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テーマ:吹奏楽(3517)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2026.7.5(日) 14:30開演
場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ大ホール(1,650名収容) 国立音楽大学ブラスオルケスター 上田特別演奏会に行ってきました。 プログラム 前半 1.セレブレーション 2.吹奏楽コンクール課題曲2026より 課題曲II ザ・ガーズ 課題曲III あつまれ おもちゃのマルチャ! 3.サクソフォン協奏曲 変ホ長調 作品109 サクソフォン:田中 靖人(国立音楽大学教授) 4.富士山~北斎の版画に触発されて~ 後半 5.アルメニアン・ダンス パート1 6.パガニーニの主題による幻想変奏曲 7.バレエ組曲《ガイーヌ》より アンコール 8.カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲 9.マーチ レポート セレブレーション コンサートのオープニングは、1991年に東京佼成ウインドオーケストラの委嘱によって作られ、明るく喜びに満ちた祝祭的な響きが特徴の人気曲という楽曲。スパークの曲は、聴き映えという点で一日の長がある印象がありますが、それは諸刃の剣という側面もあるようで、演奏ミスによるキズが目立ちやすいのかもしれず、アマチュアバンドには向かない作曲家なのかもですが、その点プロの吹奏楽団に準ずる実力を持つ音楽大学の吹奏楽団の演奏ということで、楽譜を忠実に演奏してキラキラと輝く素晴らしい聴き映えを感じることができました。 吹奏楽コンクール課題曲2026より IIのガーズとIIIのあつまれ おもちゃのマルチャ!の2曲が演奏されましたが、こちらはいわゆる編成表に準じた形で演奏人数を絞っての演奏となりました。このあたり、5月に聴いた東京佼成ウインドオーケストラの課題曲の演奏もそうでしたが、模範演奏を意識した形での演奏となりました。 サクソフォン協奏曲 変ホ長調 作品109 国立音楽大学教授の田中靖人氏を迎えてのコンチェルトですが、私の中で田中靖人氏といえば2010年の相模原市民吹奏楽団の定期演奏会の田中靖人氏と奏でる~真島俊夫の世界~という企画が強烈な印象として残っており、その後は2017年に上田市民吹奏楽団、2018年にメセナウインドオーケストラの演奏会へのゲスト出演もあって、比較的親しみのあるサクソフォン奏者になりますが、経歴を拝見すると国立音楽大学出身の国立音楽大学教授にして国立音楽大学ブラスオルケスターゲスト出演ということで国立づくしであることに気づかされました。演奏ではコンチェルトということで演奏者人数をぐっと絞った小編成で田中靖人氏を迎え、約15分におよぶ魅惑の演奏をじっくりと楽しませていただきました。 富士山~北斎の版画に触発されて~ この曲は、2014年の12月に行われた相模原市民吹奏楽団の第50回記念の演奏会の委嘱作品ということで、正式名称は「Mont Fuji-富士山・北斎の版画に触発されて-」で、作曲者の真島俊夫氏は富士山ではなくモンフジというこだわりを持っていたことが知られていますが、相模原市吹の初演から10年経った2024年に同楽団において再演があり、また今年は真島氏の没後10年という節目もあって何かと話題になりそうな楽曲という印象がありました。私の中では初演から聴いている相模原市吹の演奏が元祖ですが、超大編成の国立音楽大学ブラスオルケスターによる演奏もまた素晴らしく、演奏者が全員お若い方ということもあって印象として若々しいモンフジという感想を持ちました。 アルメニアン・ダンス パート1 1973年にイリノイ大学吹奏楽団の指導者であったベギアンに献呈された曲とされていますが、5曲のアルメニア民謡「杏の木」「ヤマウズラの歌」「おーい、僕のナザン」「アラギャズ山」「行け、行け」をメドレーにしたように楽曲であり、50年以上経った今でもしばしば吹奏楽のコンサートは耳にする楽曲で、私自身も何度か演奏したことがあり、改めて演奏を聴きながら懐かしくも感じつつ楽しませていただきました。 パガニーニの主題による幻想変奏曲 5月にかわさき吹奏楽まつりで東京佼成ウインドオーケストラの演奏を聴いたばかりということもあり、やはり吹奏楽の定番曲なのだなと感じるとともに、パガニーニ特有の耳に残る調べがとても印象的でした。そしてこの曲はソロ演奏も多いので、さまざまな楽器の音色を楽しめるという吹奏楽特有の豊かな色彩感も感じるところでした。 バレエ組曲《ガイーヌ》より 有名な剣の舞からスタートするという強烈なインパクトのある編曲ですが、ここではオーケストラを意識した座席並びが目を引きました。具体的には、フルートやクラリネット奏者の一部がオーケストラでの定位置である中段にも配置されており、ヴァイオリンの定位置にいるクラリネット奏者の集団とは違う動きをしていたので、吹奏楽編成ではあるものの視覚的にも弦楽器パートと管楽器パートが明確に分かれている様が見て取れました。 カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲 アンコール1曲目は、指揮者より聴けばわかると思います!ということでアンコールの定番曲の1つであるカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲の演奏となりました。私自身ちょうど今カヴァレリア・ルスティカーナに取り組んでいるところでもあったので、大変素晴らしい演奏を耳にすることができ、タイムリーなところでした。 マーチ アンコール2曲目聴けばわかる曲ではなかったのですが、おそらく邦楽のマーチ?もしかするとヨーロッパ系かとも思われましたが、とても上品な形での幕引きとなりました。 まとめ 国立音楽大学100周年の記念事業として実現した上田時別演奏会でしたが、このハンドは管楽器専攻の3、4年生によって構成される吹奏楽団とのことで管弦楽曲の編曲作品をオーケストラよりもオーケストラのように!を目標に掲げているとのことで、だから配置にも特別なこだわりがあるのか!と得心した次第です。また練習は毎週1回6時間の授業として行われているとのことで、指揮者の方から世界一上手な吹奏楽団との自画自賛のコメントもあり、確かに若き演奏者たちが奏でる見事なサウンドに大いに魅了されたひとときになりました。
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Last updated
July 10, 2026 11:00:46 PM
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