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売り場に学ぼう by 太田伸之

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Nobuyuki Ota

Nobuyuki Ota

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2022.08.16
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カテゴリ:ファッション
CFD(東京ファッションデザイナー協議会)設立からずっと自分の仕事の1つはインキュベーション、新人若手デザイナーを世に送り出すことだと思い、JFW(日本ファッションウイーク推進機構)担当理事になってからもあれこれいろんな形で次世代デザイナーのサポートを進めてきました。

その典型的なイベントが2007年秋に開催した「ヨーロッパで出会った新人たち」。ロンドンのセントマーチンズ校、アントワープの王立芸術アカデミーを卒業したばかりの若者が訪ねてきました。中章、山縣良和、玉井健太郎、坂部三樹郎、堀内太郎くんたち、2007年春のことでした。帰国したら独自に自身のブランドビジネスを、デビューショーをやるよりも違う形でコレクションを見せてはどうか、やる気あるならば経費はJFW側で負担してもいい、と話しました。

最終的にJFW会期中にショー発表はせず、ミッドタウンの21_21デザインサイトを借りてインスタレーションを開催することに。会場費、展示の経費はJFWが負担しましたが、ポスターのために撮影するまでの予算はなく、山縣くんがセントマーチンズ卒業時に撮影した写真が面白かったので「これを画像の粗さがわからないギリギリの大きさまで拡大してポスターに使用してみては」と下のポスターを東京ミッドタウンのあちこちに貼りました。


彼らは貨物用コンテナをデザイナー1人に1台ずつ持ち込み、コンテナの中で自分の世界観と新作コレクション数点を披露しました。このとき経済産業大臣が視察、私がそれぞれのコンテナを説明、大臣は思ったより感動してくれて予定になかったディナーをご馳走してくれました。公的機関の仕事をやっていた関係もあって大臣たちに会う機会は何度もありましたが、現職の大臣にご馳走になったのはこのときだけです。

この新人イベントにグルジアから参加してくれたブランドStereotype's(ステレオタイプ)のデザイナーが2015年からバレンシアガで活躍しているデムナ・ヴァザリア(1981年生まれ)です。このとき個人的に一番面白いなと思ったコンテナブースは、アキバを連想させる「ミキオサカベ」でした。


参照:https://ginzamag.com/fashion/designerstalk/





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Last updated  2022.11.04 17:34:19
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