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カテゴリ:夏の恋は虹色に輝く
リピートしました。 面白かったところがないわけではない第9話。 前半部分はヒマワリのイベントを除いてなかなか見どころ満載でした。 ラストの衝撃が強すぎて、そこら辺が吹っ飛んじゃってたのね。
詩織と想いが通じて「愛を確かめ合った」と語る大雅ののろけ具合が絶妙です。松本さんこういう演技もできるようになったんだなあ。 銀次郎二代目の話を聞いて喜ぶ松坂さん。そこはかとない愛惜がさりげない空気に混じる。いぶし銀らしからぬ可愛らしい松坂さんですが演技はいぶし銀。 その後詩織に電話をかける大雅。いい雰囲気です。詩織が優しい。この時ばかりは大雅も詩織に癒されている。 桜の仕事場に訪れて大雅の話を持ちかける詩織には唖然。というよりそんな場面設定にした脚本だか演出だかに唖然。せっかくの掛け合いにけちが付いた格好。初めて大雅の良さが他人の口から語られる?ことにちょっとほくそ笑む。二人とも大雅についての見解は共通している。 なのに。これが分かっててなぜ最後の一言になる詩織さん。 ワークショップ。これがカタルシスにつながらないのが辛い。 手作り弁当の卵焼き食べながら「甘いな…上手いな」の大雅が可愛い。のろけ第二弾。松本さんこんな演技もできるようになったんだなあ。小手先の上手さというか。今までの松潤さんになかったもの。 バイトの収入を計算する大雅。生活ってものに正面から向き合おうとしてます。それもこれも詩織と海のため。 名前呼ばれて「二世俳優だからか」と揶揄される大雅。ひとりぽつんとフロアに立ちすくむ姿が泣けてくる。大雅、たのむから幸せになってほしい。と切に願ってしまうショット。 イラブーいいやつ。こいつは大物になるぞ。 有栖川さんいわく、大雅が二世俳優だから選んだ。父ちゃんの芝居のかけらもない、そのギャップがいい。 大物俳優の息子でありながら、大雅は影響を全く受けてない白紙ということでしょうかね。食らいついていく情熱と、空っぽな中に何かを見つけて今しばらく鍛えてみようと思ったってことでしょうか。七光りで温情をかけたとは少し違うかもと二度めにして感じました。一度目は結局親の七光りかよと忸怩たる思いを抱いていたのですが。 有栖川さんの「おもしろい」の言い方がそうじゃないんですな。お情けで残してるわけじゃない。「おもしろい」部分を本能的に感じ取ってる様子です。 もっともワークショップの様子を見ていて他の役者さんとさほど遜色があるわけではない松潤大雅君です。演技に明らかに分かるほどの差異をつけるのは難しいものですよね。だって雰囲気や存在感と言ったものは感じる人の感性によって千差万別なんですから。 さて、有栖川さんの言葉、とらえようによっては自分をバカにしてるように思えなくもない。親のコネで拾ってやったとも取れるからです。しかし大雅は自分を「おもしろい」と評してくれた嬉しさと有栖川さんへの感謝が抑えきれません。 これが「おもしろい」所なのかもしれない。 事務所に報告に行った帰り、詩織と歩く大雅。微妙な距離感ですが空気は近いです。 アパートの場面。大雅はいいやつです。本当にいい人間です。 旦那の話が出ても以前のようにパニックを起こしません。むしろ詩織さんは終始大雅の様子を気にしています。詩織さんの中で完全に大雅が愛する人になってるんだなと感じさせます。同時にこの場面で、詩織さんは大雅の寛大さ包容力に触れているはず。彼が自分たち親子を見てくれていることも感じ取っているはず。 なのになぜ最後のあのセリフ… 祭り場面は言語道断。ありえない。最後の海の拒絶を描くためにとってつけたようなエピソード。お兄ちゃんが最低最悪の人間に。 詩織と桜のランチ。これも事務所でやってた予告のやりとりの方が良かった。海の障害なんかいらないからこの二人で真剣に大雅をとりあえばよかったんだ。でもそしたら詩織さんが負けちゃいます。だからここは予告よりうんと軽くホームドラマテイストで逃がして、海をメインに据えちゃった。そこは失敗してると思う。 佐藤さん演ずる高見さんが事務所に。大雅への語りかけでまたまた父親の偉大さと愛と芸能界にも存在するかもしれない人の絆の温かさを感じさせます。お礼を言う時の「ありがとうございます」一回目。やはり小技きかせられるようになってきている松潤。 いよいよバイト代で買ったクレヨンを渡しに来る場面です。 ここはいずれしっかり論じたいですが、大雅があまりにも哀れで切ない。 ことに最後の詩織さんの一言は個人的に許しがたいものがありました。って、私が許すものでもないんですが。 詩織は無神経に大雅を傷つけてそのことに全く気付かないことが多々あります。 個人的にここの大雅の台詞は早急に過ぎたきらいはあっても決して的外れでも間違っているわけでもないと思います。彼のとった態度も発言も、人間として間違ってない。男としても間違ってない。と思うのであります。そこんところを語りたいけど今日は眠たいので控えよう。 ラスト。取り落して足元に散らばるクレヨン。 大雅の優しさ、思いやり、詩織と海への心遣いを具現化したもの。 詩織はここぞというところで大雅を拒絶し、海と二人の世界からシャットアウトしたのです。 茫然と立ちすくむ大雅。 見ててとても辛かった。
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