実行委員長インタビュー
(2006.5.26の日記)さて、このブログではTRHに関わっている人たちの声を届けようと思っていますが、その1発目として、実行委員長の加藤さんにメールでいろんな質問をしてみました。どの質問にも正直に答えていただいたので、実行委員長としての心境(と大変さ!)がとても感じられました。それでは、どうぞ。◆このTRHというイベントを青年会議所が始めることになったそもそものきっかけというのは、何だったんですか?○軽音楽の高校生全国大会を創りたかったからです。◆加藤さんは、今回実行委員長ということですが、過去2回のTRHには、どのように関わっていましたか?○第1回の時は、委員会メンバーで、第2回の時は、副実行委員長でした。◆過去2回のTRHを振り返って、大変だったことは何ですか?○毎回資金集めに苦労しています。◆TRHを、「コンテスト」というよりは「フェス」に近い形で実施したのは、何かお手本にしたものがあるんですか?やっぱり「ロックインジャパンフェス」のイメージがあったからなんですか?○ロックフェスもありますが、一番が海浜公園水のステージをロックの聖地にするために「コンテスト」よりも「フェス」色を強め、優劣を重んじるよりもそこで演奏する為の努力や喜びを味わってもらいたいためです。◆今回特に、「高校生」と「アマチュア」というところに、はっきりとこだわったのは、どうしてなんでしょうか?○今回特に高校生にこだわったのは「ロック甲子園」をやりたいのと、ロックインジャパンに出場するための予選会にさせないためです。◆TRHは、「ハイティーンスタッフ」という、高校生ボランティアスタッフをメインに運営されていますが、彼らにはどのようなことをしてもらってるんですか?○主に宣伝活動です、後ステージ上の企画もしてもらいます。後、当日の警備や舞台の設営の手伝いです。◆ただ実際には青年会議所のスタッフでなければできないところも多いと思うんですが、その辺のバランスはどのように進めているんですか?○その辺は年々高校生の役割を増やしていけばいいと思います。すべてにおいて手探り状態なので少しずつ高校生主導にしていけばと思います。◆今までにやらなかったことで今年考えていることはありますか?○現在市民審査員を考えています。◆ところで加藤さんは、普段どんな音楽を聴いてるんですか?ご自身は今までバンドを組んだ経験はあるんですか?○ジャパニーズポップとジャズを聴いています。(バンドは)高校生の時少しやってました。◆加藤さんはどんな高校時代を送っていましたか?今の高校生を見て、思うことは何ですか?(オヤジくさい質問ですみません。)○まじめでもなく不良でもない感じです。今の高校生は、社会に対する考えは僕らの頃より大人だと思います。ただ、情報がありすぎて実践してないのに体験したように錯覚してる子が多いように思います。◆加藤さん自身、どんなバンドにTRHに出て欲しい、と思いますか?○やはりこのTRHをご理解してくれるアーティストにお願いしたいです。◆RIJFESには、参加されていますか?あの場所に居ると、TRHもいつかこんなふうに、なんて思ったりしませんか?○一度参加しました。TRHはアマチュア音楽最大規模を目指しています。◆もともと青年会議所は、RIJFESにもいろんな形で協力しているわけで、このTRHも、ステージや審査員を始めとして、RIJFESとの繋がりが深いわけですが、TRHとRIJFESはどのような協力関係になっているんですか?○RIJFESには、本当にお世話になっています。青年会議所としてひたちなか市を全国に宣伝していただき、ご厚意でいろいろな面でTRHに協力して頂いてます。◆今年はついに優勝バンドがRIJFES出場、ということで、RIJFESに出たいからTRHを目指す、と考えるバンドも増えてくると思うんですが、その辺はどのように考えていますか?○高校生が目標に向かってがんばることはいいことだと思います。僕らもRIJFESだけじゃなくTRHに出たいともっと思わせるようなFESにしていきたい。◆TRHをやって良かったな、と感じた瞬間は、どんなときでしたか?○子供達の交流している姿やTRH終了時のスタッフの顔を見たとき。◆実行委員長は1年交代と伺ってますが、加藤さんにとって、今年はどんなTRHにしたいと思っていますか?また、目標を一つ上げるとしたら、何でしょう?○やはり3回目ですから1番盛り上げたいですし、目に見える実績を残したいと思ってます。◆残り2ヶ月ちょっととなりましたが、今一番気になっていることは何ですか?○資金です。◆将来このTRHがどんなイベントになって欲しいと思ってますか?○将来資金面以外の部分で高校生主導のイベントにしたいです。◆来年以降もTRHに関わっていたいと思いますか?○何らかの形で関わると思います。加藤さん、どうもありがとうございました。加藤さんといろいろ話して感じたことは、このTRHはもともと、「高校生のためのロック甲子園があってもいいんじゃないか」という考えから始まった、単なるアマチュアバンド選手権とは違ったものなんだ、ということでした。そして、多くのスポーツをやっている高校生が、甲子園やインターハイを通して貴重な経験をするように、ロックが好きでバンドをやっている高校生が、TRHに参加することで貴重な経験を味わってくれたなら、それは素晴らしいことだろう、と思いました。そしてこのTRHのステージを作っていくのも、高校生スタッフなのです。そうした、高校生を中心に行われるこのTRHを運営し、どうやって多くの人に告知をしていくか、どうやって来ていただいた人たちに楽しんでもらおうかを、高校生スタッフとともに考え、さらにロックインジャパンへと繋げていくという今回のTRHは、とてもハードルが高いものだと思うのですが、先日加藤さんが、新しく集まったハイティーン・スタッフの前で言った一言、「精一杯やれば、終わった後、絶対に感動します。」という言葉は、やっぱり最終的にはこれなんだな、と思わせてくれました。出場バンドも、見に来てくれた人たちも、スタッフも、みんなが感動できるステージにしていきたいと思っていますので、当日はぜひ遊びに来てください。そしてこのブログではこれからも、そんなTRHに関わる人たちの声を届けていきたいと思っていますので、どうぞよろしく!