演 奏 会 の 旅

９月１２日から開講した上田ウィーンアカデミー２０１７の２daysアカデミーコンサートの第１弾である、こだまアカデミー受講生コンサートに行ってきました。

アカデミー参加メンバーのうち上田界隈のメンバーによって構成されたアンサンブルですが、ＵＷＡの発起人である市村先生がメンバーとして入っているという豪華チームということもあり、大変ステキなハーモニーを堪能できるひととになりました。

市村先生が元群馬交響楽団所属バストロンボーン奏者ということで、ＵＷＡは群馬のメンバーとも親交が深いようです。ということで、今回も群馬チームのエントリーとなりました。上田チーム同様に素晴らしいトロンボーンアンサンブルの響きがとても印象的でした。

フルートアンサンブルはほとんどの場合クラリネットのようにバスなどの特殊管は使用しないことが多いようですが、それだけに同じ音色と音域を持つ楽器でどれだけ幅を持ったアンサンブルを表現できるかということなのかなと感じました。

今回も縁あって、チームの一員として参加させて頂きました。そして「魔笛」序曲は、７分におよぶ大曲ですが、モーツァルト特有の遊び心のようなものが随所に取り入れられており、このあたりは天才モーツァルトならではというところです。そして演奏については、各パートがバラバラに入り乱れて動いており、各々がしっかりカウントをとっていないと崩壊してしまう難しさがありました。このあたりは曲への慣れということは必須かと思いますが、他パートを聴いて合わせるところ、聴いてしまうとつられてカウントがずれてしまうところの見極めもありかなと思いました。あとこの「魔笛」序曲は、音楽監督のカール・ヤイトラー氏がこれまでに１００回以上演奏したというオーケストラの人気曲ということもあり、ヤイトラー氏のレッスンではそのこだわりの一旦を感じることもできました。

まとめ

受講生コンサートは音楽監督のカール・ヤイトラー氏のレッスンを受けたチームが出演している訳ですが、ちょっとしたコンクール形式になっており、演奏内容やメンバーの仲の良さ等、聴衆のそれぞれの価値観で１票を投じるというシステムになっており、これは出演者にも投票権があります。そういったことで大編成チームが自己票が多いことからより有利な訳ですが、アカデミーゆえの楽しみ方の１つと言えるかもしれません。