|
カテゴリ:夏の恋は虹色に輝く
直前に認めといてよかった。
※えーと。最初に御断りを。 ワタクシ松潤さんの大ファンゆえに、松潤ドラマを1回目は平常心で見ることができません。かなり緊張しながら見るので、初見の感想はドラマ自体の印象にすぎません。ドラマの詳細および演技云々に関しては2回目にゆったりと見て初めて気づくことが多々あります。以上、お知りおきください。 さて。ということで。 最終話で一番感動したのは客席から見守る父親の幻影に頷く大雅でした。 伊東さんすごいなあ。そしてそれを受けた松本君もすごくよかった。 父親の幻影を背負いながら生きてきて、そこから離れ、違う俳優としての道を歩き始めた瞬間だった。そこはすごくよくて、ぐっときた。 舞台の場面は全てとても良かったし見応えがありました。松潤さん、舞台映えするねえ。声もいいね。 それからおおっと思ったのは大雅君が今までの台本を全部読み込み、全部の台詞を覚え込んで場面解釈を施していたこと。 大雅君すごい。頭でっかちとは言われていたけどそんじょそこらの頭でっかちとはわけが違ったわけだ。ここは大雅君かっけー!と思いましたね。 この物語、詩織さんとの恋愛物にせず、大雅君の成長物語にした方が良かったですね。 8話まで恋愛物としてもりあがったのですが、9話10話は恋愛物の体をなしていません。 障害であったはずの海は詩織の説得であっさり大雅を受け入れる。 たったそれくらいのショックだったんかい、という話です。それなら事前に軽く海に話しておけと。なんであんな大雅に酷い言葉を投げつけたのか。未だ持って不可解です。余計に不可解になりました。 そして、大雅君は何を考えたのか北村勇樹さんの墓参り。 それも離れている間にです。 大雅君の行動も不可解でしたが――ひょっとして旦那さんのことを聞きにいったんですかね。 つーかそういう所に時間を割くべきでしょうよ。 海の障害が詩織の説得であっさり決着がつくのなら、蒼空の見送り場面なんてほんっとうに無用の長物。その尺を墓参りした場面に回して、大雅の心情を詳らかにするべきです。 かくして詩織は詩織のパートで話が進み、大雅は大雅のパートで話が進み、全く交わることのないままなぜか障害は解消されてなんとなくだらだらとハッピーエンド。 私はなぜ大雅が詩織に感謝するのか、感謝してると言われて詩織がなぜ頷けるのか!ち――っとも理解できませなんだ。 10話に至って、やっぱりこの女性とは一緒になるべきではなかったよ大雅君、という結論に達したのです。だから最後の海の場面もなんら感慨がなく。 大雅君にまつわるエピソードは全て好きでした。大好きでした。 しかし、詩織さんにまつわるエピソードはいらないと思うくらい入り込めませんでした。 詩織さん、結婚するつもりもなく大雅に告白していたんだと知ってびっくりです。 桜がおまじない教えてあげるとデートに誘うくだりは良かったですね。 あそこで「どうかした?」と聞く大雅が優しい。そして男前。 自分もいっぱいいっぱいだけど、話聞くくらいはできるよ、って。 桜との場面では大雅はいつも男らしく、そして可愛らしく、優しく頼りがいのあるいい青年になります。 やっぱり桜との方がよかったんじゃないですかねえ。 最後劇場で海が大雅に耳打ちするところは可愛かったですがね。 大雅と海は仲良くやれるかも。 返す返すも詩織さんがネックの作品でした。最後までネックだった。 なんだかなあ。 見直すと9話がそれなりに観られる話へと変化したように、この最終話ももう一度見直すとそれなりに観られると思えるようになるのかもしれません。 初見の感想はそんなところです。 あ、大雅君が抜擢されたくだりと、かまずに台詞が言えた場面も好きでした。 思わず言えた――!って喜んじゃった(笑) 事務所のみんなや真知子さんが大喜びしたのがよくわかります。 あっちゃこっちゃ感想は飛んでしまいましたが、こんなところかな。 後日見直して、思う所があればまた感想を改めて書きたいと思います。 初見はこんなとこかなあ。 大雅君、本当に好きでした。 大雅君に会えなくなるのはとっても寂しい。本当に寂しい。 松本君初め、このドラマにかかわったみなさん、本当にお疲れ様です。 そして松本潤さんには、 こんな素敵な大雅と言うキャラクターを作り上げてくれてありがとうと言いたい。 大森さん。最終2話は詰め込み過ぎ。各エピソードの掘り下げもできず、キャラクター相互が干渉もせず、絡みあうことのないまま平行線、その溝をつなぐために手紙というナレーションで穴埋めするなんて最低ですよ。 やっつけ仕事もいいところだと思います。 詩織さんが魅力のないわけのわからないキャラになったのは、あなたの責任が大きい。 そして演出の澤健さん。どの程度演技解釈を役者の方と練られたのかわかりませんが(そんな暇はなかったのでしょうか)最終回の詩織の厚かましさと自信過剰ぶりはありえないと思いましたよ。表情一つで解消できる事柄なのに。 なぜそういう演技を求めたのか私にはよくわからない。 ああでも、一回目の感想ですから。 見直すとまた違うところに行きつくかもしれません。 書きなぐりってことで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[夏の恋は虹色に輝く] カテゴリの最新記事
|