青髭さんのテイスティング村

2005/01/09(日)17:05

【1984年】成人ワインがまた一つ♪♪

いよいよ、明日は成人式ですね♪オメデトウ!! 成人を迎える方々は早生まれを除くと みなさん1984年生まれになる訳だよね。 当然、この年に生まれたワイン達も成人を 迎える訳です。 ところでこの1984年とは社会的・ワイン的に どういう年だったのか自分なりに調べてみました。 流行としては「エリマキトカゲ」「コアラ」が大ブレイク。 「ロサンゼルスオリンピック(夏季)」が行われた年でもあり、 柔道で山下選手が金メダルを獲りました。 また、「ドラゴンボール」がジャンプで連載開始、「北斗の拳」が TVで放映開始になり、映画では「風の谷のナウシカ」が上映。 社会的には「グリコ森永事件」インドの首相「ガンジー暗殺」などの 事件が発生しました。ちなみにこの年に「えなりかずき」「平山あや」 「ベッキー」などの芸能人が誕生しました。 ワイン的には非常に困難な年となったようです。 2月・3月と非常に寒い日が続き、暖かい4月で一時的にブドウの 生育状況は緩和されたものの、5月にまた寒さがぶり返しました。 乾燥した猛暑の6月に行われた開花はあまり思わしいものではなく 夏の気候はまずまずだったものの、9月の高湿度、10月は多量の 雨に見舞われました。 摘み取りは9月末~10月初めに始まりましたが、ホルテンス台風の 襲撃により、収穫を一時中断せざるを得なくなり、 その結果、メルロー種は結実不良に悩まされ収穫量が激減しました。 サンテミリオンやポムロール地区は壊滅的な打撃を受け、 メドック地区は、例年よりカベルネ・ソーヴィニヨン種の比率が 高くなった為、線の細い上品なワインとなりました。 ブルゴーニュは、悲劇的なヴィンテージと予想されていましたが 生産者によっては信じられないほど良質なワインを生みだしました。 気候的に恵まれなかったからこそ、生産者がより熱い情熱と 細心の注意を払いワイン生産にあたりました。 1984年という年は、このような逆境に打ち勝った年なのです!!

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