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カテゴリ:松本潤
といっても、松本潤さんに特化した感想です。
立川聾学校の生徒たちとともにタップダンスに挑戦。 出来上がったパフォーマンスは素晴らしく、ほぼ、一糸乱れぬタップダンスを披露してくれた。 身体能力も理解力も、人っていろいろで、中には不得意な子供もいると思うんだ。 なかなかできなかった子もいると思う。 ましてや、耳が聞こえなかったり、聞こえにくかったり。 タップの専門家、プロ中のプロであるHIDEBOさんがそう言うからには、やはり並はずれて困難な挑戦だったんだろう。 素人の私でもその難しさはなんとなく想像がつく。 タップが踏めましたね、よくできたね。 みんなでタップを踏んで全国の皆さんに見てもらえたね。 頑張ったね。 たいていはそのラインで終わらせると思う。 踏めるようになるだけでもたいしたものなんだから、普通そこが及第点だ。 でも、松本潤(とHIDEBOさん)はそこで終わらせなかった。 全体の動きを揃え、タイミングを完璧に揃え、音を揃えられるところまで望んだ。 それは、たぶん、耳が聞こえてる初心者に対して要求するのと変わらないレベルなんじゃないか。 そして、気持ちが零れ落ちそうになる子供たちに向けて、「虹」を語った潤さん。 あの手話が、最も自分の胸に突き刺さった松本潤だった。 心のこもった手話と言葉と声音。 よく「質量のある」って表現を使うんだけども、この手話もまた「質量」のあることばだった。 実がある、と言ってもいい。温もりがある、と言ってもいい。力のある言葉。 (余談だけれど、こういう力のある語りを見る度に、この人は教師に向いてるなあと思うんだ。) 子供たちの表情が引き締まり、目の光が強くなる。 耳が聞こえないとか聞こえにくいとか、そんなことはステージを作り上げるときには関係ない。 できるまでやる。やり遂げるって、耳が聞こえたって同じで、練習で乗り越えていくしかない。 そのための困難は倍もあるかもしれないけど、でもそれは実現不可能ってことじゃない。 絶対にできる。 そうやって信念もって行く手を示す。 同情とか譲歩とか妥協とか、全然なくて、「いいステージを作り上げる」ことをともに目指す。 それにくらいついてきた子供たちに、心からスタンディングオベーション。 すごい根性だよ。本当に感動した。 まるでスポコンドラマのようだったなあ。でも現代では成立しなくなってるスポコンドラマを成立させてしまった松本潤とHIDEBOさんにも心の中で拍手を送るよ。 日本でも有名なアイドルという立場が効力を発揮するところも多々あろうけれども、それに寄りかかっていたら子供たちは絶対についていかない。 そういうのを剥ぎ取って、一人の人間として同じベースに立って対峙したから、子供たちがついていこうって思えたんだと思う。たぶんね。 彼はチームのリーダーとして、チームをまとめて引っ張った。 強くタップを踏んだり、体を大きくわかりやすく動かしたり。 よりレベルの高いパフォーマンスを完成させるためにどうすればいいか、HIDEBOさんたち指導者とともに練に練ったんだろうと思う。 そして、あの舞台が完成した。 見事だったなあ。 子供たちの笑顔が輝いていたよね。楽しそうにタップをしてるのが目に焼き付いている。 体を動かすのが大変な子もいただろうに、あれだけ動けてたっていうのがまた感動だった。 みんなでできたよ、よかったね以上の、一つのパフォーマンスとして成立していたタップダンスを完成させられた経験は、そこに至る汗と涙の記憶とともに、ゆるぎない自信になるよね。していいよね。 感動でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/08/30 03:12:29 PM
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