|
テーマ:吹奏楽(3399)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2019.9.14(土) 14:00開演 場所 :信州国際音楽村 ホールこだま(300名収容) 9月12日から開講した上田ウィーンアカデミー2019の目玉である、カール・ヤイトラートロンボーンリサイタルに行ってきました。 プログラム 1.2つのイギリスの歌/ヒューム編 1.村の鍛冶屋 2.アレトゥーサ 2.森の郵便/シェーファー 3.菩提樹/シューベルト 4.さすらいびと/シューベルト 5.「ホフマン物語」よりダペルトゥットのアリア‘きらめけ、ダイヤモンドよ’/オッフェンバック 6.「魔笛」よりザラストロのアリア‘おおイシスとオシリスの神よ’/モーツアルト 7.詩人のトム/レーヴェ アンコール 8.ウィーンわが夢の街 9.小さい秋みつけた レポート 今年10周年を迎える上田ウィーンアカデミーですが、これまでも受講生から要望の多かった音楽監督を務める元ウィーンフィルハーモニーバストロンボーン奏者のカール・ヤイトラー氏によるソロリサイタルがついに実現となりました。リサイタルはヤイトラー氏の暖かなトロンボーンの音色の演奏はもちろんですが、ヤイトラー氏の生い立ちからから始まってウィーンフィルでの活動。アカデミー発足の元となった元群馬交響楽団バストロンボーン奏者市村信持氏との出会いから今日までの親交など、これまでのさまざまなエピソードを振り返りながらメモリアル形式での公演となりました。その話の中でも私が知らなかったこととして、ヤイトラー氏が来日してからヤマハへ赴いて自らの楽器を作っていたということ。もちろんプロの奏者ということで自分専用の楽器を作るというのは珍しいことではないとは思うのですが、当時からそれだけヤマハの楽器製造が優れていたからなのか、日本のものづくりをヤイトラー氏が買ってくれていたのか・・・いろいろな憶測はあるのですが、なにやら親しみを感じた次第です。そして本題のヤイトラー氏の演奏は、バストロンボーン特有のあたたかな音色で、ヤイトラー氏の人柄が音として具現化したような音楽に終始耳を奪われ、大変心地よいひとときになりました。そしてアンコールではヤイトラー氏の故郷ウィーンの音楽と日本の童謡との2本立てという構成でウィーンと上田の親交はこれからも揺ぎ無いものであると宣言しているかのように感じた次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 15, 2019 08:45:20 AM
|