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2006.07.02
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カテゴリ:ゲストバンド
こんばんは。

さて今日は、前にも書いたように、ティーンズ・ロックのゲストバンド、
ランクヘッドのニューアルバム『LUNKHEAD』についての感想を書いてみます。
まあいろいろ思い込みで長々と書いてますが、もし良かったら読んでみてください。
そして、この素晴らしいタイミングでのランクヘッドのライブは、本当に必見です。
めちゃくちゃ期待してます!
それでは、どうぞ。

                ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

                 LUNKHEAD

 ある音楽を繰り返し聴きたくなるときって、気持ちいいとか、カッコいいとか思うときなんだけど、そう思うときっていうのはたぶん、その音楽から、「音を鳴らす意味」を感じられるときなんだと思う。

 「音を鳴らす意味」、なんていうとちょっと難しいけど、僕が音楽を聴いて、気持ちいいとか、カッコいいと思うのは、もうちょっと具体的に言うと、このイラついてどうしようもない気持ちをどっかに思いっきりぶつけてやりたい、とか、たぶんいつまでも消えないだろうと思えるような心の痛みを歌いたい、とか、とにかく気持ちいい音をたくさん繋げた音楽を作りたい、とか、もっとすごい快感を生み出す新しい音を見つけたい、とか、自分が影響を受けた音楽のスタイルをもっと突き詰めたい、なんていうような、胸の中で何よりも大きな、切実な思いをめいっぱい鳴らした音が響いてくるときだ。そして、そうした音は僕の胸にぐっさり突き刺さって、気になって何度も聴きたくなる。
 “何のために笑うんだろう、何のために唄うんだろう”と始まる、ランクヘッドのシングル「カナリアボックス」は、「音を鳴らす意味」そのものを、全てぶっちゃけるように唄ってしまった、ランクヘッドの新たなステップを感じさせるポップな曲だ。そしてこの『LUNKHEAD』を聴いていると、やっぱり全てはこの曲から始まっているように感じてくる。いや正直に言うと、僕がこのアルバムを聴き、さて何て言い表せばいいんだろうか、と考えたとき、なんだ結局はこの「カナリアボックス」の歌詞そのまんまじゃねーか、と思ってしまったので。

 鮮やかな色合いの風景がいきなり飛び出してきたような「恋をしている」から始まるこのアルバムには、「プルケイマ」「カナリア・ボックス」「すべて」のシングル3曲(プルケイマ」はアルバムヴァージョンのバラード)を含めて、ポップな曲がめいっぱい詰め込まれている。サビのコーラスに、ポップの魔法を感じてぞくっとなるような「クローバー」、青春の根拠のない夢のような苦さと甘さを感じさせる「僕らの背中と太陽と」など、どの曲も、全くぼやけていない、曲のイメージがはっきりと浮き上がってくるような曲ばかり。しかもそこに、シングルの「すべて」はもちろん、「光の街」や、「そして朝が来た」など、切ないメロディーラインが、どこまでも突っ走る感覚をさらに加速させた、ラックヘッドの新しいロックンロールが鳴っている。
 このアルバムはどうしてこんなにポップに聴こえるんだろうか。きっとそれは、「カナリアボックス」で唄われている、“あなたに会えて良かった”と言えるための、誰かと繋がりたい、という思いがはっきりと見えているからだと思う。

 以前、ミスチルの桜井がインタビューで、「もう何をやってもポップな曲しかできないだろう」みたいなことを言っていて、やっぱすげーな、桜井は、と思ったけど、そのインタビューから感じたのは、もはや、彼にとっては、ポップな音というのが大前提になっているということだった。どうしようもないほど高まって破裂しそうな思いをとにかく誰かに伝えないではいられないから音を鳴らし、歌うのであり、胸の中にあふれかえっている、何としても音楽として伝えなければならないものを形にするには、「伝わる音」、つまり絶対にポップな音でなくてはならないということだ。

 次長課長とメンバーが訳の分からないダンスをしまくっている「カナリアボックス」のPVを観ていたら、あれは、「伝わる音」を聴いてしまった人間の自然なダンスなんじゃないか、なんて思ってしまった。なぜなら、この曲が伝えようとしているものは、まさに僕の中にもあるものに共鳴して、勝手に暴れ始めてしまっているので。
 この『LUNKHEAD』というアルバムは、彼らにとって、「伝わる音」を意識的に突き詰めた、出発点のアルバムなんだと思う。音楽のスタイルとかそんなものを一旦全部とっぱらって、とにかくどれだけ伝わる音を音楽に放り込めるかとトライし、そこからもう一度、ランクヘッドのロックンロールを生み出していこう、としているアルバムだ。もっと言えば、彼らが、胸の中であふれ返っているものをどうやって伝えるかというステップから、どんなふうに伝えるかというステップへと踏み出した、ランクヘッドの新しいロックンロール・アルバムだ。





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最終更新日  2006.07.04 00:08:48
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