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テーマ:吹奏楽(3461)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2025.2.15(土) 14:00開演
![]() 場所 :茅野市民館マルチホール(780名収容) 今回初のコンサートとなるアンサンブル・ベルリアンの管楽アンサンブル&吹奏楽コンサートに行ってきました。 ![]() プログラム 第1部 ~管楽アンサンブルステージ~ 1.フルート3重奏 笛吹の休日から 第3・第4楽章 2.クラリネット4重奏 レ・ジャルダンから第1楽章 3.サクソフォン4重奏 サクソフォン四重奏曲から第1楽章 4.金管8重奏 金管八重奏のための文明開化の鐘 5.アンサンブル・ベルリアン(木管五重奏+金管五重奏+打楽器) 喜劇「劇場支配人」から序曲 アンネン・ポルカ 狩り 第2部 ~吹奏楽ステージ~ 6.アルセナール 7.歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列 8.宝島 9.カーペンターズ・フォーエヴァー 10.吹奏楽のための第一組曲 アンコール 11.マーチ・エイプリル・メイ 12.オーメンズ・オブ・ラブ レポート 管楽アンサンブルステージ フルート、クラリネット、サクソフォン、金管という管楽器群の演奏を楽しませていただいた後に、今回のコンサートの本体のチームであるアンサンブル・ベルリアンの演奏となりました。ベルリアンの演奏は、昨年の上田ウィーンアカデミーのアカデミー受講生コンサートにて拝聴していたこともあり、親近感を持って楽しませていただきましたが、特に2曲目・3曲目のシュトラウス2世のポルカは、おなじみ感がありました。 ![]() アルセナール 2部では、1部出演メンバーに加えて吹奏楽編成に必要な追加のメンバーが加わり、計51名での演奏となりましたが、1曲目のアルセナールは吹奏楽ではおなじみの名曲であり、さらに私自身、次期コンサートの演目になっていることもあって、楽譜を脳内に投影しつつ聴かせていただきました。 ![]() 歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列 こちらも吹奏楽ではおなじみのアレンジ作品ですが、冒頭の弱奏部で各パートが旋律をつないでゆくところは、本当に聴きどころと感じます。そしてそれが終わって曲終盤になると、有名なトロンボーンの全力演奏が入りますが、ある意味その強奏部分はトロンボーンの独壇場になる訳で、今回の演奏は聴き手側の期待を裏切らない、よい意味での大迫力を感じた次第です。 ![]() 宝島 そして吹奏楽の名曲として説明の必要がないこちらの曲。注目は、ソロをどのように演出するのか…というところですが、今回はサクソフォーンパート全員でのスタンドプレーということで、より豪華さを感じることができ、続いての金管群も後列が全員スタンドという、これまた期待に応えていただいた感があり、存分に宝島を楽しむことができました。 ![]() カーペンターズ・フォーエヴァー 淀川工科高校の超高速演奏でおなじみの真島俊夫氏アレンジの不朽の名曲で知られていますが、私自身ちょうどこの曲を昨年から取り組んでおり、次期演奏会での演目にもなっているところなので、あのソロは?あの難解な部分をどうやってクリアするのか?といった興味深々な演奏者目線で楽しませていただきました。 ![]() 吹奏楽のための第一組曲 吹奏楽オリジナル曲の古典とも言うべき楽曲で、この曲をコンサートの締めくくりに持ってくる構成の妙も素晴らしいと思いました。また聴きながら組曲について聴衆がどこまで深く理解しているのかという点について思いをいたしたりしましたが、最後まで聴いたところで改めてこの曲は名曲だなと感じる素晴らしい演奏と感じました。私自身この曲は、吹奏楽では1回しかやったことがないので、そこまで深く理解はできていないところではありますが、機会があればまた取り組んでみたい1曲です。 ![]() マーチ・エイプリル・メイ アンコール1曲目は、指揮者の佐藤典夫氏より「過去の吹奏楽コンクールの課題曲、子供の頃演奏したと思いますが、今はもう大人になっている人たち向けに…。」といった趣旨で曲紹介をして演奏となりましたが、調べてみたところこの曲は1993年度の課題曲なので、中学生~大学生でやったと考えると、おそらく40代半ばから50代半ばの人たちがその世代にあたるところかな?と考えつつ楽しませていただきました。またこちらの楽曲は、吹奏楽連盟が出していた小編成用の楽しい吹奏楽2の中に収録されていたこともあって、認知度の間口はもう少し広いのかもしれません。 ![]() オーメンズ・オブ・ラブ アンコール2曲目は、宝島と拮抗する人気がある同じく真島俊夫氏らよる編曲作品で、そういえばステージにチャイムが用意してあるけれど、やっぱりどこかでオーメンズやるのかも…との予想が的中でほっこりした次第です。 ![]() まとめ 今回アンサンブル・ベルリアンによる初コンサートとのことでしたが、いただいたコンサートパンフレットは、4ページに渡る充実の内容で曲名だけでなくプログラムノートも詳しく書かれていて、コンサートへの気合の入れようが伝わってきました。またアンサンブル・ベルリアンとは?というくだりでは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによる「アンサンブル11」に感銘を受けたメンバーによって結成され、団体名はフランス語で「美しい(Bell)」「絆(Lien)」を意味し、美しい響きの音楽を通じて、仲間との絆を深めていきたいという願いが込められているとのことで、大いに感銘を受けました。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 16, 2025 05:40:33 PM
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