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母が朝方、トイレに何度か起きたらしい。 私が起きた時はもう朝日が昇っていたようだ。 「新聞だよ」とドアを叩かれて、ドアを開けた。 ドアの外の空気が気持ちいい。少し部屋の温度が上がり過ぎているようだった。 部屋の窓から見える外を、時々太陽が照らす。 身支度をして部屋でごろごろしていたら8:45頃朝食サービスが来た。 パンとコーヒーの質素なものだけど、温かいコーヒーが本当に美味しかった。 9:40、少し遅れてパリに到着。 「到着ー!」みたいなアナウンスが全くないので、ドアを開けて周りを見て知った。 列車の外に出てみたら、私達よりはるかに大きな人たち&大きな荷物が次々と出て来たのでビックリ。 小柄な私達すら狭いと思ってたけど、あの人たちは大丈夫だったのか??と余計な心配をしてしまう。 パリは中心地ではなく「ベルシー」という駅に着く。 ここから一駅の「リヨン駅」近くのホテルを予約してあるので、カルネ(切符10枚セット)を自販機で買ってメトロで向かった。 11時前だったので、荷物だけ預かってもらうつもりだったのに、そのままチェックイン出来た。 一晩狭い車両に乗って来たので、部屋に入れてとても嬉しい。 ベッドで両手両足を放り出す。体が伸ばせるのって本当に気持ちいいな。 部屋は広く、天井も高く、ブラウン基調のインテリアでとても素敵だ。 本当にいい部屋で、ここに連泊出来たら幸せだなーと思う。 いや、次の日の空きが無くて一泊なんだけど。 少し部屋で休み、12時過ぎにホテルを出発。 まず最寄りのリヨン駅へ。 ここの自動発券機で、日本で予約しておいたチケットを発券する。 タッチパネル画面で「チケットコレクション」を選択、次に予約時に使用したカードを入れ、PINコードを押し、最後に「OK」の意味の「V」を押す。 するとネットで予約しておいた列車のチケットがブリブリ出て来た。 (機械音が本当にブリブリ聞こえるんだってば) なかなか簡単だ。 これをやってしまえば後は夜まで自由。どこに行こうか。 楽しそうなウィンドゥ。 (ガラスに映り込んだ写真が好きなんす。見にくいかも知れないけど。ひと粒で二度美味しい感じで) とりえあえず今回も「奇跡のメダイ教会」には行く事にした。メダイを購入。 ついでに教会近くのデパート「ボン・マルシェ」でお土産のお菓子も少し買う。 色どりが個性的。 次はBHVへ。 今まで行こう行こうと思いつつ、行かれないままでいたデパート。 日用品や大工道具が多くあると聞いて、楽しみにしていた。 ドアや引き出しの取っ手ばかりがあるフロアが楽しかったな。 後は手芸用品フロアで長期戦を繰り広げてしまう。(退屈そうだった母、ごめん) 珍しいボタンを沢山見つけた。レジに並んでいたら、傍にあったセールワゴンでかわいいクッションを見つけてしまい、それも一緒に購入することに。 旅先でクッションって…!とは思ったんだけど。挑戦してみた。 気が付けば昼食時間をとっくに過ぎてた。 さすがにはらぺこだったので、デパートを出てすぐの所にあったカフェに駆け込む。 オムレットとカフェクレーム、ショコラショーとサラダを注文。 店内の窓側の席を陣取り、のんびり外の人を眺めながら遅い昼食をとった。 5時近くになってしまったので、一旦ホテルに帰る。 購入したものを部屋に置き、服を小奇麗なものに着替え、再び出発。 オペラ座へ。 7時からのバレエ公演を観る。 日本出発の少し前、せっかくだから日時があえばパリのオペラ座で公演を楽しみたいと考えた。 とはいえ、「パリで夜時間がある日」となると1日しかなく、選択の余地なく観る公演は自然とバレエに決まった。 オペラ座のHPから予約。チケットは当日現地で引き渡しとなっている。 オペラ座正面から入ると、すぐ軽く持ち物検査。 そして階段を上がった所にチケット引き渡しカウンターがあった。 予約の紙を見せると、名前を確認されすぐにチケットが貰えた。 時間もあるし、開演までギフトショップでも見てみよう、と入場せずにうろうろしていたのがよかった。 何気なくさっきもらったチケットを確認していたら、名前の「姓」以外の全部が違う! 「これ、違う人のチケットだー!」 急いでさっきのカウンターに行くと、カウンターの人もその間違いに気付いたところで、私達を探していた。 すぐに本当のチケットと交換。ヤレヤレびっくりした。 まだ少し時間があるけど、お土産も一通り見たし、そろそろ中に入ってみる。 座席はまだガラガラ。おかげで自由にオペラ座内を写真に収める事が出来た。 シャガールの天井画は本当に大きかった。 座席は憧れのボックス席じゃなくて残念だったけど(ネット予約すると座席の場所指定が出来ないんだー!)、オペラ座でバレエを鑑賞する、というイベント自体がとてもわくわくする。 でも次はボックス席に座りたい! バレエ開幕。 今夜のプログラムはどうやら3幕で編成されているらしい。 1幕。 …すみませんよくわからずに半分寝てましたすみません。 2幕。 最初から面白かった。言葉が分からないのに、物語が分りやすい。衣装も楽しい。 寝ずにしっかり見た。(当たり前か) 2幕目が終わったところで、みんな席を立ちはじめる。 休憩らしい。私達も席を立つ。 会場の外では、各々グラスを片手に雑談をしていた。 わあぁ。オペラ座っぽい!社交界の習わしがここでは今も続いているのだ、多分。 私達もペプシで乾杯。喉が乾いていたので、とても美味しかった。 開演5分前、ブーーーーー とブザーが鳴り、みんな元の席へ。 会場は一時「パルドン」(すみません)の嵐。 3幕。 先ほどの大人数バレエと違って、小さな部屋で起こる物語のようだった。 2幕目と違って表現の難しいバレエだ。(そしてやっぱり半分寝てしまったのだった) 公演終了。 出演者が何度も何度も前に出て来てくれる。 公演中はNGでも、公演終了後はカメラはOKのようで、写真を撮っている人が沢山居た。 公演が終了したのは9:30頃。 あぁ、ついにオペラ座でバレエ観ちゃったね。今度はオペラも観たいね。 興奮覚めやらぬまま、前回行って気に入ったレストラン「ヒポポタマス」へ。 飲み物と、サラダと前回も頼んだエビと。 でもゆっくりもしていられないので、早めにご飯を済ませ、タクシーでホテルまで帰る。 お風呂に入り(湯ブネサイコー!)、明日の準備。 トランクはまたホテルに預けて出かけるので、持ち物の選別をしっかりと。 今度はカメラがピンチにならないように、しっかりと充電もして。 そして部屋の快適さに名残惜しさを感じながら、12時近く、就寝。 つづく HOME お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021/08/03 03:03:49 PM
[2010 斜塔と孤島の旅(ピサ&モン・サン・ミシェルがメイン)] カテゴリの最新記事
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