マスタリーの道

88歳になる祖母の具合が悪い。

脳溢血で脳死の状態で、意識が戻ることは
ないそうだ。
今は呼吸器でなんとか命をつなぎとめている。

私はおばあちゃんっ子で、小学生の頃など
一人で泊まって畑で採れた作物を農協に持って行くのに
ついていったものだ。

死んだらどうなるの？
こんな質問を祖母にしたこともある。
答えは忘れたが、死ぬことに恐れを感じていた
子供のころに自分を優しく抱きしめてくれた。

祖母が倒れたの一報に悲しくて思わず涙したが、人間死んで終わりではないだろう。
再会したときに恥ずかしくない自分になりたい。


祖母の家の壁に貼ってあった言葉

この世は嫌なことばかり
それでもやらねばならぬことばかり
どうせやるなら明るく楽しんでやろう
私の人生だもの

誰の言葉か知らないし、少し違うかもしれないが。。
嫌と感じるかは自分次第だから、この世が嫌なことばかり
とは全く思わないが、何か困難があると思い出す言葉だ。

とにかく頭の回転が早く、明るいおばあちゃんだった。
ずっとずっと大好きである。