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テーマ:サクソフォン(11)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2024.10.3(木) 19:00開演
場所 :上野が丘公民館 大ホール サントミューゼのアーティスト・イン・レジデンス 地域ふれあいコンサートVol.92 カルテット・スピリタス・サクソフォン・コンサートへ行ってきました。 プログラム 1.ジョン・ウィリアムズ/内田祥子編 松井選!!四重奏のためのスターウォーズ 2.ジャン=バティスト・サンジュレー サクソフォン四重奏曲 第1番より第4楽章 3.フィル・ウッズ 3つの即興曲より第1楽章 4.アラン・ベルノー サクソフォン四重奏曲より第4楽章 5.内田祥子 日本のうたメドレー(秋・冬) 6.ラロ・シフリン 燃えよドラゴンのテーマ 7.アラン・メンケン/内田祥子・三浦秀秋編 スピリタスのヒーロー&プリンセスメドレー アンコール 8.カントリーウエスタンの曲 レポート 松井選!!四重奏のためのスターウォーズ 愉快な曲を演奏しながら客席を練り歩きながらメンバーが入場し、メンバー紹介のあと1曲目の演奏に入りました。このスターウォーズはダースベイダーに着目したテーマにしたということで帝国のマーチ、愛のテーマ、アナキンのテーマで構成されたいわば帝国ソングといった趣を感じました。 サクソフォン四重奏曲 第1番より第4楽章 演奏前にサクソフォーンの発祥について説明がありました。そしてこのサンジュレーの四重奏曲は、史上初のサクソフォーン四重奏曲であり、その指向は弦楽四重奏曲を意識したものであり、現在一般的になっているソプラノ・アルト・テナー・バリトンの構成の原点を感じた次第です。 3つの即興曲より第1楽章 アメリカの南北戦争で軍楽隊が持ち込んだ楽器が安い価格で広く庶民に行き渡ったことで生まれた音楽がブルース、ジャズというのはよく知られた話ですが、そんなことをわかりやすくお話しつつ、ジャズテイストのこちらの曲の演奏となりました。 サクソフォン四重奏曲より第4楽章 2000年くらいまで生きていた近代作曲家のアラン・ベルノーによる作品とのことで、今回プログラムには第1楽章・第4楽章とあるが、アウトリーチで子供たちに知っている曲を演奏するから来てね!と言った手前知っている曲を増やさないといけないためこちらの曲は4楽章のみの演奏になるとのお話がありました。この曲は11月16日のリサイタルでは全楽章演奏するということで、まずはその前哨戦としての演奏を楽しませていただきました。 日本のうたメドレー(秋・冬) もみじ、赤とんぼ、雪がメドレーになった楽曲で、暑かった今年の夏がやっと収束の気配を見せる中で季節感を先取りした形での演奏となりました。いずれも童謡の3曲ですが、サクソフォーン特有の艶っぽい音色でのアンサンブルはゴージャス感満載といった感がありました。 燃えよドラゴンのテーマ ブルースリーのかけ声が曲中に入るとても愉快な曲で、そのかけ声をみんなで一緒にやろうということで、まずは練習。その後演奏となりましたが、みんなで楽しもうという空気感が素晴らしく、カルテット・スピリタスの高いエンターテイメント性を感じたひとときになりました。 スピリタスのヒーロー&プリンセスメドレー 今日のために曲を選び直し、尺が大きくなったとのことで、バック・トゥー・ザ・フィーチャーのテーマで始まり、パイレーツ・オブ・カリビアン、モアナと伝説の海、塔の上のラプンツェル、リトル・マーメイド、他数曲の大メドレーでそれぞれの作品の情景を想い出しつつ楽しませていただきました。 カントリーウエスタンの曲 アンコールは、カウボーイが跳躍するような雰囲気のアップテンポなノリノリの曲で締めくくりとなりました。 まとめ カルテット・スピリタスのメンバーは全員東京の音楽大学で講師を務めているということで、そのコミカルなキャラクターに加えて、博学性も素晴らしいものがあり、とてもわかりやすいお話をされるという印象を受けました。今回の選曲についてはサクソフォーン初の四重奏曲を聴くことができ、1時間という短いひとときではありましたが、かなり凝縮された内容の濃い公演という印象を受けました。また今回、アウトリーチで演奏を聴いた子供たちが多数来場して、会場がとても賑やかで、用意したプログラム・アンケートが足りなくなり、追加で印刷するという盛況ぶりとなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 5, 2024 07:01:21 AM
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