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テーマ:吹奏楽(3508)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2026.4.11(土) 13:30開演
場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ小ホール(320名収容) 2023年10月以来の、サントミューゼ小ホールでの定期演奏会のレポートです。 また演奏会のテーマは「名曲コレクション」で、さまざまなジャンルで名曲と呼ばれる楽曲を取り上げました。 プログラム オープニング 1.コヴィントン広場 第1部 2.コンサートマーチ’87 3.ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー 4.正解 5.グレン・ミラー・メドレー 第2部 アンサンブルステージ 6.坂ブラクラッツ くるみ割り人形より花のワルツ 7.坂ブラクラッツ ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー 8.おにぎしブラス 東京・中山G1競争 競馬ファンファーレ 9.おにぎしブラス 1億5千万の奇跡 第3部 坂ブラ2025 オータムステージ 10.ひまわり 11.優しいあの子 12.星の船 13.にじいろ 14.ルパン三世メドレ 愛のテーマ~ルパン三世のテーマ'79 アンコール 15.タイム・セイ・トゥー・グッパイ 16.銀河鉄道999 劇場版 レポート コヴィントン広場 この曲は、吹奏楽愛好家に人気の高いジェイムズ・スウェアリンジェンの代表曲の1つですが、1985年にバーンハウス社から楽譜が販売されたということで、私の記憶の中でもちょうどその頃のコンクールでこの曲を演奏する団体が多くて重複があったり、曲想が楽しそうでうらやましく思ったものですが、そんなことから、この曲は吹奏楽の名曲!としての価値が相当にあると思いました。 コンサートマーチ'87 1987年度の吹奏楽コンクール課題曲Cとして世に出た楽曲ですが、1987年の課題曲というと、風紋(課題曲A)、渚スコープ(課題曲B)、ムービング・オン(課題曲D)、マーチ・ハローサンシャイン(課題曲E)があり、やはり風紋の人気が突出していたのでコンサートマーチ'87はマイナーだったのかもしれませんが、楽曲の内容とすれば、マーチとはいえ夜明けを彷彿とさせる壮大なオープニングから始まり、いくつかのテーマをリレーしてゆくという多くの要素が入っており、内容がとても濃密で音楽を勉強するには恰好の教材であり、そういった意味では良曲なのではと感じた次第です。 ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー 昨年10月の秋の定期演奏会からの継続曲であり、1年という時間をかけて仕上げてきた集大成の演奏という位置づけですが、楽曲的には「アメリカ」「トゥナイト」「マンボ」という毛色の異なる3曲をピックアップしていることから、メリハリがあって粋を感じるところがありました。特にマンボでは、掛け声が何度か出てくることから、司会者からの日頃のうっぷんを晴らしまょう!という案内もあって、観客としても思い切り声を出して盛りあがれる効果も期待できるところで、このあたりはさすが吹奏楽ポップスの父と言われる岩井氏の編曲だなと感じた次第です。 正解 演奏前に司会者から歌詞の一部を朗読がありました。この曲は、NHK総合「RADWIMPS 18祭」のために書き下ろされた楽曲で、企画は2018年9月9日に「18歳世代」1,000人とのコラボライブとして行われたものですが、私の中では2025年末の紅白歌合戦での大合唱団を従えての演奏が強く印象に残っており、18歳世代向けの曲だけに卒業ソングとしてもぴったりだったのだろうなと感じながらの演奏となりました。 グレン・ミラー・メドレー 昨年10月の秋の定期演奏会からの継続曲であり、名曲コレクションでの位置づけはジャズの名曲となりますが、グレン・ミラーの名曲「茶色の小びん」「イン・ザ・ムード」「タキシード・ジャンクション」「アメリカン・パトロール」「ムーンライト・セレナーデ」を岩井氏がメドレーに編曲したもので、こちらもソロもあって見せ場ありでした。一部のパートでソリストが交代したこともあって、同じ曲でありながら、また違った魅力が出てきた感がありました。 くるみ割り人形より花のワルツ チャイコフスキーの楽曲の中でも一二を争う人気曲、メジャー曲というイメージがありますが、メランコリックな王道のテーマとは別にちょっと暗めのテーマもあり、さらに合いの手は音符が細かいということで、吹きこなすのはなかなか大変なところですが、管弦楽ではさっと過ぎ去ってしまう目立たない音符が生きたらいいなということで、あえてテンポを落としての演奏となりました。また今回坂ブラクラッツでは2曲とも花にちなんだ曲ということで、特製の花の冠を身に着けての演出も入り、まさに花の季節にふさわしい花と音楽の競演という形になりました。 瀬戸の花嫁 演奏に先立って司会の方の歌唱が入り、会場が大いに盛り上がったところでの演奏となりました。この曲を聴いていて感じたのは、第1テーマは明るい(新しい生活への希望)のに第2テーマが暗め(新しい生活への不安?)になるというのが瀬戸の花嫁あるあるみたいなところがありますが、これは花のワルツの構成との共通点ではないか?