専業トレーダー DaTsU

2009/03/13(金)18:46

13日の日経平均 7569.28 (+371.03)・東1部売買高 27.94 (億株)

マーケット概況 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・日経平均 7569.28 (+371.03)・東1部売買高 27.94 (億株) ・同先物 7510 (+420) ・同売買代金 19,488 (億円) ・TOPIX 724.3 (+23.37) ・同時価総額 237 (兆円) ・東証2部 1763.58 (+9.58) ・値上がり 1235 ・日経JQ 998.6 (+4.15) ・値下がり 370 ======================================================================  13日の東京市場は大幅反発。日経平均は2週間ぶりに7500円台を回復した。 外部環境の好転を受けて、終日堅調に推移した。日経平均は小高く寄り付い た後に、7500円台を回復。その後高値圏のもみあいとなったが、大引けにま とまった買いが入りほぼ高値引け。今年2番目の上げ幅を記録した。 来週は戻り歩調が続き、日経平均は8000円を試す展開を期待したい。今後 の相場を占う意味で注目された日経平均の13日終値は、3月SQ値(7491.33円) を上回った。SQ値を上回って引ければ、翌週以降の相場は堅調になるという アノマリーがあるだけに、来週の相場は期待がもてそうだ。また、戻り待ち の売りが出やすいと目された25日移動平均を2ヵ月ぶりに上回ったことで、売 り圧力が減退すると思われる。その意味でも、寄り付き前の外資系証券の注文 動向がいつ買い越しに転じるか注目されよう。  相場格言で「節分天井、彼岸底」と言われるが、来週の彼岸を前に短期的に 相場が底入れした可能性が高そうだ。昨年3月も急速な円高進行などを受けて、 彼岸頃まで調整色を強めたものの、JPモルガン・チェースが16日にベア・スタ ーンズの救済買収を発表(FRBも資金支援を表明)したことを契機に、月末にか けて戻り歩調となった経緯がある。金融危機の震源地である米国では現在、シ ティ、JPモルガンなどが相次いで1、2月に利益確保したと伝わったほか、バー ナンキFRB議長による金融規制や会計ルールの見直し示唆、下院金融サービス 委員会のフランク委員長空売り規制の再開について言及するなど、金融危機へ の警戒感は後退しつつある。それだけに、昨年3月と同様の展開になる公算は 大きいと思われる。 新興市場動向    ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず 日経ジャスダック平均 998.60 +4.15 1146万株 296社 177社 97社 マザーズ指数 285.43 +5.47 84万株 106社 56社 12社 ヘラクレス総合指数 436.06 +8.05 236万株 81社 42社 21社 ======================================================================  13日の新興市場は、3指数揃って反発。米国株高を受けて日経平均株価が 大幅上昇したことから、投資家心理の改善が新興市場にも波及した。売買 高は依然乏しく、自律反発の感は拭えないが、ジャスダック市場とマザーズ 市場では売買代金に底打ち感が出てきたように見える。  ジャスダック市場では、楽天やセブン銀、JCOM、メッセージ、フェロ ーテック、第一興商、MTIなど主力銘柄が軒並み上昇。上場初日のUBエ ナジーは初値が2000円と公募価格(950円)を大幅に上回る人気を見せた。 フィールズやインデックス、ワークスAP、ファンコミュなどは下落した。  マザーズ市場では、ミクシィやサイバーA、フリービット、グリー、Vテ クなどが買われ、第三者割当増資を発表したアルデプロはストップ高となっ た。一方、ACCESSやOTS、DDS,アクロディア、ナノキャリアな どは売られた。  ヘラクレス市場では、大証やソフトフロント、ダイヤモンドD、ダヴィン チ、エン・ジャパン、シナジーMなどが高く、ハドソンやマネパ、オープン IF、テックファームなどが安い。 ≪NY株式相場は大幅続伸・ダウ平均7100ドル台乗せ、金融・GEなど急伸≫ □ダウ平均   :7170.06(△239.66) □ナスダック  :1426.10(△ 54.46) □日経225先物:7445   (△355:大証比) □為 替    :  97.65-75 □金価格    : 924.00(△13.30) □WTI原油先物:  47.03(△ 4.70) □売り :2260万株 □買い :1580万株 □売越し: 680万株 市場からは「急上昇にもかかわらず、上値の重さを嫌気する動きも目立たなかっ た。G20への期待があって売りにくいのだろう。ただ、指数が買われている状態 で、底割れ懸念の後退には早い。きょうの上昇も一時的な戻りではないか。日経平 均の強さに比べ、TOPIXの戻りが鈍いのも気になる。