クロアチアとスロベニアのワイン
僕はドイツワイン好きですが、いちおう資格を持ってる身ですし現地で飲むとおいしいワインに出会える確率が高いので、ワイン産地のあるヨーロッパの国を訪れるときにはその地のワインを飲むようにしています。事前に勉強はしますが、ちゃんと把握しているわけでもなく、ワインバーやレストランなどで手頃な値段のグラスワインを飲む程度なので、その国のワインに少しふれる程度ですが、それでも傾向などは理解することができます。代表する品種と産地はおさえるようにしていたり考えては飲んでいます。ということで一週間いたクロアチアとスロベニアでもなるべくワインを飲むようにしました。産地までをはっきりと意識しながら飲んでいたわけではないので、ふたつの国のワインの違いを書きつつ特徴を書くぐらいにとどめます。大雑把にいってしまうと、クロアチアは地葡萄の品種が中心でスロベニアは日本でもよく知られているフランスでも使われている葡萄品種が中心でした。とはいえどちらもフランスやイタリアとは異なる独特の味わいでした。でもスロベニアのほうがわかりやすい品種なのでなじみやすいかなと思いました。そしてスロベニアのワインは下のクラスでもおいしく飲めるワインは多く、むしろ同じ値段を出すならフランスやイタリアのものよりおいしいと思えるワインが多いような気がしました。高いのにはしっかりしたものもあると思いますが、手ごろなものは比較的ライトなタイプが一番良いような気がしました。ライトとはいえどカベルネソーヴィニヨンもなかなか良かったです。白ではピノブランなどがあり、イタリアのワインより僕は好きでした。クロアチアのほうは気候の特徴もあるのかイタリアのようなテイストの赤ワインが多かった気がしました。多少濃いめで熟した葡萄を感じるタイプです。ただ土地の風味で異なるテイストに仕上がっています。こういうワインは低価格ではなくそこそこしっかりとした造り手のほうが良いような気がしました。そういう価格帯のワインはコストパフォーマンスも含めて他の国に比べて秀逸だと思いました。ということで、気軽に飲めるタイプのおいしいワインに出会えるのがスロベニア、ワイン好きも納得するワインに多く出会えるのがクロアチアかなーと思いました。とはいえクロアチアの北のほうはスロベニアと似ているものもあると思うので一概にはいえないとは思いますが大きく括るとそんなかんじだと思いました。この二つの国のワインは、すーっと飲みやすいタイプも多くコストパフォーマンスも良いので日本に輸入されてたら好意的に受け入れられるのではないかと僕は思っています。東のほうではオーストリアが注目を浴びていますが、クロアチアとスロベニアも日本でもそのうち火が付つくよう気がしています。