品を削
減したことも奏功したようだ。
○ミライアルがしっかり。
大和証券は29日付の「マーケットウォッチ」で同社株を取り上げている。
同証券によれば、7月中間期はシリコンウエハ対応製品が伸びており、40%
増収、 43%営業増益と大幅な増益を達成。四半期ベースでも成長速度が加速
しているうえ、 ウエハの需給が逼迫しており、中長期的な好業績も期待され
るという。
○ソフトバンクがしっかり。
携帯電話事業への期待が高まっているようだ。 同社は28日、携帯電話の新端
末13機種を10月上旬から発売するとともに、 グループ会社のヤフーを
使った携帯電話向けの新たなポータル(玄関)サイトを10月1日から開始す
る。さらに2機種を準備しているが、これは隠し玉として後日発表するとい
う。10月1日に傘下のボーダフォンの社名をソフトバンクモバイルに変更す
るのを機に、 端末のラインナップとコンテンツを充実させ、加入者の拡大
を図る方針。
●プロミスが150円安4620円、アイフルが50円安の4420円、
武富士が90円安の5390円、と消費者金融株が安い。
安倍内閣の成立後の山本金融担当大臣の発言で連日の上昇となっていたことで
利食い売りが出やすく、 また、週末・月末でもあること売りが出やすい要因
と見られているようだ。
●損害保険ジャパンがさえない。
保険金不払いについて、きょう17時から会見を行うと発表しており、これが
懸念されているようだ。
●ジョイントリートが4000円安の50万7000円、オリックス不動産投資
が9000円安の74万6000円、 ジャパンシングルは、8000円安の
43万1000円と、REITが安い。ここ4日の長期金利が1.605%から1.67%ま
で上昇しており、金利上昇で価値減少の懸念から買いを入れにくいようだ。
昨日の日経平均株価は続伸。目先では、9月25日安値15513円を底値とする上昇ト
レンドが継続している。9月高値16414円(9月4日)~9月安値15513円(9月25日)ま
での下落の50%戻し15964円も達成し、61.8%戻しとなる16070円も間近である。こ
こから上値の節目は、9月19日の高値16096円もあるが、むしろ9月6日安値16245円~
9月8日高値16156円のマドが注目される。実は、今月の高値をつけた9月4日~6日ま
での日足はアイランド(孤島)となっているが、マド埋めとなれば天井形成の失敗
と判断できることから、それは今月の高値までの全値戻しにつながる。あるいは、9
月の相場は、上値・下値を徐々に切り下げる形の調整(ウェッジ)と見ることもで
きる。その際に、レンジの値幅である約600円を、上値抵抗線の突破ポイントである
15800円に加えて出した目標値も今月の高値がある16400円水準。一方、下値は心理
的な節目の16000円が支持線。ただし、これを下回り、本日の安値15911円を割り込
むと、本日の高値が目先での天井となる可能性が出てくる。
強気材料
・米国株式は4日続伸、ダウは一時終値ベースの最高値を抜く
・米インテル上昇、シティが収益見通し引き上げ
・シカゴ先物は堅調、大証比45円高
・投信大量設定による下支え
・銀行など内需関連株しっかり
・06年度上半期投資主体別売買、銀行10年ぶり買い越し
・パソコン用DRAM、大口価格が一段高
・8月の半導体製造装置受注41%増
・NY円相場は続落、1ドル117円78-84銭
・NY原油相場は反落
・NY金相場は7日続伸
・ロンドン株式、FTSE百種は小幅続伸
・ソフトバンク需給妙味、新興市場も見直し買い強まる
・中小企業の景況感、2ヶ月ぶり改善
・8月の建機出荷額20%増
弱気材料
・4-6月の米GDP確定値、2.6%に下方修正
・NY債券は続落、10年債利回りは4.61%
・日経平均、テクニカルリバウンドの上限に接近、達成感強まる
・ラマダン入りによる資金流入減
・先物主導による仕掛け的な売買による影響
・インデックス中心で物色の柱なく、個人は手掛けづらく
・フランクフルト株式、DAX指数は小幅下落
・工作機械受注観測調査、10月見通しはプラス1.5、9月からは鈍化
・国内景気の先行き不透明感くすぶる
留意事項
・個人投資家、3週連続買い越し
・8月の全国、9月の東京都区部消費者物価指数(CPI0)
・8月の家計調査
・8月の完全失業率
・8月の有効求人倍率
・8月の鉱工業生産指数速報
・8月の自動車生産・輸出実績
・8月の住宅着工件数
・8月の建設工事受注
・9月の為替介入実績
・臨時国会で安倍首相が所信表明演説
・閣議
・大和コンピューターがジャスダック上場
・ほくやく・竹山ホールディングスが札証上場
・9月のユーロ圏消費者物価
・8月の米個人消費支出(PCE)
・8月の米個人所得
・9月のミシガン大学消費者態度指数
・9月のシカゴ購買部協会景気指数
・セントルイス連銀総裁講演
・新規公開 大和コンピューター 公開価格2,800円