時代的なものからすれば、瀬戸の花嫁の作曲者が花のワルツを参考にして曲の構成を作ったのかも…と言えなくはないのかなと思いました。 東京・中山G1競争 競馬ファンファーレ 演奏に先立ってトランペット奏者が馬の鳴き声から始まる「おんまはみんな」を演奏しながらのメンバー入場となりました。そして全員が入場してからファンファーレとなりましたが、まさに午年にふさわしい選曲がナイスと感じました。 1億5千万の奇跡 信州上田といえばサマーウォーズ!ということでせっかくの上田開催ということもあっての選曲と思いますが、作品のクライマックスシーンでヒロインの夏希が花札で敵と戦うシーンで流れる楽曲であり、私もしばらく前にテレビで放映した時の録画を見てサマーウォーズはやはり面白いな!と思ったところだったので、花札のシーンをリアルに想い出しながら楽しませていただきました。 ひまわり 昨年10月の秋の定期演奏会からの継続曲であり、さらに磨きをかけたソロ演奏はついに暗譜という域まで達しての演奏となりました。原曲は、1970年公開のイタリア・フランス・ソビエト連邦・アメリカ合作のドラマ映画で、ソフィア・ローレンが演じる主人公のジョバンナが行方不明になった夫を探して訪れる広大なひまわり畑の映像が作品を象徴するシーンになっている作品での曲ですが、その音楽はヘンリー・マンシーニによるもので、主人公の絶望感にも似た悲しみをアルトサクソフォーンが歌いあげる…。まさにそんな演奏の集大成になった感がありました。 優しいあの子 2019年のNHK朝の連続テレビ小説100作目「なつぞら」の主題歌ですが、広瀬すずが演じるなつが冒険する様子を描いたフルアニメーション「なつと動物たちの小さな冒険」が、90秒の動画を2,100枚以上の作画で描き、劇場版アニメを越えるクオリティーを誇っていたということはなつぞらあるあるなのかなというところです。そして歌詞の最後に「コタン」という言葉がでてきますが、これはアイヌ語であり、舞台となった北海道を表現するのによい言葉だなと感じたひとときになりました。 星の船 昨年10月の秋の定期演奏会からの継続曲であり、坂ブラとしては織姫と彦星に1年間寄り添った形となりましたが、今回はさらにイメージをふくらませて、より感情がこめられた演奏になったように思われ、その込められたストーリーをしみじみと感じられたひとときになりました。 にじいろ 演奏に先立って司会者がどんな歌だったか?ということで歌唱がありました。この曲は絢香の代表曲の1つになりますが、NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」のために書き下ろされた後も、その希望的な曲調からCMCFソングとして使われた良曲ということで、吹奏楽で演奏してもとても明るくて良い音がする印象がありました。また所々にソロも組み込まれて見せ場が多く、コンサートの1ピースとしても良いのかな感じました。 さくらのうた 私自身は、つい2週間前に演奏したさくらのうたですが、その時はつぼみ~開花宣言が出たさくらの花が、この2週間で3分咲き→5分咲き→7分咲き→満開と進み、今日は散り始め。1年でわずか2週間しかない花の季節をリアルに感じながらこの曲を演奏リレーできた幸運に、これはよい想い出になるなという感がありました。 ルパン三世メドレ 愛のテーマ~ルパン三世のテーマ'79 坂ブラとしては、コロナ禍の時期の2021年春の定期演奏会に演奏した想い出の楽曲になりますが、ソロパートが複数出てくることから、コンサートピースとして見せ場も多く、後半からのスリリングな'79のテーマはまさにエンディングへ突入してゆく勢いがあり、最高潮に達して終わるという申し分ない楽曲だなと改めて感じました。 タイム・トゥー・セイ・グッパイ アンコール1曲目は、つい先日のミラノ・コルティナオリンピックで競技生活の有終の美を飾った坂本花織選手のテーマ曲というイメージがあるこちらの楽曲の演奏となりました。感動的なテーマと締めくくりにふさわしいタイトル。いわゆるアンコール向きの曲というのは世の中にたくさんあるけれど、こんなステキな曲があったのだと改めて感じたひとときになりました。 銀河鉄道999 劇場版 アンコール2曲目は、短く濃密に!ということで、あえてジャパグラ12の銀河鉄道999劇場版の部分からの演奏となりました。曲紹介で指揮者がもう曲が1曲しか無いんで(ナインで)と言ったのですが、私もその時気づけず、後でそういえばこれは無いんでと999でをかけていることに気づいた次第です。 まとめ 坂ブラとしては結成40周年記念演奏会以来のサントミューゼ小ホールでのコンサート開催となりましたが、改めてその響きの素晴らしさを感じるとともに、この上田地域にこのような素晴らしいホールがあるという幸せを感じたひとときになりました。また今回名曲コレクションと題して、様々なジャンルの楽曲がプログラムされましたが、ある方に演奏者も聴き手も楽しめるプログラムというコメントをいただき、改めてアマチュア音楽の在り方を考えさせられたひとときになりました。
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Last updated
April 12, 2026 04:11:31 PM
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