旅鞄屋

2014/02/23(日)20:13

ロンドンへ戻る

2006 イギリスパリの旅(初母娘旅)(12)

ライで目覚める朝2日目。 名残惜しいけど、今日はここを去り、ロンドンに戻る。 ライからロンドンまでの道は、来た時とは別ルートになる。 今朝も昨日と同じ場所でイングリッシュ・ブレックファーストを食べるが、今朝は昨日見なかった「きつね」を見た。 もちろんここで飼っているのでは無い。 ここで飼っているにわとりを狙ってきたのだった。自然ならでは。 ゲストの一人が「フォックスがチキンを狙ってるわ!」と叫んでいたのが印象的。 鶏は、チキンなんだね。そうだよね。 ロンドンに向かう前にライの街で最後の買い物をしたいので、朝食後すぐにチェックアウト。 宿屋のおじさん、「運転気をつけるんだよ」と言ってくれた。 はい。肝に命じます。 ライの街へ。ビジター用の駐車場を1時間分買い、街中へ。 お店は10時にならないと開かなかったので、それまでまた教会に。 朝の教会は、訪れる人も少なく、静かだ。 そんな場所ではヘッドホンを外すべきだと思います。 10時過ぎ、ようやくお店が開き始め、母は、昨日迷ってやめた物をやっぱり買うことに。 うん、迷った時は買った方がいいよ。旅先に限っては。 実は私も数年前、ヘイスティングスの街で小さい銀の棺桶を見付けたことがあった。すごく気になった。 でもその時は時間も無かったし、値段も書いて無かったし、で あきらめて店を出た。 …のを、何年経っても忘れられず、昨日その店を探してしまったのだった。 挙げ句、その店はまるごと無くなっていたというオチ。 お金で済むことならば、小さい後悔は元からなくしてしまうに限る。 しばらく店を見てから駐車場に戻り、車をスタートさせた。 さよなら、ライ。でも多分また来るよ。 来た時と反対の道を行く。ライのランドマーク的「石の門」を右手に見て、そしてライを後にした。 時速、42.3マイルくらい。運転中に撮りました。(1マイル=約1.6キロ) 車は昨日練った作戦通りの道を行く。 途中まで、「あ、ここはこの街だね」なんて地図を見ながらの運転ができる程、余裕だった。 だがしかし。 高速の辺りで道を間違えたらしい。出てくる標識が予想と違う。 やっぱりか。地図上でも、この辺ややこしそうな感じはしたよ。 でも大丈夫。今日の目的地はロンドンだ。どこに向かっても、必ず「ロンドンまで何マイル」の表示がある。 地図と標識を見比べつつ、現在地を確認。なんとかロンドンへの「入りたかった道」に辿り着いた。 でもちょっと待て! レンタカー、ガソリン満タン返しの術を使わなければならない。 …どこかでガソリンを入れないと。 そのまま道を行けばレンタカーのオフィス、という所まで来たけど、ペトロルステーション(ガソリンスタンド)が無いので、仕方無しに一度通り過ぎる。 ガソリン満タンにして返さないとどうなるか。 …結構な額を要求されます。気をつけて! ほんの少し走ると、反対車線側にペトロルステーション。ここで車を借りてから、初めての給油。 えーっと、どーする? まず最初にホースの横に車を付けて。車を降りて給油口開けて。 レバー持って給油口に差し込んで、ハンドル握るだけ。(給油中はもちろんレバー持ったまま) 満タンになったら勝手に止まるのでレジに行き、お金を払う。 後払いシステムを取る、この平和さがすごい。 しかしイギリス、現在の日本よりガソリン高いです。リッター/99p ですよ。(99p=225円くらい) ガソリン事体はメーター半分切ったくらいでまだまだ余裕でした。 この調子なら、1タンクで結構イギリスまわれそう。 ガソリンを満タンにし、ようやく車を借りたヴィクトリア駅のオフィスに辿り着いたのは、 午後2時近くだった。 * * * 問題なく車を返し、最初に駅にスーツケースを引き取りに行く。 24時間で£6、なので、計£18。高いけど仕方ない。 ドライブ旅行中はスーツケースが1つだけだったおかげで、やっぱり色々便利だったし。 とてもスーツケース2コは車のトランクに入らなかったし。 次は、荷物を全部手に持って、今日の宿へ移動。 最後の2泊は良いホテルを、と思い、『シャーロック・ホームズホテル』に予約を入れてある。 