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テーマ:吹奏楽(3459)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2024.11.24(日) 14:00開演
![]() 場所 :ホクト文化ホール 大ホール(1,971名収容) 長野市民吹奏楽団の第50回定期演奏会に行ってきました。 ![]() プログラム 第1部 1.パンチネルロ~ロマンティック・コメディのための序曲~ 2.バレエ音楽「シルヴィア」より前奏曲、狩りの女神 3.歌劇「カルメン」より第3幕への間奏曲 4.ペンタングル~金管五重奏と吹奏楽のためのコンチェルトグロッソ~ 第2部 5.オペラ座の怪人 6.カヴァルリー・トランペッツ 7.楽器紹介のための聖者の行進 8.サウンド・オブ・ミュージック メドレー 9.美女と野獣 シンフォニックメドレー アンコール 10.雷神 11.栄光の架け橋 レポート パンチネルロ~ロマンティック・コメディのための序曲~ 吹奏楽の父とも言われるアルフレッド・リードが1973年に発表した楽曲ということで、その歴史は50年!まさに世界中で演奏されてきた名曲という印象がありますが、私ごとながら、ちょうどいまリードの第5交響曲さくらに取り組んでいることもあって、そのサウンド感がやっぱり似ているなあ…と感じながら楽しませていただきました。 ![]() バレエ音楽「シルヴィア」より前奏曲、狩りの女神 曲目解説によれば、ギリシャ神話に登場する狩りの女神シルヴィアと羊飼いアマンタの恋物語ということで、二人のやり取りやその情景を想像しながら聴かせていただきました。そして狩りと言えば、やっぱりホルン!ということで、その著しい活躍ぶりを大いに楽しませていただきました。 ![]() 歌劇「カルメン」より第3幕への間奏曲 編成を絞り込んでの演奏となりましたが、演奏会の中でこういった静かな曲は音圧のある吹奏楽という編成では演じ手も休め、聴衆も耳休めの役割を果たすことから、構成上でとてもよいピースになっているように感じました。 ![]() ペンタングル~金管五重奏と吹奏楽のためのコンチェルトグロッソ~ 金管五重奏を担当するメンバーがステージ前方に出ての演奏となりました。5人のアンサンブルの素晴らしさは言うに及ばず、盛り立てるバンドの絶妙なバランス感覚も光る大変素晴らしい演奏と感じました。また3楽章に分かれているものの、楽章ごとに区切るのではなく、連続して演奏することで、ストーリー性のようなものが感じられるようになり、1つの物語として楽しめた感がありました。 ![]() オペラ座の怪人 ドラマチックな音楽という印象があるオペラ座の怪人ですが、私自身も別の編曲版で演奏したことがあったので耳なじみということと、昨年秋にバリトンの大山大輔氏による本気モードのMusic of the Nightを間近で聴く機会に恵まれたことも手伝って、オペラ座の怪人の音楽の世界にどっぷりと浸かり、堪能することができました。 ![]() カヴァルリー・トランペッツ 2008年の作品ということで、比較的新しめという印象を受けました。そして曲目通り、トランペットが大活躍する楽曲になりますが、どこかトランペット吹きの休日を思わせる陽気な音楽で、軽やかという言葉が似あいそうな楽しい楽曲と感じました。 ![]() 楽器紹介のための聖者の行進 楽器紹介のための曲は、けっこう世に出ていると思いますが、ニューオーリンズジャズの代表曲とも言うべき名曲を題材にしたのはとてもよいアイデアではないかと思いました。 ![]() サウンド・オブ・ミュージック メドレー 私にとって今年2月に全く同じ編曲版を大編成の吹奏楽で演奏し、さらについ2週間ほど前に13名の小編成でも演奏したという今年とても縁のある楽曲を聴き手の立場で楽しませていただきました。そうなるとあの部分はどうやって演奏するのかな?といった踏み込んだ興味を持っての鑑賞になり、より楽しい時間を過ごすことができました。 ![]() 美女と野獣 シンフォニックメドレー 2020年に創立60周年を迎えたヤマハ吹奏楽団による委嘱作品ということで、朝の風景~美女と野獣~ひとりぼっちの晩餐会の3曲をメドレーにした新進気鋭のアレンジがとても印象的でした。私自身の好みからすると、朝の風景のさわやかな音楽が好きなのですが、そういったことも含め、美女と野獣の音楽を存分に楽しむことができました。 ![]() 雷神 アンコール1曲目はスーザのマーチと思われる曲ですが、曲名を想い出せず…。聴きながらエル・キャピタン、旧友、士官候補生、ワシントンポストと想い出してみましたが、なんか違う…ということで結局想い出せずで出演者の方にお伺いしたところ「雷神」とのことで、これにてすっきりした次第です。 ![]() 栄光の架橋 ゆずの代表曲の1つになっていますが、計らずも私自身がこの曲に取り組んでいることもあって、完成形はこんなふうになるのかな…と聴きながらイメージするひとときになりました。 ![]() まとめ 今回、都合により開演ぎりぎりに会場入りとなってしまったため、吹奏楽を聴くにあたっては前過ぎる座席での鑑賞となりましたが、その分指揮の稲垣先生や奏者の皆さんの息遣いや、ソロの生音を間近で触れることができたので良かったと感じました。印象的だったのは、最後の曲を終えて、稲垣先生が1列目の奏者の皆さん全員と握手を交わすという出来事があり、これはわりと派手な演出をするオーケストラの指揮者でもなかなか見られないことなので、演奏が充実していた証として自然とそうなったのだろうなと感じたところです。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 1, 2024 10:41:52 PM
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