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カテゴリ:スマイル
過去の冤罪が晴らされ、「無罪」判決が言い渡された場面を画面に映し出した意味。 無罪 ときいて涙するビト。 どれだけ「冤罪」が彼の心にのしかかっていたか。 自分のものではない罪で裁かれることの重さを感じた。 冤罪が晴らされるというのは、ほかならぬ「自分自身」を正しく認識されるということだ。 あのビトの涙の意味と重さ。 リピートするとずっしりと心に迫る。 存在することの意味。 存在そのものに意味があること。 それは自分一人で手に入れられるものじゃない。 親が与えてくれるその「意味」を、林は最後まで誰からも与えられなかった。 ビトは与えてもらえた。花や、一馬や、町村フーズのみんな、キンタやブルに。 でもそれでも、はっきりと完全に手にできたのは、死が目の前に迫ったときだった。 遅すぎるけれどそんなもの。ビトが自分を肯定できる材料は少なすぎるのだから。 本当は、 逃げないことも、負けないことも、受け入れることも 戦いの一つなのだ。 抗うことだけが戦うことだ、立ち向かわねば戦いとは思えないと決めつける人。 料簡が狭いなあと思ってしまう。 ビトは、その悲惨な生い立ちや境遇に立ち向かいはしなかった。 でも流されているようで本質はなんら変わらなかった。流れの中で彼自身は途方にくれながらも立ち止まっていた。それもまた、ひとつの戦い方。戦うという意識はなくてもね。 勇気にも戦い方にもいろんな形がある。 それもまたこのドラマで再認識できたこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/06/27 01:42:22 PM
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