演 奏 会 の 旅
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元帥閣下
プロからアマチュアまでジャンルを問わず行われる演奏会のレポートを紹介します。
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開催日:2018.6.10(日) 13:00開演 場所 :上山田文化会館(952名収容) 初夏のこの時期に恒例になっているさざなみ音楽祭・吹奏楽祭に行って来ました。 プログラム
後半の部 9.屋代中学校吹奏楽部 明日も 宝島 10.更埴西中学校吹奏楽部 夏祭り RPG 11.屋代高校附属中学校吹奏楽譜班 吹奏楽のための民話 ルパン三世のテーマ 12.埴生中学校吹奏楽部 “ヘンゼルとグレーテル”セレクション やってみよう 13.千曲市吹奏楽団 西郷どん ルパン三世のテーマ~ルパン三世愛のテーマ 14.屋代高校吹奏楽班 コンサート・マーチ「虹色の未来へ」 Sing Sing Sing 15.更埴地区中学生リーダーズバンド コンサート・マーチ「虹色の未来へ」 さくらのうた 16.全体合唱(更埴地地区中学校リーダーズバンド演奏) ふるさと レポート 屋代中学校吹奏楽部 戸上中に続いて2回目の演奏となる「明日も」は中高生から圧倒的支持を集めるバンドSHISHAMOの代表曲。屋中バージョンは1年生のパフォーマンスが入り自然と手拍子を呼び込む感じでエンターテインメント性も抜群でした。宝島は、真島氏版ということで冒頭のパーカッション、サクソフォーンソロ、金管群のソリとそれぞれの見せ場をうまくまとめてさすがの演奏と感じました。 更埴西中学校吹奏楽部 初夏の時期には少し早いですが、これからやってくる夏の祭りの楽しさを彷彿とさせる夏祭りは、とてもリズミカルな演奏でわくわくするようでした。RPGは、中高生には人気の楽曲ですが、語りかけるような旋律がとてもやさしい感じで改めて曲の良さを感じました。 屋代高校附属中学校吹奏楽譜班 コーディルの吹奏楽の大古典曲とも言うべき吹奏楽のための民話ですが、本当によく演奏されているなと感じました。ルパン三世はM8版とNSB版をつなぎあわせた感じのように聴こえましたが、なるほどこういうやり方もあるかというところです。 埴生中学校吹奏楽部 ヘンゼルとグレーテルは初めて聴く曲でしたが、まったり系の不思議な魅力のある曲で、おそらくは夏のコンクールの自由曲なのかもしれませんが、なかなかステキな楽曲と思いました。2曲目のやってみようは、1年生のパフォーマンスが入り「やってみよう!」とのかけ声がとても元気良く、力をもらえるような楽しい曲でした。 千曲市吹奏楽団 毎年見る見ないで話題になるNHKの大河ドラマですが、今年の西郷どんのテーマ曲は、吹奏楽向きのよい楽曲という評判があるようです。そんな中、生での演奏を初めて聴きましたが、私の中では今日一の演奏というところで、おおいに感動したところです。この曲の中間部の声が入る部分は西郷どんが愛加那と過ごした奄美大島での数年間を表現していると私は解釈していますが、ちょうど奄美大島編も放映されたタイムリーなところでツボにはまった次第です。2曲目は、NSB版のルパン三世。こちらはやはり大人の演奏でスクールバンドのノリとは違う色気があり素晴らしいと思いました。 屋代高校吹奏楽班 今年の一番人気課題曲と思われる「虹色の未来へ」ですが、郷間氏の作曲ということを強く意識しているようで、氏のこだわりをどれだけ表現できるかということにこだわって演奏していたようでした。SingSingSingはおなじみのNSB版ですが、この編曲版の主役はやはりクラリネット。長いソロの後を締める一番最後のあのハイトーンが成功するかどうか?!これは聴いている側も緊張する瞬間です。 更埴地区中学生リーダーズバンド リーダーズバンドでは、昨年に続き今年の課題曲と昔の課題曲という組み合わでの演奏となりました。80名を越える大人数での虹色の未来へは、圧巻。そしてさくらのうたは、2012年の課題曲ですが、当時はコンクール向きでないとの風評から本選では選ぶ団体が少なかったものの、コンクールが終わってから改訂版が出るなど、ある意味皮肉ではあるが、曲としての評価は上々という印象があります。この曲はフルート、ホルン、トロンボーンなどにソロがありますが、こちらの安定感を決めるのがポイントではありますが、曲中を通して各パートに出てくるプラルトリラーという演奏方法について習熟するというのが、曲を楽しむ近道なのかもしれません。 まとめ さざなみ音楽祭・吹奏楽祭は今年で32回目を迎えますが、閉会挨拶である顧問の先生の挨拶でスクールバンドにおいては1年生のデビュー戦にもなり、そういった意味ではとても貴重な発表の場であるとのことでした。また今回は、新たに千曲市消防団ラッパ分団も参加となり、そういった意味では、小学校・中学校・高校・一般・消防団とおおよそ吹奏楽に携わっている組織全てから出演があることになり、より総合的な音楽祭になったという感がありました。