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2007年08月23日
XML
テーマ:REDSTONE
カテゴリ:小説
「ここにあるって情報はデマだったみたいだねー」
「そうね」
 暗い監獄の中でその声は生まれた。
 男と女、二人分の声。
 ――フォーリン望楼。
 そう呼ばれる小高い丘の上に建造された望楼の地下。
 そこには人ならざるものによって造られた、人に人としての終焉を告げるための空間があった。
 至る所に見受けられる拷問器具。
 打ち捨てられ散在する『人』だったモノ。
 随分昔に棄てられてしまったらしいこの地下は、その年月を思わせるカビや埃、そして腐った肉の臭いで溢れ返っていた。
 既に小動物などの食い荒らせる部分も持たないほどに朽ちてしまったモノたちは、その虚な空洞から声の主の二人を恨めしそうに眺めているようだった。
 声の主達はその地下の奥にある狭く薄暗い通路を歩いていた。
 歩くたびに、片方からは石畳とぶつかり合う金属的で硬い足音がしっかりと、もう一方からは質量を感じさせない存在感の希薄な足音がかすかに聞こえてくる。
 後者はおそらく意識すれば足音は全く消してしまえるに違いない。
「さっさと出てギルドに帰りましょ」
「すず、不機嫌だねぇ」
「あったり前でしょ! こんな気持ち悪いとこ、早く出ちゃいたいの!」
 すず、と呼ばれた女性は横目で通路の端に設けられた排水路を眺め、そこに濁った水や何かの骨を確認すると大きくため息をついた。
「なんだって私がこんなとこいるのよー……」
「仕方ないだろ、ここの秘密ダンジョンに入れるのは僕とすずだけだったんだから」
「トラーン、こんなところ『タウンポータル』で早く出ようよー」
 トラン、と呼ばれたしっかりとした体躯を持つ男は人差し指で頭をポリポリと掻く仕草を見せる。
 そのまま少し歩いていると狭い通路が開けた。
 天井の見えないほど広い空間、光源は周囲の魔法光のみで見通しは悪かったが、ここもどうやら拷問器具や人だったもので埋め尽くされているらしかった。
「んー。まぁ、確かにもういいかもね」
「早く早くー」
「はいは――すず!」
 急かしてくるすずを宥めながらトランが変身しようとしたとき、周囲に走った殺気を感じ取ってトランはすずに確認を取る。
「わかってる!」
 トランよりも数瞬早く気づいていたらしいすずはすっかり戦闘体制を取っていた。
 先ほどまでの緩みは全くなくなり、今の彼女は触れるもの全てを切り裂いてしまいそうなほどの緊張感に包まれていた。
「トラン、エレメだけはお願いね!」
「分かってるッ!」
 すずの言葉に答えるとトランはそのままエレメと略される持続型範囲魔法を唱える。
 トランが持っていたメイスで地を叩いたのを合図に、彼の周囲に6体の元素の精霊が姿を現した。精霊たちは、光の玉のような形状でそれぞれ彼の周囲を周回していたが、彼がメイスを上げるのを合図に方々へと展開すると巨大な包囲陣を形成する。
「準備オッケーだよ!」
「上出来ッ!」
 すずはトランの合図に答えると愛用の槍を取り出し、それを片手で器用に回しながらもう片方の手へと受け渡す。
 そのまま両手でバトンのように回しながら殺気を放ってくる魔物たちにどこか扇情的な声で告げる。
「今日は気分が悪いから、」
 槍をカッと前に立て、周囲を睨み付ける。
「さっさと終わらせてあげる」
 その瞬間、暗闇からコーナイトと呼ばれる斧を持った魔物や、拷問の結果に魔物へと堕ちてしまったゾンビたち、それらが一斉に襲い掛かってきた。
 その数、およそ20。
 すずはこれだけ多くの敵を目の当たりにしながらも全く動揺することなく、唇の端を少し歪めて笑う。
 同時に槍を持ち上げると頭上で回転させながら、自身の魔力をその槍に込める。
「ファイヤー・アンド・アイスッ!!」
 彼女の魔力を乗せ回転する槍に力が宿る。
 片側には炎を、もう片側には氷を召喚。
 燃え上がる赤と、凍てつく青。
 透明度の高い二色の交わりによって幻想的な色合いが作り出される。
 さらに、周囲で陣を張っていた精霊たちがその炎と氷それぞれに祝福を与える。
 小さな光がすずを包むと、精霊がふっと槍に息を吹きかける。
 すぐさまそれは魔法自体の力を跳ね上げ、威力が倍化する。
 烈火と烈氷の協奏曲。
 周囲の魔物たちは炎で焼かれ、氷で動きを封じられ、悲鳴を上げながら崩れ落ちていく。
 開始から終了までは、彼女の言葉通り早かった。
 静まり返る地下の空間に、立つのは二つの人影のみ。
「はぁ、さっさと帰りましょ」
「そうだな、っと」
 いつの間にか天使に変身を終えたトランが『タウンポータル』を展開する。
 ポータルの奥から街の活気が少しばかり溢れている。
 それをくぐりながらすずが一言呟く。
「もうここには来たくないわ」
「何でだい?」
 不思議そうに首を傾げているトランに彼女は気だるげにヒラヒラと手を振って、
「断末魔の声がうるさ過ぎて仲間の会話すらろくに聞き取れないからよ」
 そういうと、ポータルをくぐって行った。
「確かに」
 トランは小気味よく、くくっと笑うとすずに少し遅れてポータルをくぐる。
 人のいなくなった地下。
 ポータルが消えたことによっておきた小さな風が、残ったわずかばかりの灰たちをほんの少し揺らしたようだった。


=====あとがき=====
なんとなく勢いで書いてしまいました。

ブログの方向性として迷走してますね。

とりあえず勢いが残ってたら続きでも。

退かぬ!媚びぬ!省みぬ!

で頑張りたいと思います。






最終更新日  2007年08月23日 23時58分00秒
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