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カテゴリ:ドラマ
毎回同じことしか書いてませんが。
もう、ね。なんといいますか。 格が違う。 とにかく目が離せない。どうなるか気になって仕方ない。 今日の漢字ノートの使い方のような小技も効いてます。 だがしかし、葉菜さんと女医さんの会話といい、鈴原家での最後のやりとりといい、その間のつぐみの表情、涙といい。 人間の描写が出色、そして人間関係の描出が際立って上手い。 粉飾してごてごてアピールするのではなく、必要最小限のエピソードで象徴的に描く。 でもその隙間をきちんとセリフでふさいでゆく。 ほとんどセリフで流れていくドラマなのに、うねりと動きを感じられるのは役者の力量と演出のうまさなんでしょう。 音楽の使い方がまた抜群です。 それぞれの人物の母性。 種類が異なりながらも確かに全て無償の愛をそそぐ聖なる母性。 それを見事に描いた6話だったと思います。 ツグミを虐待していた道木母。 彼女にも母性はあるのでしょうか。次ではそれが描かれるのでしょうか。 一介の視聴者の自分からすれば、ずいぶんと手前勝手な母親だと唾棄したい思いに駆られますが、しかし子供にとってはどんな親でも実はかけがえのない親なのです。 これはドラマだから、奈緒とツグミの間に確固たる母娘の情が通いますが。 現実的には、どんな親だろうと子供は親を求める。 他人には埋め合わせも代替もできない。 それが血ってもの。 実際のケースを目にすることが多いので、それは実感として感じるところなのですが。 でも、でも自分の目で見てる部分だけが100%ではないので。 もしかしたらこんなドラマのようなケースもあるのかもしれませんね。 誘拐ってのは論外で、ドラマならではの展開なんですけど。 でもこういう引きがあってこそのドラマなので。 そして、その根幹の非リアルな設定を実に上手く料理して、人間と母性を浮かび上がらせる作品に仕上げていると思います。 いやーほんとに。 脚本、演出、演者の演技。 全て完璧と思ってしまうドラマです。 自分的には「大地の子」に匹敵します。この感動。 ドラマ以上に作品としての質に感動してる部分もあるかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/20 07:24:42 AM
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