ETF(上場投資信託) の買い取り構想が報じられているが、TOPIX型の可能性が高く、思惑的なもの も感じられる」(国内投信 ・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値| 前日比| 前比率| 1| 8597|SFCG | 3| 1| 50.00| 2| 6708|エプソントヨ | 283| 75| 36.06| 3| 6885|ミヤチテクノス | 414| 80| 23.95| 4| 4779|ソフトブレーン | 2635| 400| 17.90| 5| 6974|日インター | 165| 21| 14.58| 6| 3605|サンエー・インタ | 642| 75| 13.23| 7| 8403|住友信 | 314| 36| 12.95| 8| 4704|トレンド | 2575| 275| 11.96| 9| 6333|帝国電機 | 1475| 157| 11.91| 10| 8907|フージャース | 947| 100| 11.81| ・値下がり率上位10傑 1| 6453|シルバ精 | 4| -1| -20.00| 2| 8913|ゼクス | 4090| -1000| -19.65| 3| 6756|日立国際 | 413| -80| -16.23| 4| 8742|小林洋行 | 285| -55| -16.18| 5| 9448|インボイス | 436| -73| -14.34| 6| 8423|フィデック | 5280| -670| -11.26| 7| 8577|ロプロ | 8| -1| -11.11| 8| 7868|広済堂 | 170| -19| -10.05| 9| 8571|NIS | 27| -3| -10.00| 10| 6731|ピクセラ | 162| -16| -8.99| 6770 アルプス 308 +31 急伸。ハイテク株の上昇が目立つなかでも際立つ上昇率となっている。特段の材料 は観測されず、売り方の買い戻しと見られる動きが主導する展開に。比較的、本日 の上昇率上位銘柄は信用取り組みで売り超の銘柄が多くなっており、全般的に買い 戻しの動きが優勢と観測されている。同社の場合、アナリストの売り推奨が多く、 ヘッジファンドなどの需給もショートに傾いているとみられる。ちなみに、先日、 電子部品セクターの判断を「強気」に引き上げているUBSでも、カバレッジ16社 の中で唯一の売り推奨となっていた。 9603 HIS 1491 +43 ゴールデンウィークに向けて、海外旅行需要に回復の兆しが見えてきたと報じられ ている。JTB、日本旅行、KNTなど旅行大手3社の欧州や豪州向け予約状況の好 調が伝わっており、同社に関しても連想感を高める向きも。なお、本日に第1四半期 の決算発表を予定、先に中間期業績の収益予想は上方修正している。 7282 豊田合成 1383 +113 大幅反発。全般的に本日も、需給がショートに傾いているような取り組み妙味銘柄 が上昇率上位を占める格好となっている。株式取得機構による上場投信買取報道な どが伝わっているが、こうしたパッシブ化への動きは、アンダーウェイト銘柄の買 い戻しにつながりやすいとの見方も。なお、同社に関しては、マッコーリーが投資 判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1250円から1500円に引き上げてい る。 6798 SMK 184 +15 急伸。山一電機との経営統合の検討を中止すると発表、業績不振の山一電機との統 合に伴うディスプレミアム懸念も嫌気されていただけに、好感材料視される格好 に。野村では投資判断を「3」から「2」へ格上げしている。ちなみに、もともと は今年10月に共同持ち株会社を設立する予定であった。なお、山一電機は本日売り 先行の展開に。 メガバンク 揃って買い気配スタートから大幅高に。BOAのCEOが今年の業績に自信を示 し、公的資金追加注入に否定的な見方を示している。シティ、JPモルガンに続 き、連日で金融機関の業績回復に対する見方が示され、信用収縮懸念の後退につな がっている。米国市場は金融関連株が主導する上昇となっており、東京市場でも同 様の動きが先行。 ・ニューヨーク原油先物、急反発――1バレル47.03ドル ・海外旅行復調、GWの予約好調 円高ユーロ安、欧州など人気 ・中国の金融緩和鮮明 通貨供給量2月20%増、融資も急増 ・中国の国有大手、独自開発車を投入 政府、技術力など後押し ・トヨタ、200万円切る新型ハイブリッド車 2011年メド ・銀行等保有株式取得機構、上場投信買い取りへ 政府・与党検討 ・G20会議、きょう開幕 日米欧「財政」「金融」綱引き ・世界の工場稼動6―7割 09年見通し、自動車・半導体など ・北朝鮮、試験通信衛星の発射 来月4―8日 日本上空越す計画 ・損保ジャパンと日本興亜統合へ、本日発表 自動車不振が背押す ・KNTなど旅行大手、ゴールデンウイークの旅行予約好調 ・スーパー、格安衣料競う 西友は1470円ジーンズなど ・アステラスがTOBの米バイオ企業 米同業が買収で合意 ・定昇維持、パナソニック・ホンダも 賃下げ回避、動き広がる ・JVC・ケンウッド、ビクター新橋ビル売却 資産リストラ ・三菱重工、ガスタービン開発 発電効率と出力、世界最高 ・三洋電やオムロン、中小店の省エネ支援拡大 法規制にらむ ・バンダイナムコなど、電子マネー実証実験 機動的値上げにらむ ・デンソー、福島のカーエアコン工場の稼働を11年春に延期 ・任天堂、英で「Wii」出荷価格を引き上げへ――ポンド安受け ・アサヒ、英キャドバリーの豪飲料事業買収は758億円で最終契約 ・東武やソフトバンクなど上場企業、CBの繰り上げ償還相次ぐ ・ソフトバンク、携帯電話の割賦債権流動化を再開――機関投資家向け ・USENの今期、経常損益トントンに ・セントラルユニ、今期純利益13%減 3億8000万円に下方修正 ・三菱重工、発電効率世界最高のガスタービン 年50台の量産へ ・トイザらス、今期7億円の黒字に ベビー用品伸ばす ・タキヒヨー、09年2月期連結業績予想を減額、一転最終減益に ・セイコーエプソン 、ソニーと中小型液晶事業で提携協議を開始 ・アルデプロ、08年8―09年1月期174億円の最終赤字――保有不動産の売却低調 ・蝶理、09年3月期は最終利益30億円の見通しに 《新規上場》  ユビキタスエナジー(3150)  

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