2010/05/27(木)05:44
山形県 姥湯温泉の紹介
今日は、姥湯温泉の紹介をします。
姥湯温泉は、山形県米沢市にある温泉です。
大日山の山麓、大昔の噴火口跡に温泉があり、標高が約1300mと高所に位置しています。
この温泉は秘湯のため、大規模な温泉地ではなく、一軒宿の「桝形屋旅館」があるだけです。
その分、静かな環境のもと、雄大な自然を独り占めした贅沢な温泉旅行が楽しめます。
温泉の泉質は、単純酸性硫黄泉で、青みがかった白濁湯が特徴です。
姥湯温泉の歴史は古く、室町時代まで遡ります。
鉱山師だった遠藤大内蔵が、鉱脈を求めて山々を渡り歩いて、たまたまこの地へやって来ました。
すると露天風呂があり、そこに髪の長い女性が湯浴みしていました。
こんな山奥で女が湯浴みとはと驚き、おそるおそる近づくと、なんと赤ちゃんを抱いた恐ろしい形相の山姥でした。
思わず逃げ腰になると、山姥はそんな因果な山師などやめて、この湯の湯守にならないかと云い残し、赤ちゃんと一緒に山姥の姿はどこかに消えてしまいました。
それ以来、この湯を姥湯と名づけ、現在に至ると言い伝えられています。
このときに開業した「桝形屋」は今でも残り続け、秘湯ファンにはたまらない温泉地となっています。
山奥にあるため、山道をどこまでも進む必要がありますが、それだけ苦労してもいいくらい、素晴らしい山奥の秘湯です。
雪深い土地のため、秋の終わりから春の初めまでの半年間は営業ができません。
本格的な春とともに営業が始まります。
この旅館の目玉でもある温泉は、男女別の内風呂と、混浴の露天風呂、女性専用の露天風呂があります。
露天風呂は火口に位置しているため、赤褐色と灰色の荒々しい岩峰が立ちはだかります。
しかし旅館以外には人気はなく、絶景の中で温泉に入ることができます。
もちろん源泉かけ流しです。
日帰りでも利用できますが、宿泊者は夜も22時まで入浴ができ、満天の星空も楽しめます。
このように、姥湯温泉は秘湯ファンにはたまらない温泉で、一度は訪れてみたい温泉です。
姥湯温泉の詳細は、こちらの姥湯温泉「桝形屋旅館」のホームページをご覧ください。
みなさんも姥湯温泉に行ってみませんか。
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