演 奏 会 の 旅

​​​​​​​​​​開催日：２０１８．６．２４（日）１４：００開演
場所  ：軽井沢大賀ホール（784名収容）

長野県の東端、避暑地でも有名で別荘が立ち並ぶ軽井沢で活動する軽井沢吹奏楽団の定期演奏会に行ってきました。
今年は縁あって演奏者として参加させて頂くことができましたので、演奏者視点でもレポートさせて頂きたいと思います。

第２部
５．ブラボー・ブラス！
６．ジャパニーズ・グラフィティー１５　アニメヒロイン・メドレー
７．シャンソン・メドレー
８．Paradise Has No Border
９．映画「ライオン・キング」

アンコール
１０．ツールドフォース

レポート
ブラボー・ブラス！
この曲をステージのオープニングで使うのも勢いが出て良いなと感じました。私の中ではこの曲は松本文化会館付属管楽アンサンブルにおいてアンコール曲としてここ数年演奏してきていますが、最後に燃え尽きるイメージで演奏するのと、ステージのオープニングで演奏するのとでは心構えも違ってきて新鮮なものがありました。

ジャパニーズ・グラフィティー１５　アニメヒロイン・メドレー
カッコ良いソロやデキシーがあるカッコ良いアレンジで、質素な原曲のイメージからすれば、宝島なみに吹奏楽版は豪華になっている感がありました。私自身この曲は２年前に大町市民吹奏楽団の定期演奏会で演奏していることもあり、その時の演奏を想い出しつつも、軽吹のカラーで進む曲とソリストの表現の違いなどを感じることがてきて楽しめました。

シャンソン・メドレー
真島俊夫氏の名曲選の１つと言えますが、この曲を演奏するにあたり、アコーディオンパートをどう表現するか？というのは、毎度注目のことと思います。そして今回は鍵盤ハーモニカを使用しての演奏となりましたが、乾いた鍵盤ハーモニカの音色が吹奏楽の艶深いサウンドの中で見事に浮き立っていたのが印象的でした。またこの曲は、ホルンやトランペット、テナーサクソフォーンなどにとても印象的なソロがありますが、これも素晴らしいところでした。

Paradise Has No Border
練習時は「氷結」で通っていた曲ですが、おおよそこの曲の正式名称は知らないが、氷結なら知っているというシチュエーションがあるのではないか？！と思う節がありました。このあたり横文字の曲名･･しかもちょっと長めなので、PHNBと略しても語呂がイマイチ。なのでやっぱり氷結となるのかもしれません。なお、この曲はトランペットとトロンボーンにソロがありますが直管金管の最大の見せ場なのでは？と思うところがありました。またこの曲には、ソロとドラムスにイージーバージョンとノーマルの２通りの譜面が提供されていて、スクールバンドでも無理なく演奏できるようになっているのが好感が持てました。

映画「ライオン・キング」
ディズニーにもいろいろな曲がありますが、その中で最も雄大なイメージを持つのがライオンキングではないかという印象があります。冒頭はとてもやさしい音色で繊細にスタート。これは私の勝手なイメージですが、この冒頭はライオンキング誕生の時。その後、曲は進みライオンキングの半生を描くという壮大なメドレーと思いました。

ツールドフォース
いかにもアメリカンミュージックというご機嫌な曲ですが、この曲の醍醐味は中盤の弱奏部の美しさにあるのかもしれず、それが軽吹のスマートなサウンドとマッチしていてとても心地よいアンコール曲となりました。

２部まとめ
いわゆるポップスステージということで、照明の効果も使いながら大いに盛り上がりました。ブラボーブラスでテンション急上昇。アニメヒロインで日本が世界に誇るアニメ文化を音楽で表現。軽井沢というどこか日本離れした土地の印象を音楽で表現したシャンソン・メドレー。でもこんな庶民的な曲もありの氷結。最後は壮大なライオンキングということで、聞き所見どころ満載のステージではなかったかと感じました。

まとめ
今回縁あって軽井沢吹奏楽団の定期演奏会でともに演奏させて頂きましたが、３ヶ月程の練習期間の中でいろいろなことを学ぶことができたように感じました。今回たまたま過去に自分がやった曲の再演というのがわりと多かったというのもありますが、その対比においても違いというのが目に見えて感じられ、また曲の捉え方･･･。こちらは、タテの線を合わせてうんぬんかんぬんすれば良い音楽になるという次元ではなく、曲を音楽として捉える思考をしてゆく中で、それもあり、これもあり、そんな自由な発想もあったのか！という発見がありました。

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