月のチカラ

2004.11.21

例によって？昨日も『世界一受けたい授業!!』を見ていたのですが、
１時限目は声に出して読みたい日本語の著者でもある斎藤孝せんせい。

番組には二度目の登場で
今回は"腰力"と言うものに関する講義だったのですが、
今日の私の日記は
実はこの講義とは殆ど関係ありません＾＾;

腰力を説明する際
せんせいがボードに"腰"という字を書かれたのを見て
「ああ、そうだ。
　身体を表す部首の「にくづき」は「月」だぁ。」
と思ったのが今日の日記を書くキッカケになりました。

この部首の「月」は、空にある月とは全く関係がなく、
もともとは「肉」という字が変形して出来たものだそうですが、
天空の月が人間の体調に関係するというのもよく聞く話。

女性の月経にまつわる話や
人の精神に影響を及ぼす、なんて話。

『Biological Tides Theory(バイオタイド)』という理論があるそうです。

　　人間は基本的に地表と同じ成分で構成される。
　　地表は８０％の水分と２０％の固体(陸地) で
　　構成されるが、人間も同様である。
　　体内の水分を地球の大洋、固体を陸地と見做して、
　　月や太陽などの引力が、大洋に潮汐作用を
　　及ぼしているのと同じように、
　　体内の水分に対して潮汐作用が働いているのではないか
　　という考えがソレです。

人間の体を表す部首が「月」の字なのは
このことを表しているのではないかな？と考えても
あながち間違いでもないのでは？というふうにも
思ったりするのですが…。

それはさておき
私もこの説を信じています。

そういえば
人間は潮が満ちるときに生まれてきて
亡くなるのは潮が引くときといいます。

私の少ない人生経験の中で、ですが
それは確かなような気がしています。

太古の昔、生命は
月の引力によって満ち引きする海のゆりかごの中で
発生しました。

地球という星が誕生してから今までを一年と例えると
人類が誕生したのは
大晦日の除夜の鐘が鳴りはじめる頃、
という話を聞いたことがあります。

人類の文明はずいぶん発達してきたけれど
未だ自然のチカラに影響される。

そう思うと
月の光に照らされた
静かな海の上で
ゆったりと浮かんで安らかに眠っている。

そんな自分を想像した今日の私です。

見上げた空は新潟へ続いています
※ 新潟県中越地震発生から30日

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Last updated 2004.11.21 23:03:06
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