ロンドンタクシーに乗り、ホテルへ。 実はロンドンタクシーに乗るのはコレが初めてだったりします。ワクワクソワソワ。 中はとても広く、洗練されている。都会のタクシー感満載 ホテルへは、10分くらいで着いた。 特に憧れを持っていたわけでもなかった『シャーロック・ホームズホテル』。 確かに私はホームズが好きだけど、ホテルと小説は何の関係もないし、さらに口コミではもっぱら「高級だけど、普通のホテル」との噂を聞いていたから。 でもこの時は、ここを最後のホテルに選んでおいてよかったと思った。 なぜなら、振り返ると母をロンドン見物に連れて行きたいばかりに、自分が一番来たかったBaker Streetには今回まだ一度も来る機会がなかったから。 (前回は1週間の滞在中、3度来た) ホテル事体がBaker Streetにあるので、色々便利なんです。駅行ったり、博物館行ったりするのに(笑) ホテルはさすがに快適でした。お風呂が広いし、水の出は良いし、バスローブ付いてるし、で。 写ってるのは母ですが、いちおモザイクがけ。 ホテルに到着、荷物を置いてちょっと休憩。 いざ出かける時間になってみると、もう4時。どこかお土産屋さんにでも行こうかなっと思っていたけど、時間が押すのもアレなので、ホームズ博物館に行くことにした。 ホームズミュージアム。ホテルからは徒歩2.3分。 上の壁にハマってる丸いのが「ブループラーク」。有名人が住んだ所などにハマってる印、みたいなもの。 ここは前回来た時も訪れており、部屋の見学もその時思いっきりしたので、今日は軽く見て写真を撮って、 という軽い予定のハズだった。 が!月日の流れは怖いね。 博物館、改装されてた。 主だった所は以前と変わらず、なんだけど最上階にあったはずのギフトショップが1階に。 これでミュージアムに入らない人もお土産は買えるようになったみたい。良いことだ。 で、最上階には何があるかというと、意味無く沢山のロウ人形が置かれているのでした。 …狭い部屋に色々並んでるので、圧迫感があってなんとも感想言い難いよ(笑) でも作りはまぁよい方かと。一応記念写真撮りました。 で、『ココが違う』その2。 2階にワトスンさん在宅。 前回来た時は「ホームズセット」「ワトスンセット」両方あって、(今回も両方あったんだけど) どちらか自分で好きな扮装が出来た。(帽子とか虫眼鏡とかパイプとか自由に持って写真が撮れる) それが、今回はすでに片方の席にワトスンさんが座って居られるので、ビジターは必然的にホームズ役に。 いえ特に何も文句は無いですが。 ただちょっとドキドキしちゃうよね。 ワトスンさん、「ニホンジンデスカ?ワタシハー、ドクターワトスンデス」と日本語で話し掛けてきてくれました。 で「ホームズ調@cola」と一緒に写真に写ってくれました。どうもありがとう。 あの、ついでなので、、いいですか。いいですよね?ではこれを持って下さい。 ぱちり。 どうもありがとーございましたっ! コレが、改心の一撃、じゃなく一枚。(満足) このサイズでこの角度だとなにを持ってるか分かりにくいですが、これです。 ホームズに扮装したピンキー。 部屋の様子はあとはほとんど変わっていなかったので、 後は訪問者帳に名前を書き、1階でお土産を買い、博物館入り口で守衛さんと写真を撮って、博物館を後に。 実はここでお土産を買うのもいいけど、向いにある「シャーロック・ホームズメモラビリア」というギフトショップにある品物もなかなか良いのです。 というわけで向いのギフトショップにもin。 なぜかセール中で、ピンバッヂが半額でした。やった! 後はベイカーストリートを南下し、デパートに入ったりスーパーに入ったり、ロンドン屋に入ったり、気が付いたところで夕食を食べたりして、ホテルに帰る。 これが「シャーロック・ホームズホテル」。楽天で予約したのでちょっと安かった。 この近辺のお店は遅くまでやってる所が多くて便利でした。 さーて。 明日はどこに行こう。 実はもう、ロンドンの行きたい名所は行っちゃったんだよなー と思いつつ 何も決めずに就寝。12日に続く。 HOME

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