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テーマ:弦楽アンサンブル(18)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2025.3.30(土) 14:00開演
![]() 場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ小ホール(320名収容) 弦楽四重奏団のクァルテット・ソレイユの演奏会へ行ってきました。 ![]() プログラム 前半 1.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 作品135 I.Allegretto II.Vivace III.Assai lemto,cantante e tranquillo IV.Grave,ma non troppo tratto - Allegro 後半 2.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 作品127 I.Maestoso - Allegro II.Adagio ma non troppo e molto cantabile III.Scherzo:Vivace IV.Finale:Allegro アンコール 3.早春賦 レポート ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 作品135 解説によれば、生涯最後の弦楽四重奏曲となった作品で、死の五カ月前に完成し、これまでの作品と違い、軽さ、簡素、脱力した曲とのことで、曲を聴きながら、体調の悪さから死期が近いこと感じていたベートーヴェンが現世でのこの苦しみもあと少し…。あの世では安らぎに満ちた時間を過ごしたいという希望が込められているのかなと感じるところがありました。 ![]() ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 作品127 仮説によれば、1825年55歳のベートーヴェンは、前作の第11番より約15年もの間、弦楽四重奏曲から遠ざかっていたとのことで、時代的にはベートーヴェンの後期の入り口に当たる曲とのことでした。その後の作品群のことを考えると、昨年の第7回定期演奏会で演奏した第13番。そして14番、15番と続き前半で演奏した16番で締めくくられるところですが、交響曲第9番などを書き終えたベートーヴェンが後期と呼ばれる時間でどんなことをしようとしていたのかということに想いを馳せながら、この名曲をじっくりと聴かせていただきました。 ![]() 早春賦 この時期にピッタリなアンコール曲となりましたが、長い冬が終わり春の気配がより感じられるようになってきた今日のこの頃を音楽で感じるひとときになりました。 ![]() まとめ クァルテット・ソレイユは、2004年に結成されたヴァイオリン:高宮城凌、ヴァイオリン:東山加奈子、ヴィオラ:鈴村大樹、チェロ:太田陽子で構成される弦楽四重奏団ですが、2014年度にサントミューゼレジデンスアーティストになったことやメンバーの太田氏が上田市出身ということが縁で、2017年から毎年この時期にサントミューゼで定期演奏会を開催しており、私も第4回・第5回・第7回と聴かせていただき、春先の恒例行事として今回も楽しみにしていた次第で、21年目を迎えるたいへん息のあったカルテットの演奏をじっくりと楽しませていただきました。また今回もMCでメンバー全員の生の声を聴かせていただき、さらには演奏会後のお見送りもしていただき、とても親近感を感じたひとときになりました。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 4, 2025 11:47:33 PM
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