第36回長野県アンサンブルコンテスト 中学校の部 長野県大会
開催日:2011.1.29(土)10:00開演場所 :長野県松本文化会館大ホール(2,000名収容) 2年ぶりに長野県アンサンブルコンテスト中学校の部・県大会に行ってきました。プログラム 表彰 中学校名 編成 自由曲1.銀 箕輪 (上伊)打6 バリ島からの幻想曲'842.銀 鎌田 (松本)打3 トリオ・パー・ウノ3.銅 伊那 (伊那)打4 雅(みやび) 4.銀 裾花 (長野)打5 マリンバ小協奏曲「ザ・ウエーブ」5.銅 諏訪南(諏訪)打4 アンネリダ タンツエーリン6.銀 相森 (須坂)木打8 6本のクラリネットと二人の打楽器奏者のための「インプレッションズ」7.銀 旭町 (松本) 木管8 「ダフニスとクロエ」第2組曲より"全員の踊り"8.金代 屋代 (千曲)木管8 交響的舞曲より第3楽章9.銀 女鳥羽(松本)Sax4 四重奏曲 第3楽章10.銅 伊那 (伊那)Sax4 「四重奏曲」より 411.銅 信明 (松本)Sax4 異教徒の踊り12.金 北御牧(東御)Sax3 のっぴきならない虹へ~サクソフォーン三重奏のための三つの小品~13.金代 北部 (長野)Sax4 異教徒の踊り14.銅 赤穂 (駒根)Sax5 セカンド バトル15.銀 鎌田 (松本)Sax4 サクソフォン四重奏曲より 第4楽章16.銀 犀陵 (長野)Sax5 クープランの墓 1,417.銀 第六 (上田)Sax4 「トルヴェールの≪惑星≫」より 彗星18.銀 三郷 (安曇)Fl4 3つの小品19.金 第六 (上田)Fl3 小組曲第2番より20.銀 柳町 (長野)Fl4 三つの小品21.金 安曇 (松本)Fl3 フルート吹きの休日 1,422.銅 長峰 (茅野)Fl5 5本のフルートのための協奏曲 第6番23.金代 鎌田 (松本)Fl4 「夏山の一日」より3,224.銅 遠山 (下伊)Fl3 想い出は銀の笛 1,525.銀 依田南(上田)Cl7 「エレジア・リトミカ・サンバオスティナート」より サンバ・オスティナート26.銀 箕輪 (上伊)Cl5 喜歌劇「メリーウィドウ」セレクション27.銅 裾花 (長野)Cl8 フーガと神秘28.銀 丸子 (上田)Cl5 スパイラル・タワー・クインテット29.銀 三郷 (安曇)Cl8 ルーマニア民族舞曲より1,4,5,630.銀 浅間 (佐久)Cl8 パーテル・ノステル31.金 柳町 (長野)Cl8 クラリネットのためのクラウナリー(道化師)32.銅 長峰 (茅野)Cl8 リクディム33.銀 屋代 (千曲)Cl8 無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番より シャコンヌ34.銀 第六 (上田)Cl7 コラールと舞曲35.金 相森 (須坂)金8 「16世紀の舞曲集」より36.銅 伊那 (伊那)金8 せきれいの尾37.銅 東部 (東御)金8 歌劇「ナブッコ」より開幕の合唱「祭りの晴れ着がもみくちゃに」38.銅 女鳥羽(松本)金8 ピアノとフォルテのソナタ39.銅 豊丘 (下伊)金8 テレプシコーレ舞曲集より 1鶏のバレエ 2ガリアルド 3ヴォルト40.金 柳町 (長野)金8 フランス・ルネサンス舞曲集より41.金代 筑摩野(松本)金8 「テレプシコーレ舞曲集」より42.銅 真田 (上田)金8 せきれいの尾43.銅 長峰 (茅野)金8 「テレプシコーレ舞曲集」より44.金代 裾花 (長野)金8 「高貴なる葡萄酒を讃えて」より 5.フンタドーレ・・・そしてシャンパンをもう一本45.銀 鎌田 (松本)金8 「テレプシコーレ」より ルネッサンス舞曲集レポート45の個性あふれるチームが次々と登場するテンポの良さにあっという間に終ってしまった印象でした。話によれば600超のチームから2度に渡る地区予選を突破したのが今日出場する45チームとのことで、狭き門なのだなあという印象です。打楽器の部打楽器アンサンブルというとマリンバなどの鍵盤系をメインに据えてというイメージが強いかと思いますが、今回は純粋に太鼓系だけのアンサンブルも見受けられ打楽器アンサンブルも日々新たな曲が書かれたりして進化しているのだなという印象を受けました。それにしてもさすがバンドのリズムの要を担当するパーカッショニストの集まりだけあって時にマレット2本×2持ちなどの個人技も随所に見られ大変勉強になりました。サクソフォンの部サクソフォーンのアンサンブルはなんといってもソプラノサクソフォンの音色がすべてか?!という印象があるくらいソプラノの音色が前面に出てくる曲が多いですが、今回もまろやかなソプラノサクソフォーンの美しい音色をたくさん聴くことができました。フルートの部アルトフルートなどの特殊管を使った団体はなかったようですが、そういった意味では同一楽器によるアンサンブルがフルートアンサンブルの特徴なのかもしれません。音域が狭いだけにまとまり感のある演奏という印象でした。クラリネットの部クラリネットはエスクラからコントラバスクラまで揃えばオーケストラが組めてしまうほど音域が広い楽器ですが、やはりその広い音域を生かした曲が多かったように感じられました。1つのポイントとしてはエスクラ・ベークラとバスクラの間にはやはり音色の壁があるようで、これを融合させるためのアルトクラの活躍がけっこう耳についた印象です。金管の部今日の会場の広さからすると木管系はけっこう苦しいという印象がありましたが、それだけに改めて金管系の音の通りの良さが体感できました。逆説的ではありますがこれだけ音の通りの違いがあるということは吹奏楽編成で金管系が木管系の音を喰うのはたやすいことだな・・・と思いました。それだけに金管奏者はまわりの音を聴いて音量を調節することができなくては・・・と戒めを感じたところです。まとめ打楽器アンサンブルこそ出入りの時間がありますが、管楽器アンサンブルは入れ替え時間がほとんどないので次から次へと団体が入れ替わりスピーディーな印象がありました。いずれにしても素晴らしい音楽の癒しのひとときありがとうございました。