椀子マルシェ クラリネットアンサンブル
開催日:2025.6.7(土) 11:00開演場所 :シャトー・メルシャン椀子ワイナリー椀子マルシェ2025春で行われた上田ウィーンアカデミークラリネットパートによるアンサンブル演奏へ行ってきました。プログラム上田ウィーンアカデミークラリネットパートによる演奏1.アンネンポルカ/シュトラウス二世2.「こうもり」序曲/シュトラウス二世3.セビリアの理髪師序曲/ロッシーニ4.サウンド・オブ・ミュージック・メドレー/ロジャースレポートアンネンポルカ今年は、シュトラウス2世の生誕200周年となり、話題性もある中での演奏となりました。アンネンポルカは、シュトラウス2世が愛する母のアンナに密かに捧げた曲で知られていますが、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでもおなじみで、シュトラウスらしい装飾音符とこれでもかという濃厚なリピートが印象的と感じました。「こうもり」序曲これまで、上田ウィーンアカデミークラリネットパートとして何度か取り上げられ、いわゆるレパートリー的な1曲ですが、どこか新年の風物詩的なイメージがあり、これは信州国際音楽村のニューイヤーコンサートのオープニングの定番曲として取り上げられているせいなのかもしれませんが、何かが始まる…そんな力を感じる曲想が、新年=新たな年の始まりと絡むのかなというところです。セビリアの理髪師序曲ロッシーニ風という料理のカテゴリーがあることから、曲紹介でもフォアグラの載ったステーキの話題が出て、どこまでも食いしん坊のロッシーニ!的な連想をしてしまった次第ですが、このセビリアの理髪師の冒頭はどこかモーツァルト色を感じる部分があったり、導入部はゆっくりと進み、途中からスピードアップする「遅-早」のわかりやすい構成。旋律だけでなく伴奏にまでどころ遊び心を感じるリズムなど、これがロッシーニ風の音楽の醍醐味なのかもと感じました。サウンドオブミュージックメドレーこちらのメドレーは、サウンドオブミュージックを構成する楽曲から私のお気に入り、ドレミの歌、エーデルワイス、すべての山に登ろうなどをメドレーにした楽曲で昨秋のマルシェに続いての演奏でしたが、定番曲として改めて椀子ワイナリーの開放的な景観によく似合う楽曲と感じました。まとめ椀子マルシェは春と秋に開催されていますが、春のマルシェを来訪するのは2年ぶりということで、夏至が近いこの時期特有の強烈な日差しのもと、年々にぎやかになっているなと感じました。また今回は、牛ひき肉のハンバーガーをいだきましたが、お値段1,500円という奮発感の中で、あらびき和牛にたっぷり挟み込まれたピクルス。サンドはコリコリに焼かれたパンとなかなかに食べ応えのある味わいでした。また新聞などで話題になっている上田市民限定の格安ワインも販売されており、世界に認められる椀子ワイナリーのワインが1本2,200円からというお得感もありました。