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テーマ:吹奏楽(3462)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2025.2.2(日) 14:00開演
![]() 場所 :佐久市コスモホール(800名収容) 昨年に続き、佐久市消防団音楽隊の定期演奏会に行ってきました。 ![]() プログラム 開演前演奏 木管五重奏 生まれて初めて クラリネットアンサンブル 見上げてごらん夜の星を サクソフォーン四重奏 ボヘミアン・ラプソディー 第1部 1.オリエント急行 2.エアーズ 3.歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 第2部 ラッパ隊吹奏 第3部 4.小さな世界 in POP 5.ドラゴンクエストによるコンサート・セレクション 6.バンドのためのゴジラファンタジー 7.交響組曲「シネマ・トリロジー」 スタジオジブリ・コレクション 第1章「Sky-Flight」 8.ジャパニーズ・グラフィティー10「時代劇絵巻」 アンコール 9.宝島 10.佐久わが市 開演前演奏 今回の公演は、開場13時・開演14時と待ち時間が長いこともあり、着席後どう時間を過ごそうかと考えていたところ、なんと木管五重奏、クラリネットアンサンブル、サクソフォーン四重奏による演奏が行われるサプライズがありました。いずれも聴いたところがある曲ではありましたが、題名があやふやだったこともあり、3チームが演奏した後にアナウンスでそれぞれの演奏曲を紹介いただいたのが、知的好奇心を満たす上で、とてもよい計らいだなと感じました。 ![]() オリエント急行 コンサートのオープニングの定番曲の1つですが、楽しさふあれるメロディーはもちろん、なんといっても汽笛を模したパーカッションが印象的で、改めて名曲だなと感じました。私自身もこの曲は2回ほどやったことがあるのですが、そんなことから曲の展開が見える楽しさも感じた次第です。 ![]() エアーズ 吹奏楽のための風之舞の裏側にあった曲…参考演奏CDでトロンボーンが吹きすぎているように感じる曲…そんなイメージかありましたが、改めて生演奏で聴いてみるととても繊細できれいな曲だなという感想を持ちました。 ![]() 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 吹奏楽でカヴァレリアといえば真っ先に宍倉晃氏の編曲版のイメージがあり、演奏頻度も高いように思いますが、今回演奏されたのは鈴木英史氏の編曲版ということで、収録されている曲も少し違っていて、聴きながら新しいガヴァレリアの世界を感じさせていただきました。また構成的に1部のトリ曲ということで演奏者の気合の入り方も一段上がったように感じ、その情熱が伝わってきた感がありました。 ![]() ラッパ隊吹奏 2部ラッパ隊吹奏のステージとなりましたが、ラッパとは?ラッパで出る音など、ラッパのあらましをわかりやすく紹介し、聴衆の理解を深めたところで曲演奏に入りましたが、こちらも親しみやすい曲紹介をされており、ラッパ長の優れたプレゼンテーション力を感じるところとなりました。 ![]() 小さな世界 in POP 3部のオープニングは、小さな世界のポップバージョンということで、こちらの楽譜が2023年発売の比較的新しいアレンジであることもあり、私的には初の生演奏拝聴となりましたが、なるほどステージオープニング向きの良曲という印象を受けました。 ![]() ドラゴンクエストによるコンサート・セレクション 昨年11月にサントミューゼで行われた東京佼成ウインドオーケストラのドラゴンクエストコンサートのアンコールで演奏されたことが記憶に新しいところですが、改めてドラゴンクエストの音楽の素晴らしさを感じたひとときになりました。 ![]() バンドのためのゴジラファンタジー 演奏会前日の2月1日に放映された新プロジェクトXの「ゴジラ、アカデミー賞を喰う」を見た直後ということもあって、タイムリー感120%で楽しませていただきました。曲の冒頭はゴジラの鳴き声の演出が入る凝りようも素晴らしいと感じました。 ![]() 交響組曲「シネマ・トリロジー」 スタジオジブリ・コレクション 第1章「Sky-Flight」 空をテーマにしたコレクションということで、調べたところハトと少年(映画「天空の城ラピュタ」より)、鳥の人(映画「風の谷のナウシカ」より)、時代の風-人が人でいられた時-(映画「紅の豚」より)、MAMMAIUTO(映画「紅の豚」より)、大忙しのキキ(映画「魔女の宅急便」より)、空中散歩(映画「ハウルの動く城」より)、ふたたび(映画「千と千尋の神隠し」より)が収録された曲とのことで、演奏の始まりは、ハトと少年の吹奏がなんと後方から音が聞こえてくるというサプライズ。こちらは振り返って見ることもできずでしたが、つかみとしてとてもよい演出と感じました。 ![]() ジャパニーズ・グラフィティー10「時代劇絵巻」 おなじみのジャパグラですが、演奏頻度とすれば12につぐものがあるのかなという印象です。また私的には、昨年、今年と続けて演奏機会に恵まれたこともあり、お手本演奏というシチュエーションに加えて演奏者視点で楽曲を楽しむことができ、より充実したひとときになりました。 ![]() 宝島 アンコールの大定番の宝島ですが、視点とすればどんなオリジナリティーを演出するのか…ということになろうかと思いますが、サクソフォーンのソロをソプラノ、アルト、テナー、バリトンがそれぞれに演奏し、都合4回繰り返すという豪華演出があり、これには感嘆した次第です。 ![]() 佐久わが市 演奏会の締めくくりはおなじみのこちらの楽曲。アンケートの裏側に歌詞も掲載されており、全員で歌唱してのフィナーレとなりました。 ![]() まとめ 昨年に続いて満員御礼とのことで、その大盛況ぶりはさすがというところですが、会場となるコスモホールはかつては遠いホールだなあという印象がありましたが、今現在は高速道路からのアクセスも良好で立地の良いホールという形になっています。このあたりも来場者増につながっているのかなと思いますが、なんといっても指揮の内田満氏が作る音楽に魅力があるというのか一番なのかなと感じます。このあたりは演奏者の皆さんも大いに意識しているようで演奏会の中で「内田先生と愉快な仲間たち」といった表現をされていたことがとても印象的でした。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 4, 2025 11:04:38 PM
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