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2009/06/30
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ホテル・メリディアンでの朝。
口コミで、朝食が美味しいと聞いていた。
まさにその通りだった。
種類も多い。卵もリクエストに応じて好みの焼き方に。そして、ドリンクコーナーにシャンパンまであった。
飲みたかったが、今日からドライバーなので断念。


車は中央駅から借りる、ということにしておいたのだが、どこにも出張所が見当たらない。
ホテルのフロントに尋ねてみた。
やっぱりここからちょっと離れた営業所まで行かないとダメみたいだ。
タクシーでそこまで向かう事に。

無事営業所で車を借りる。
丁度いい大きさの車。本当にギアが右だった。(当たり前だ)いよいよこの時が来た。
ドイツの地図は駅で仕入れておいた。
が、タクシーでここまで来てしまったものだから、現在地がまず分らない。
営業所の人に聞くが、地図が広域すぎてやっぱり分らない。

もう勘にまかせて出発するしかない。
簡単な点検をし、公道に出た。
最初は若干テンパッたものの、右マニュアルギア、意外とすぐ慣れた。むしろ面白い。
ギアに神経集中しすぎたせいか、ウインカーとワイパーは間違えてしまったが(2回も)、運転は順調。

しかし相変わらずここがどこだか分らない。
とりあえず駅の方向に戻ろう。タクシーで来た道を戻れるはずもないから、勘を頼りに色んな道を通りまくった。
そしたらなんと駅前に出た(ヤッター)。
『さっきまで泊まっていたホテルの前を車で通った』事が、運転し始めて一番最初に感動したこと。

ここからはもう大丈夫。
ニュルンベルクからローテンブルクまでは古城街道を行く。14と書いてある道に乗ればいい。
このままでは本当にローテンブルクに着くのはいつになるやらと心配したさ。
標識を確認しつつ、14号線に。途中までは分岐が続いたが、やがてまっすぐな一本の道になった。

↑こんな道だったのが、↓やがてこんな感じに。



時速は常に90K以上。(平均時速。もちろんこれ以上出してる車もいっぱい)
おかげで「ローテンブルクまで110キロくらい離れてるから2時間もあれば着くだろう」と思っていたのが、一時間ほどで着いてしまった。
ドイツの道は予想以上に走りやすい。

予約しておいたホテルにチェックイン。
最初は宿を決めない旅にしようかと思っていたけど、宿探しの時間が勿体無いと思い、日本で全部予約してきた。
もちろん、駐車場のあるホテルだ。

借りた車。

少しだけ部屋で休み、さっそく「ロマンティック街道で一番美しい」と言われる街、ローテンブルクを歩く。



ニュルンベルクとはまた全然違って、小さな佇まいの街。城壁も門もとても素敵。
「まずお昼でも食べよう」と言っていたのについレースのお店に寄ってしまい、買い物が先になってしまった。
お土産に丁度いいドイリーをたくさん買い込む。
母は別のレースをものすごく物色していた。(そしてたくさん買っていた)

うきうきとマルクト広場まで。


すぐ近くに、『入口に大きなクマのぬいぐるみが出迎えているお店』を発見。
そのぬいぐるみ屋さんで、生まれて初めて、シュタイフのぬいぐるみを買う事になる。
見つけたら絶対買おうと思っていたカエルを見つけたからだ。
その他にも、友達にもいくつか購入。母はアーティストオリジナルだというテディベアに見とれていたが、結局はシュタイフのキーホルダー、シュタイフのベア、シュタイフのうさぎを購入。
『第一回シュタイフ祭り』(*注1)だった。
(幸いなことに二度目はなかった)



坂の途中ではこの街の名物「シュネーバル」というお菓子を買ったりした。
英語で「スノーボール」の意らしく、見た目も白いものは雪玉のよう。
バリエーションがたくさんあり、チョコレートのかかったものが美味しそうだった。
二人でひとつずつ購入。


そのお店のおねえさん。すごく可愛かったので、「写真撮っても?」と聞くとこの笑顔で答えてくれた。


ローテンブルクは、こんな町並み。


その後日本語に惹かれ、日本人さん経営のワイン&雑貨のショップに入る。
色々雑貨を購入したあと、ワインも扱ってるんですね、という流れになり「ワインの試飲をしませんか?」と誘われる。
貴腐ワイン、アイスワイン、その他色々な珍しいワインを試飲させてもらった。
どれもとてもおいしかったけど、中でも「これはワイン!?」と思う程美味しい甘口のワインを飲んだ時はびっくりしたなぁ。
ここでワインを選んで、日本に直送してもらえるというので、12本選んで購入。
母は「これでお土産の心配がなくなった」と喜んでいた。『お土産宅配便』などと違って、自分で選んだ、ってのがさらに嬉しかったようだ。
送料込みで12本が日本円で3万円弱。送料が12000円ほどかかる計算なので、実際ワインはとても安い。
安いのに、とても美味しいのだ。


ここがどのガイドブックにも出てる有名な場所「プレーンライン」
確かに綺麗だ。でも思ったより普通だったので「あれ?ここかー!」と思った。


おもちゃ博物館を覗いたり、テディランドに寄ったりしつつ、街の一番西にある「ブルク公園」まで歩く。

このトンネルの向こうが公園

トンネル内のベンチで、先程買ったシュネーバルを食べてみる。
予想以上のサクサク感。美味しかった。

ここから城壁越しにローテンブルクを見ると、崖の上に立っている街なんだということが分る。
景色が良くて、とても綺麗。


公園を出て、壁沿いに歩く。

城壁の中も歩いた。

その後四方に街を歩き、





そう言えばお昼も食べずに歩き回ったのでお腹すいた、という話になり、
プレーンライン近くのレストランに入った。
ビールとサラダを注文。(別のレストランにも入りたかったので、注文少なめ)

ここのサラダもボリュームがあってとても美味い。


昼間、メインストリートはかなりの日本人率だったけど、この時はもう居なかった。
母が話し掛けて聞いた情報によると「ここで少しだけ散策時間があり、その後また移動して、今日は別の所に宿泊するんですよ」と言っていたらしい。
ツアーは移動手段の心配がないけど、自由に時間が取れないのでやっぱり大変だな、と思う。


素敵だったレース屋さん。ここでは買わなかったけど。

一度ホテルに戻って再出発。
今度は、城壁外のレストランに。
レーダー門近くにあるレストランに入る。
ここで、ドイツに来たら絶対注文しようと思っていた「ズッペ」を遂に注文。(綴りは [ suppe ])
ズッペというのはつまりスープのことなんだけど、ドイツのズッペはどの写真を見ても美味しそうだったので、生粋のズッペ好きとしては各店で注文せざるを得まいと思っていたのだった。
後はポテトフライと何かと何か。(正確に言うとメニュー読めなかった)
出てきた料理はみんな美味しかった。ビールも美味しかった。
でもさすがにさっきの店でもビール飲んでたので食べきれなかった。ゴメンナサイ。

満腹のお腹を抱えつつ、ホテルに戻る。
門のライトアップが綺麗だった。



本当は今日半日の観光でここを去る予定だったけど、「犯罪博物館」とか「市庁舎」とか見たかった所がまだあったので、明日の午前中もこの街を散策することに決めた。



明日につづく




「今日のにゃんこ」 道の途中ででクロネコに会った。かわいいなかわいいな。


(*注1)『第一回シュタイフ祭り』。部屋で撮影。

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Last updated  2021/08/03 01:46:59 PM
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