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Nobuyuki Ota

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2019.12.09
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ネットメディアFASHIONSNAP.COMが選ぶ今シーズンの東コレブランドTOP10がサイトで発表されました。私にも投票アンケートが回ってきたので3ブランドを推薦しました。以下はサイトにアップされた文章(一部修正しました)です。



​1位を獲得したのは東京ファッションウィーク初参加のトモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)。1988年生まれの小泉智貴は大学在学中の2011年にブランドを立ち上げ、「ここのがっこう」にも通っている。主に国内でコスチュームデザイナーとして活動を広げてきたが、世界的トップスタイリストのケイティグランド(Katie Grand)からSNSを通じて声が掛かったことでニューヨークへの切符を得た。マークジェイコブス(Marc Jacobs)からもサポートを受け、2019年秋冬から2シーズンにわたりニューヨークファッションウィークでショーを開催。一気に国内外から注目を浴びる存在となっている。

東京でのショーは、日本ファッションウィーク推進機構による招聘プログラムとして実現。モデルに冨永愛や美佳、そしてKōki,といった日本のトップモデル10人のドリームチームを組み、円形の舞台のようなステージでシグネチャーであるオーガンジーのラッフルドレス10体を発表。一体ごとに照明と音楽を変え、モデルそれぞれがボリュームのあるラッフルを自由に操りドラマティックに舞う姿が印象的なコレクションとなった。ファッションの夢を与えるような色彩と個性の表現が評価され、アンケートでトップの票を獲得した。
(FASHIONSNAP.COMの記事より抜粋)

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このところ売れ筋っぽい平凡な大人の服がたくさん登場するようになってしまった
NYコレクション、その中でこの迫力あるドレスは非常に目立ちますよね。来年のアカデミー賞授賞式やメトロポリタンミュージアムのガラパーティーで彼のデザインするドレスを着て現れる有名人はきっといるはず。小泉さん、よくぞ東コレに参加してくれたと思います。

毎日ファッション大賞ではこれまでなかった選考委員特別賞を初受賞。その表彰式のステージ挨拶で、NYコレ発表のチャンスをくれた一人はデザイナーのマークジェイコブスと小泉さんは感謝を述べてました。どういう経緯でマーク自身が彼にチャンスを提供したのか詳しく知りませんが、マークは立派だなあと思います。

マークで思い出すのは2011年3月の大震災の直後。私が出戻った松屋では、当初4月20日に予定していた春のファッションプロモーションを自粛せざるを得ないかどうか社内で検討していました。しかし、趣旨を切り替えて全館あげて被災地救済チャリティーにしようじゃないかと大震災の1週間後に決め、内外のお取引先やブランドにチャリティーグッズの提供をお願いしました。

このときマークはパリコレ直後だったのでまだパリに滞在中でした。ルイヴィトンのオフィスで松屋の要請を受け取った彼は、ルイヴィトンのショーで発表したばかりの新作1点ものバッグにサインを入れ、チャリティーオークションのために送ってくれると連絡が入りました。

そして、ニューヨークに戻ったマークは、次に自身のブランド、マークジェイコブスのバッグにもサインを入れて4月20日に間に合うよう送ってくれたのです。バッグがニューヨークから届いたときの松屋営業本部、その場にいた社員たちが大喜びしたのをよく覚えています。協力を要請してもなしのつぶてのブランドがあった中で2つのブランドでチャリティーに協力してくれたマーク、私の中にあったマーク像が崩れました。

マークジェイコブスがパーソンズを卒業して最初に就職した会社はオンワード樫山USAでした。その後、ペリーエリス本人が急逝したあとペリーエリスのデザイナーに抜擢されました。ちょうどその頃、私はニューヨークに出張、京阪神地区で開催する「ワールドファッションフェア89」でショー発表してくれないかとマークに打診、1989年11月彼はペリーエリスのデザイナーとして来日しました。

同イベントのパーティー会場にソニアリキエルが現れたとき、マークは私に「あの鼻をかじってやりたい」と。ソニアの鼻はまるで絵本に出てくる魔女のように高く大きかったからマークは冗談を言ったのでしょう。このときのやんちゃ坊主の印象は被災地チャリティーでガラリ変わりました。

ミラノのアルマーニも自社のシアターを日本の若手デザイナーにコレクション発表の場として提供していますが、世界のトップデザイナーは「メンター」の役割を果たしています。日本の若手が世界各地のトップデザイナーの支援をもらって現地でコレクション発表できる、ありがたいですね。







Last updated  2019.12.09 14:34:36
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