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テーマ:吹奏楽(3399)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2019.10.13(日)18:00開演 場所 :大町市文化会館(エコーホール)(1,172名収容) 黒部ダムで有名な大町を拠点に活動する大町市民吹奏楽団・アルプスシンフォニックバンドの定期演奏会に行ってきました。 また3年前、2年前、一昨年、昨年に続き、縁あって演奏者として参加させて頂くことができましたので、演奏者視点でもレポートさせて頂きたいと思います。 第2部 ~市吹channel~25thは元気が出る音楽を 5.ディズニーランド・セレブレーション 6.J-BEST~日本を勇気づける名曲たち~ 7.You Raise Me Up 8.YOSAKOIソーラン節 9.宝島 アンコール 10.パプリカ 11.365歩のマーチ レポート ディズニーランド・セレブレーション ディズニー楽曲にもいろいろありますが、この曲は華やかさが前面に出ていてステージオープニング曲としてこれ以上のものはないだろうという印象を受けました。また演奏にあたっては音符が大きくて見やすい譜面なのでGood。楽曲もお馴染みのものなので演奏会を彩る1ピースとして申し分ない良曲なのは間違いないところです。 J-BEST~日本を勇気づける名曲たち~ 日本のJ-POPの黄金時代である90年代に生まれた曲を中心に集めたメドレー曲ですが、とても演奏しやすく特にアラフォー世代にとっては青春の想い出のつまった曲群「どんなときも」「愛は勝つ」「負けないで」「ら・ら・ら」が魅力的だったかもしれません。演奏にあたっては石津先生いわく、音楽的には平坦で盛り上がりにくい書き方をしているとのことでしたが、それをどう起伏をつけて聴衆に訴えるかというのが腕の見せ所という認識だったかと思います。このあたりは、全力少年をスポットにするなどのさまざまな工夫が功を奏していたと感じました。 You Raise Me Up オーボエのフリーソロから始まる楽曲ですが、どう歌うか・・・そして静かな曲は難しいというのが石津先生の見解であり、事実そうだろうということで、演奏には細心の注意を持って臨んだ次第です。 YOSAKOIソーラン節 ヨサコイとソーラン節を合体させた究極のおまつりソングと言えますが、演出を加えることで盛り上がりは120%という印象がある楽曲です。今回の演奏では、元気の良いどっこいしょどっこいしょ~ ソーランソーランの掛け声が入り、さらに中盤のトランペットソロはエリックばりの度肝を抜く内容!こういった演出はバンドのカラーが出やすいところではありますが、大町市吹の元気のあるところが前面に出ていてとても良いなと感じました。 宝島 おそらく日本で一番演奏されている曲といっても過言ではないと思いますが、注目はアルトサクソフォーンのソロをどう演出するのか?金管ソリの練習番号Hは?など聴き手の興味は尽きないところですが、正統的なスタンドプレーが入りました。そして演奏にあたっては、初のアルトパートでの参加ということで新鮮でした。そして余談ながらベークラとアルトサクソフォーンに挟まれた位置での演奏はとてもやりやすく、音域的にも両者のブリッジみたいなところもあるのでこれは大いに助かった感がありました。 パプリカ この曲をやるならやはりダンスが無いと!ということかもしれませんが、期待通りの踊り隊の演出がありました。残念なことに演奏していると踊りを見る余裕はほとんど無い・・・リハも同様ということで、断片的なものしかないですが、その様子から素晴らしい踊りだったことは間違いところです。 365歩のマーチ 1968年の楽曲ということで、高度成長期の日本の24時間働きますか?的な時代の申し子とも言うべき楽曲です。テーマ「25thは元気が出る音楽を」を締めくくるにふさわしいマーチだったかなと感じました。 第2部まとめ 2部はテーマどおり聴いていてとても元気が出るものばかりでした。前日の台風19号の被害は甚大で、演奏会に出演できなかったメンバーもおり、かくゆう自分も水際のところをすれすれでなんとかたどり着いたという中で、ステージにいてもどこか被害のことが気になってしまう自分がいましたが、そんな日常を忘れて楽しいひとときを過ごすことができました。これは石津先生の非日常を聴き手に贈るという強いメッセージもあったのですが、これは演奏者にも言えることではないかと感じたところです。 まとめ 5年連続で演奏者として参加させて頂いた訳ですが、今回は新たなパートで出演させていただき、それがとても良い体験になりました。また持ち替えは特殊管持ちには宿命のようなものですが、それも楽しめた要因の1つだったかなと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 19, 2019 11:45:50 PM
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