クリスマスマーケットでの現地の人の醍醐味は温かい飲み物を飲みながら仲間と談笑することです。体が温まるように作ってある飲み物なのですがわざわざこんな寒い外で飲んで立ち話しなくてもいいんじゃない、と思ってしまうのですがクリスマスといえばこれをするのが定番、習慣になっているのでしょうね。
さて、実際に訪れるまでは飲み物はどこも一緒じゃないかと思っていたのですが実際には国ごとに明らかに違いがあることがわかったのでちょっと書いてみたいと思います。

クリスマスマーケットの飲み物として連想するのはグリューワインだと思います。ワインを温めてシナモンや香辛料、砂糖やフルーツなどを入れた少し甘いお酒です。これは日本でも知っている人はけっこう多いと思います。クリスマスマーケットの存在を知らなくてもグリューワインは知っているという人もいると思います。
その場で作ってると思っていたのですが、どうやら工場などで事前に色々入れて加工しているものを屋台では温めているだけのものがほとんどのようでした。でもBioのものや自家製のグリューワインも少しですが見受けられました。
オーストリアではPunschという飲み物も主流のようでほとんどの屋台にメニューにのせてありました。グリューワインはなくてPunschだけの屋台もありました。
はじめはどんな飲み物かもわからなくて頼むのが怖かったのですが、どうやらこれはラムなどのリキュールにグリューワインと同じようにシナモンや糖分を入れて温めたもののようです。これをベースにリンゴジュースやオレンジジュース、ワインなどをたしていろんなバリエーションが存在していました(アルコールが入っていない子供が飲めるものもあります)。
その中でもどうやらアップルプンシュが定番のようでした。グリューワインより甘めで飲みやすい印象がありました。僕が飲んだ屋台は最初から完成しているのではなくてその場で割るものをたしていてさらにレーズンが入っていてとてもおしかったです。
Punschで僕のおすすめはビールで割っているBierPunschです。これは甘さも強く感じずお酒なかんじもあるのでグリューワインよりもかなり好みでした。
ドイツでもこれを飲もうと思っていたのですがPunsch自体が存在していなくてグリューワインしかないことにとても驚きました。たぶん二度ぐらいは見かけたとは思いますが。

グリューワインやプンシュはこういうカップで飲みます。これはマーケットごとに柄が異なっていてこれを眺めるだけも面白いと思いますしクリスマスの雰囲気を感じますよね。
トリアーでは屋台ごとに違っていてブーツの形をしているものもありました。
写真のはヴィースバーデンのです。今回見た中で一番素敵だったのがこれです。
あと容器で発見したことが二つあります。
オーストリアはカップの容量がほとんどは350mlだったのにドイツは250mlが主流だったのです。オーストリアでこんなにいらないよと思っていたらドイツではちょうどいい量だったのです。それにドイツのほうが1ユーロぐらい安いなあと思っていたらそういうことだったということがわかりました。
あと、ベルギーではこういう専用カップがないことがないのも驚きでした。紙コップで提供されているのです。量も250mlもないような気がしました。国によってこんなにも違うのだという発見でした。
専用カップは購入するときにデポジットで余分に払っていて飲み終わって屋台にカップを返すとお金が戻ってくる仕組みです。
それとベルギーではヴァルムビーア(オランダ語でこう呼ばれていた気がします)というものがあります。日本ではグリュークリークと言ったほうがベルギービールが好きな人にはわかると思いますが、これはさくらんぼ(クリーク)の果汁が入っているビールを温めたもので、温ためて飲む用に専用で製造されていて瓶でも売っています。
日本では新聞でもとりあげられているしクリスマスビールと共に冬の定番になっているのですが(ベルギービール好きの中ではですが・)、どうやらベルギーではクリスマスマーケットに登場したり一般的に知られるようになったのはこの一、二年のようなのです。
たまたま話をした現地のガイドさんや知り合いのオランダ人も最近知ったと言っていました。僕は5年も前に日本で存在を知っていたのにです。

写真はティママンスのブースです。クリークといえばやっぱり赤なんですね。
味は大量生産的で深みがなく甘みもおいしい甘みではなかったです。前から飲んでるリーフマンスのほうがおしかったです。ただリーフマンスは倒産して買収されたので今後もう飲めないかもしれません。
ということで飲み物だけをとってもクリスマスマーケットは楽しめます。国ごとにも違っていたのも面白かったです。