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カテゴリ:秋田県 勝手に観光案内
大館駅前の観光施設「秋田犬の里」では、ハチ公つながりで東京・渋谷から持ってきた東急5000系「青ガエル」カットモデルの公開が始まったということで、ニュースで紹介されていました。外観はとりあえず渋谷時代のまま、渋谷時代の末期に窓に貼られた「渋谷→大館」ラッピングもそのままで展示されているようです。
さしあたり、11月8日まで公開し、その後は補修・塗装を行ってから、来春にも本格的に公開するとのこと。 補修前に見に行く機会あるかなあ さて、私が秋田犬の里を訪れたのは7月5日なので、青ガエルは姿形も見せていません。その「秋田犬の里」には、青ガエル関連とは別に… 敷地に沿うように、一条のレールが敷設されています。 敷設されているというか、残されているという表現が正しい。 なんと信号機も建植されたままとなっています これは、2008年に休止・2009年に廃止された、小坂精練小坂線(通称:小坂鉄道)の廃線跡です。もとは、いま「秋田犬の里」が整備された区画に、小坂線の大館駅がありましたが、1994年の旅客営業廃止後に、JR線寄りに設備が集約され、本線1本が残っていたものです。 ここをなぜ残してるかというと… 手漕ぎトロッコを走らせるようになっているそうです。 これは、地元の職能短大が製作したものだそうです。イベントなどで使うのかな? ※「小坂鉄道レールバイク」とは場所も異なります その手漕ぎトロッコ用の車庫が、旧本線上に新築されていました なかなか、手が込んでいる 車庫の先、JR構内につながるレールはそのまま。踏切も、警報機や遮断機は撤去されていますが、線路はそのままです。 踏切の先、ポイントで分かれているのは、JR-小坂の授受線跡です。 小坂鉄道跡は、大館駅から小坂駅までの全線、さらに小坂駅から小坂鉱山までの側線に至るまで、鉄道運行時の設備が残っているところがほとんどです。晩年に踏切の改良が各所で施され、路面に警戒色が塗られた現代仕様の踏切もあったので、いまでも大館~小坂間の県道を走ると、現役の踏切と見紛うような地点もあります(もちろん一時停止は不要)。 知らなかったのですが、小坂方の旧構内末端は「鉄道パーク」として整備されているそうです。御成町踏切の設備(有人踏切であった)も再整備されて綺麗になっているそうなので、これはまた行ってみなければなりませんね
東大館は、大館からJR花輪線で1駅。長木川の南側で、市役所や飲食街に近い中心市街地エリアです。 さて、長々とお付き合いいただきました、「GoToトラベルも各種補助金も全く関係ない(笑)湯瀬温泉~十和田湖めぐりツアー」いがかだったでしょうか? リゾート感満点にリニューアルした「湯瀬温泉 湯瀬ホテル」さん(記事1回目にリンクしてます)、雨に煙る神秘の「十和田湖」、自粛で人影少なく静かだった深緑の「奥入瀬渓流」、大館に新登場した観光スポット「秋田犬の里」を駆け足で巡りました。 このほかにも、鉱山の町、鉄道テーマパークで有名になった「小坂町」もこのエリアだし、八幡平や青森県側の弘前市、白神山地の入り口「西目屋村」、さらにはこれからのスノーシーズンは岩手県側の「安比高原」などなど、観光スポットには事欠かないエリアでございます。 高速道路は通っていますが、大都市からも、新幹線の駅からも、空港からも、さらには域内移動も微妙に不便という(苦笑)、非日常を満喫するにはもってこいのこのエリアに、ぜひ足を運んでみてください! さて、次回以降はまた小間ネタをお送りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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