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テーマ:吹奏楽(3400)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2017.5.5(金) 13:30開演
場所 :上山田文化会館(952名収容) GW恒例となっている長野県の吹奏楽伝統校である屋代高校吹奏楽班のOBOG会である奏鳩会のコンサートに行ってきました。 プログラム 第1部 1.序曲「春の猟犬」 2.マードックからの最後の手紙 3.天国の島 4.「アンセム」~吹奏楽のための 第2部 特別演奏 5.屋代高校校歌 ~屋代高校附属中学校吹奏楽班の皆さんによる演奏~ 6.マーチ・シャイニング・ロード ~屋代高校吹奏楽班の皆さんによる演奏~ 7.祝典のための音楽 8.マーチ「春風の通り道」 9.Tank! 第3部 10.吹奏楽のための第一組曲 11.キャラバンの到着 映画「ロシュフォールの恋人達」より 12.ディズニー・ファンティリュージョン! ~合同演奏~ 13.オーメンズ・オブ・ラブ アンコール 14.ディープ・パープル・メドレー レポート 序曲「春の猟犬」 A・リードの三大人気曲「アルメニ」「エルカミ」「春の猟犬」の中では、いろいろな意味で演奏をまとめるのが最も難しそうな春の猟犬ですが、よい意味で音の厚みが感じられる吹奏楽らしい演奏が圧巻でした。 マードックからの最後の手紙 豪華客船タイタニック号の一等航海士マードックの手紙を書く習慣を題材にした作品ですが、ある意味タイタニック号の栄華と凋落を1曲完結型で表現した曲になっていて情景を浮かべながら楽しむことができました。 天国の島 コンクール人気課題曲として演奏頻度がとても高い訳ですが、冒頭のピッコロとオーボエのソロ。クラベスが鍵を握るなどなど話題の多い曲でもあります。また私自身もつい3月に演奏したばかりなので、譜面を思い出しながら楽しく鑑賞させて頂きました。 「アンセム」~吹奏楽のための 奏鳩会と言えばこの曲!というくらい定着しているアンセムですが、じつは屋代高校の卒業式で演奏されているのだそうです。何度聴いても感動するものあり!ということで、今年も聴けて演奏会に来たかいがあったという想いです。 屋代高校校歌 高校吹奏楽班の現役生が歌い、中学吹奏楽班が伴奏するというスタイルでの演奏となりました。 マーチ・シャイニング・ロード 2017年の課題曲の中では、一番聴いていて楽しい気分になれる曲という感じです。終盤に1メロと2メロが交錯する作りがとても面白いなと改めて思いました。 祝典のための音楽 スパークらしい華々しい印象のある曲ですが、トロンボーンがとてもカッコイイ旋律を持っているのでトロンボーン吹きなら一度はやってみたい曲というところかもしれません。他、弱奏部ではバスーンが大きくクロースアップされています。このあたり、スパークの曲は総じてバスーンがそういう役どころを担うことが多いのですが、こればスパークの奥さんがファゴット奏者だから・・・ということで、そういった意味では作曲者も人の子というよい例証なのかもしれません。 マーチ「春風の通り道」 大編成用の課題曲マーチですが、改めて課題曲マーチって「春」とか「風」とか「道」とかの題名が多いような・・・と感じるところがありました。曲想的にはシャイニング・ロードに比べると大味な感じがして演奏するにはついつい鳴らしすぎてしまいそうな感じがありました。 Tank! 初めて聴く曲ですが、どことなくミスターイングレディブルに似ているような?!と思いました。こちらは振り付けあり、ソロあり、と見て聞いて大いに楽しめるエンターテイメント性のあるステージになっていました。 吹奏楽のための第一組曲 あまりにも有名な第一組曲ですが、私自身は5年前に演奏したきりなので久しぶりに聴いた感がありました。それでもこの曲はとても印象に残っていて、なんだかとても懐かしく感じた次第です。 キャラバンの到着 映画「ロシュフォールの恋人達」より この曲はニューサウンズインブラスの編曲版がわりと一般的な感じですが、難易度★★★★ということでカッコイイが難しいのが難点でした。そんな中ウインズスコアより福田氏の新アレンジが出て久しいところですが、改めて聴いてみるとこれもけっこう難しそうという印象を持ちました。 ディズニー・ファンティリュージョン! ニューサウンズインブラスのディズニーの楽曲では、元祖ディズニー・メドレーと人気の一二を争うファンティリュージョン!ですが、聴いていて断然カッコイイのはファンティリュージョン!かと思います。もちろん演奏する側とすればそれだけ難しいということになりますが、この曲を演奏できるというのがバンドの力量を示す指標の1つにもなるのかなという感じもありました。 オーメンズ・オブ・ラブ 高校吹奏楽班3年生と奏鳩会メンバーの合同演奏となりましたが、やはりこの曲は大編成での演奏が似合っていると改めて思いました。原曲はスクウェアのシンセミュージックな訳ですが、それが真島氏の豪華アレンジで全く別の曲に生まれ変わってブレイクした!そんな感じを受けた次第です。 ディープ・パープル・メドレー アンコールは高校吹奏楽班・中学吹奏楽班も総動員で豪華なステージとなりました。アレンジそのものは20年も前のものですが、スクールバンドでは絶大な人気を誇ります。各パートでいろいろと目立つ要素はありますが、バリトンサクソフォーンにソロがあるというのが変化球的で、この曲をより面白くしている要因なのかなと感じたところです。 まとめ 今年で奏鳩会の演奏会は11回目になるとのことですが、毎年これだけの豪華な曲群を揃え、現役生も含めれば総勢100名を越える動員数とこの地域の一大イベントとして定着している印象を受けました。多くのスクールバンドは、卒業すれば終わりというのが一般的なところですが、このように集まれる場所があるということがとても素晴らしいことと感じた次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 6, 2017 10:53:44 AM
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