専業トレーダー DaTsU

2008/12/25(木)18:45

25日の日経平均 8599.5 (+82.4) ・東1部売買高 9.98 (億株)

マーケット概況 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・日経平均 8599.5 (+82.4) ・東1部売買高 9.98 (億株) ・同先物 8660 (+110) ・同売買代金 5,834 (億円) ・TOPIX 836.02 (+9.03) ・同時価総額 271 (兆円) ・東証2部 1906.72 (+3.5) ・値上がり 1018 ・日経JQ 1069.91 (+7.25) ・値下がり 546 ======================================================================    25日の東京市場は反発。薄商いのなか狭いレンジでのもみあいに終始した。 米国株高を受けて、終日堅調に推移した。日経平均は小高く寄り付いた後は、 8550円を挟んでの攻防が続いたが、大引けにかけて上げ幅を拡大。高値引け となった。  日中値幅、売買代金ともに今年最低を記録するなど、方向感に乏しい展開 となった。 日経平均の日中値幅は68.3円で今年5度目の100円割れ。今年最 低だった7月17日(76.8円)を下回り、2007年7月10日(55.8円)以来の低水 準となった。また、東証1部の売買代金は前日比45.5%減の5834億円で、今年 最低を記録した24日(1兆712億円)の約半分に落ち込んだ。  株券電子化の影響により、きょうから全銘柄が受渡日ベースで2009年相場 入りとなった。値上がり率上位の業種をみると、海運、商社など2008年に急 落した業種が散見された。反面、値下がり率上位には2008年に堅調な展開を みせた内需ディフェンシブ系が散見された。新年相場入りで、資源関連など には値ごろ感からリバウンド狙いの買いが入ったとみられるが、足元の商品 市況やマクロ情勢等を考えると、2009年は2008年の延長線にあるとみられ、 リターン・リバーサルの動きはさほど長く続かないと思われる。 新興市場動向    ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず 日経ジャスダック平均 1069.91 +7.25 2721万株 330社 263社 103社 マザーズ指数 314.99 -4.42 490万株 44社 139社 7社 ヘラクレス総合指数 476.43 -2.39 284万株 88社 60社 11社 ======================================================================  25日の新興市場は、日経ジャスダック平均が6日ぶりに反発、マザーズ指数 が続落、ヘラクレス指数が6日続落。新興市場は高安まちまちで寄り付いた後、 ジャスダック市場が底堅く推移する一方、マザーズ市場とヘラクレス市場は 軟調となり、小幅な値動きながら市場間で優劣が鮮明となった。  ジャスダック市場では、楽天が変わらず。フェローテックやセブン銀、J COM、マイクロニクス、フィールズ、ミマキエンジ、ソーバルなどが上昇。 マクドナルドやプロパスト、J・TEC、ペパボ、カルナバイオ、デジタル ガレージなどが下落した。  マザーズ市場では、グリーだけで売買代金100億円をこなしたが、小幅高に とどまった。ACCESSやNPC、サイバーA、ザッパラス、USJなど にも買いが入ったが、ミクシィやアクロディア、フリービット、フルスピー ド、ngi、日本風力開発などが売られた。  ヘラクレス市場では、大証や下方修正が嫌気されたアールテック、デジタ ルアーツ、ぐるなび、エン・ジャパン、日本通信などがさえない。半面、B Bネットやマネパ、ハドソン、ダヴィンチ、CFI、アパマンなどは高い。 ≪NY株式相場はダウ6日ぶり反発・主要経済指標が予想ほど悪化せず≫ □ダウ平均   :8468.48(△48.99) □ナスダック  :1524.90(△ 3.36) □日経225先物:8630   (△50:大証比) □為 替    :  90.35-40 □金価格    : 848.00(△9.90) □WTI原油先物:  35.35(▼3.63) □売り :990万株 □買い :610万株 □売越し:380万株 後場に入っても商いは低調のまま横ばい推移が続いた。午後2時に国土交通省が 発表した11月の住宅着工件数は8万4277戸(前年同月は8万4252戸)と 事前予想(前年同月比7.9%増)を下回ったものの、目立った動きはなく、市場 の反応は鈍かった。市場からは「個人投資家も年内は諦めムードで動かず、東京市 場の外国人投資家の一本槍なところが露呈した。株券電子化の影響で、三井住友やみずほなど一部の主力銘柄が取引できないことで裁定取引を取り 止めるなどの影響も出ている」(岩井証券  ・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 8571|NISグループ | 53| 18| 51.43| 2| 6728|アルバック |1234| 197| 19| 3| 8568|シンキ | 67| 10| 17.54| 4| 8013|ナイガイ | 47| 7| 17.5| 5| 6924|岩崎電気 | 140| 20| 16.67| 6| 4109|ステラケミ |1327| 177| 15.39| 7| 5998|アドバネクス | 79| 9| 12.86| 8| 3397|トリドール |380000| 41000| 12.09| 9| 8902|パシフィック |9600| 1000| 11.63| 10| 7745|A&D | 325| 33| 11.3| ・値下がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 5721|エスサイエンス | 3| -1| -25| 2| 3009|川島織物セル | 76| -23| -23.23| 3| 5912|日本橋梁 | 175| -37| -17.45| 4| 6793|山水電気 | 5| -1| -16.67| 5| 8963|東京リート投 |92300|-17900| -16.24| 6| 6453|シルバー精工 | 6| -1| -14.29| 7| 4098|チタン工業 | 126| -20| -13.7| 8| 6335|東京機械製作所 | 186| -29| -13.49| 9| 7608|SKジャパン | 158| -24| -13.19| 10| 6448|ブラザー工業 | 440| -60| -12| 9104 商船三井 547 +28 反発。