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2014/07/23(水)14:44

あいや節響く戻り曳山 土崎港曳山まつり その3(終)

秋田市 勝手に観光案内(155)

20・21日の両日に渡って催行された「土崎港曳山まつり」クライマックスで見物人にはもっとも人気がある「戻り曳山(もどりやま)」をご紹介して、今年の港まつり紹介を終わります。 すべて手持ちで撮影しました。ブレはご容赦ください。 戻り曳山 土崎港曳山まつり 01 posted by (C)Traveler Kazu  このお祭りで演奏されるお囃子は何曲かあるのですが、21日の夜、お祭りの一番最後の運行「戻り曳山」で演奏される「あいや節」は、名残を惜しむような哀愁あふれる、静かでスローテンポな曲となっています。 戻り曳山 土崎港曳山まつり 01_01 posted by (C)Traveler Kazu  一方、2日間の祭りのクライマックスとあって参加者は盛大に盛り上がり、酒の勢いも手伝って、一連の曳山運行の中で一番荒々しく、激しく、踊り狂いながら道幅いっぱいに広がったり狭まったりしながら手綱を引きます。音頭取り(音頭あげ=進行を指示する係)の声もかすれにかすれて濁声に。スピーカーからボリュームいっぱいに聞こえる親父さんのかすれ声も、戻り曳山には欠かせないサウンドです。 この日のこの場所では見られませんでしたが、戻り曳山でも所々で停車して、通過する沿道の町内の方々に演芸(踊り)を披露します。中でも「秋田音頭」「ドンドコドッケ」(※)はカラオケ音源ではなく囃子方の演奏と音頭取りの濁声にのって踊られ、風物となっています。 戻り曳山 土崎港曳山まつり 01_02 posted by (C)Traveler Kazu  戻り曳山 土崎港曳山まつり 01_03 posted by (C)Traveler Kazu  曳山の運行は公式には24時まで。しかしそれ以降も遠い町内の曳山が運行を続け、町内に戻ってこの日の行事が終わるのが明け方になることも。 そして翌日、曳山を解体し、御幣と御札を所定の場所に納める「札納め」を行って一連の神事が終了するということです。その後、打ち上げを行って安全に奉納できたことを感謝し、翌年も奉納できることを願うということです。        ホテルルートイン秋田土崎 お祭り会場まで徒歩5分ほど。戻り曳山を見るなら、早めにご予約! 土崎港曳山まつり 7月20日・21日(曜日問わず日付固定) 秋田市土崎港地区で開催 今日ご紹介した「戻り曳山」は21日のよる8時に地区北部の「相染町」(土崎港北七丁目)を順次出発し、本部前(五十嵐病院前・旧国道の臨港署入口)を先頭の曳山が通過するのはよる9時~9時半ころ。 ・お車の公式駐車場は「セリオン(道の駅あきた港)」ですが、例年キャパシティ以上の車が殺到し周辺のスーパーの駐車場も不許可駐車で満車になります。列車の利用をお勧めします。 ・列車(JR) 秋田新幹線「秋田駅」より奥羽本線下り普通列車か男鹿線に乗車し、次駅の「土崎」下車。片道200円。 JR東日本えきねっと「秋田駅時刻表 奥羽下り」「秋田駅時刻表 男鹿線」「土崎駅時刻表」 駅前を直進すると数分で土崎神明社ならびにメインストリートに到着します。 よる11時30分頃に秋田行きの最終列車が出ます(26年3月ダイヤでは23:42発)。 ※「ドンドコドッケ(ドンドコドッキャ)」 秋田市のごく一部(沿岸部や土崎・外旭川など)に伝わる、非常にテンポの速い盆踊りの曲。 歌詞は一応あるものの地口伝承であり、歌い手によって違うことがあります。 お祭りの動画は実行委員会のホームページに紹介されています。 また「ドンドコドッケ」で検索すると筆頭で紹介される川端たぬきさんのブログ「二〇世紀ひみつ基地」にも多数紹介されております。

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