斜塔と孤島の旅 最終日
早朝、また何度か目がさめる。昨日より熱が高い気がする。でも今日は絶対に絶対に蚤の市に行くんだ!いつも旅の時持ち歩いてるノーシンを飲んでやり過ごす。7:40頃ホテルを出発の際、チェックアウトが12時だと確認して「12時には戻るから」と念を押して出かける。今朝はどんより曇ってた。雨降らなきゃいいけど。蚤の市の開催も心配しながら、ヴァンヴで下車。やった!やってた!まず初めに、一番手前で商売してたキーホルダー屋さん。手前のお店って、値段が高い事が多いので、よっぽど心惹かれなければ買わずに、頑張って奥に進むが吉。いつも居る手芸屋さんで買い物(買い物は初)。いつもの鍵のお店も見つけ、買う。最終日だったので、この時点で予算をオーバーしてしまった。しかし欲しい物はまだある。仕方ない。手持ちの1万円をリヨンでユーロに両替だ。というわけで、帰りの空港までのバス代とご飯代に残しておいたお金は、素敵な小さい額などに変わった。イチゴのティーセット。高額だった為、写真だけの持ち帰り。11:40、急いでホテルへ。買った物等パッキングし、チェックアウト。ただし荷物はそのまま夕方まで預かってもらう事に。道の途中で見つけた店先にて。みかんは、一個ずつ袋に包まれているものがあって面白可愛い。サンドニへ。ここで門を見る事も今回の目的の一つだった。凱旋門はあまりにも有名だけど、サンドニにも門がある。町中に溶け込むようにそびえ立つ「巨大な門」はなんとも不思議。門は2つあり、もう片方を探していたら、また蚤の市に出会った。知らない市だったけど、ここでも小さい鍵を購入。観光客が少ないお陰か、とても安かった。向こうの駅近くでは、デモのようなものが行われているようだった。プラカード持って。再びリヨンへ。ここから空港までバスで向かう予定なので、駅近くでご飯を食べる事にした。ちょっと遅い時間だったので、ランチメニューは終了してたが、母が「ランチを食べたい」というと、勧められたのが『クロックマダム』実にパリっぽいメニュー。+カフェオレ。美味しかった。ホテルに戻って荷物のピックアップ。ごとごとトランク出してたら、奥からおじさんが出て来て「大丈夫?タクシー呼ぶ?」って聞いてくれた。ありがとう!でも大丈夫、とホテルを後に。狭いホテルだったけど、フロントの人は感じ良かったな。エールフランスバスの発着所へ。ちょうど3時だったので予定時間ピッタリだ、よかったよかった。と 思ってたら。バス停の方から来たフランス人に話し掛けられる。(普通の人じゃ無くて、多分バス関係の人)言ってる事はよく分からない、けど、「ノーバス」って言った所だけ分かった。なにぃ!?「ノーバス!?」そのとき、バス停に居た日本人の親子連れ(私達と同じパターン)が近付いて来てくれて、ワケを話してくれた。どうやら…デモでバスがストらしい!(そういえばさっき見かけたっけ!!)つまり、本日空港行きのバス再開の目処はたたない、と。そしてそのフランス人は、「バス来ない。でもタクシー呼んでやる。空港まで50ユーロくらいだから、シェアして乗って行け」と提案してくれてる、とのことだった。おぉ ありがたい、それじゃー是非!どちらにしろ、こうなったらタクシーしか手は無いもの。すぐ来たタクシーに乗り込む。天井シースルーのタクシーでした。眺めがいい。向こうの親子の娘さんの方は、なんと現在オランダに住んでるそうだ。で、一年に一度、こうして一緒に旅行するんだって。お母さんは日本から現地へ、娘さんはオランダから現地へ、で 合流。面白い!来年は北欧に行くわ♪と仰ってた。あーなんか素敵だなぁ。空港までの道は、デモの影響か、確かに混んでた。でも色々迂回してもらい、間に合うように空港に到着。シェアしたお陰でタクシー代も半分で済んだ♪向こうのお母さんが乗る日本行きは私達と同じ便だった為、チェックインまで一緒だったけど、そのあとに別れた。空港ではトランクを預けた後、構内にあったポストから手紙を出し、そして手荷物検査。ここを通過してやっと免税店。もう買い物は特になかったけど、最後のお土産を買ったり、搭乗時間までの時間を潰す。素敵だったエルメスのトランプ。表には馬が描いてあるんですよ。18:55、搭乗時間。ほぼ定刻。ここからは11時間15分で日本に到着するらしい。蚤の市の時、薬のお陰で下がっていた熱がまたぶり返してきたので、また薬を飲み、さらに熱さまシートを額に貼って、映画を見ながら寝た。今回、色々ハラハラすることもあったけど、良い旅になった。ハプニング込みで、旅は面白い。旅の神さまありがとう。おまけ。今回の旅のみやげ。(自宅と親戚へ)空港で買った「ラデュレのマカロン」箱激カワ。モン・サン・ミッシェルで買ったアンティークカップ&ソーサー。リモージュ焼き。サイズはとても小さくて、高さ6センチ程。HOME