調整一巡感が強まるなか、バルチック海運指数は5日続落となっているもの の、原油市況の急落による燃料価格の低下期待などを反映して、押し目買いの動き などが強まる状況とみられる。大手海運株は軒並み高、業種別騰落率では海運セク ターが上昇率トップになっている。 2206 グリコ 928 +15 堅調。米スティールが保有株を全株売却したと報じられている。先に同社では、立 会外取引で自社株買いの実施を行なっているが、市場の観測ではスティールの保有 株売却に対応するものといった見方が強かった。このため、インパクトは強くない ものの、明らかに先行きの需給不安の解消にはつながる形であり、プラス材料と受 け止める動きが優勢。 6728 アルバック 1234 +197 大幅高。経済産業省が、住宅向けの太陽光発電補助制度を開始すると発表、太陽電 池の普及拡大に伴う製造装置の需要増加が見込まれる展開ともなっている。また、 今月初めには、薄膜リチウム2次電池の製造を可能とする量産技術を開発したとも伝 わっているが、昨日の東芝のリチウムイオン電池新工場建設報道など、同電池分野 の成長期待もあらためて高めさせる状況となっているようだ。 3116 トヨタ紡織 687 +2 買い先行。前日に業績予想を下方修正、営業利益は400億円の従来予想から170億円 に減額しているが、ネガティブな反応は乏しくなっている。前日はトヨタ系5社が業 績予想を下方修正、うち、デンソーを除く4社が引け後の発表となっているが、同社 のみ、営業損益は黒字をキープする形となっており、相対的な評価は高まる格好に も。なお、トヨタの大幅下方修正の後だけに、他の銘柄も総じて下げは限定的。 8571 NISグループ 53 +18 急騰で一時ストップ高。前日に、米投資ファンドTPGとの資本・業務提携解消、 並びに、新たに中小企業保証機構など4社のもとで経営再建を目指すと発表してい る。信用リスクが高まりつつあった現況下、当面の資金繰り懸念は後退するとの思 惑も高まり、スポンサーの交代がプラス材料と受け止められる。また、TPGによ る解決金として、約24億円の特別利益計上見込みも発表されている。 ・米スティール、グリコ全株売却 食品株の保有減進める ・米年末商戦、失速鮮明に 売上げ不振、大幅値下げ効果薄く ・米個人消費、0.6%減 11月、5ヵ月連続のマイナス ・米政府、ノンバンクにも資本注入 個人向け金融の安定目指す ・日米欧、デフレ懸念強まる 予想インフレ率・長期金利 急低下 ・資金繰り支援の緊急保証制度、中小利用3兆円に 総枠の半分 ・09年度予算の政府案、雇用対策 総額5000億円規模に ・太陽光発電、家庭向け普及後押し 補助制度を来月開始、経産省 ・東証、第三者割当増資に規制 来夏メド、既存株主守る  ・いすゞ、全社員賃金カット 三菱自、管理職報酬を削減へ ・任天堂と電通、「Wii」に番組・広告配信 ゲームに次ぐ柱に ・トヨタ系6社、下方修正 今期業績見通し、国内外すべて不振 ・アサヒビール、英菓子大手の豪飲料事業を買収 735億円 ・来年の原油平均価格、45―50ドル エネルギー経済研予測 ・欧米製薬大手、日本で攻勢 ノバルティス、営業増員 ・石油元売り各社、来月以降も減産継続 出光、1―3月に7%減 ・民生用電子機器、11月の国内出荷額12.6% 価格下落加速 ・アパレル大手、主力ブランドの最低価格引き下げ 来年春夏物 ・アサヒビールと伊藤忠、牛乳を中国で増産前倒し ・船井電、厳冬期の販売攻勢 フィリップスの北米AV事業取得 ・日系企業の海外現地法人、10―12月の売上高指数が最低 ・スズキ、タイやロシアで工場建設延期へ ・ファイザーやノバルティスなど欧米製薬大手、日本で攻勢 ・ヒラノテクシード、太陽電池の成膜装置増産 子会社の技術注入 ・リニア新幹線計画の調査開始を指示、JR東海に――国交省 ・武田薬品の糖尿病薬候補、米審査終了は09年6月 ・セブン&アイの3―11月、営業5%増益 コンビニがけん引 ・ニッセンHDの08年12月期、最終赤字106億円に ・フタバ産業の4―9月期、営業赤字19億円 ・アンリツの09年3月期、40億円の最終赤字 円高など響く ・チャイナ・ボーチーの08年12月期、最終赤字24億円に ・ノリタケの09年3月期、初の連結最終赤字に 自動車関連が不振 ・マツダ、中部地区の2販社を統合 周辺地域の販売強化へ ・NIS、中小企業保証機構と資本・業務提携 TPGとは解消 ・イオンファンの3-11月期、単独税引き益28%減 ・カネカ、太陽電池増産を発表 2015年に年産100万キロワット体制ヘ ・日精工、今期純利益72%減に下方修正 自動車向けなどが不振 ・日野自、今期連結最終損益200億円の赤字 トラック販売減と円高で ・双日、ブラジル・ブラスケム社とバイオETBEの長期売買契約を締結 ・日立国際、今期連結営業赤字93億円に 減収と在庫評価減響く ・豊田織、09年3月期は創業以来初の営業赤字 販売減が響く ・乃村工芸が子会社保有の自己株を取得、発行済み株式の0.05% ・アイシン、今期連結営業損益100億円の赤字に 販売減と円高で ・ラディアHD、米2社連合への優先株発行を中止 株価急落で ・東芝、ベトナムに産業用小型モーターの新工場、輸出拠点に  

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