7日目 カッパドキアで気球に乗る
※前回の日記を書いてから約10年の年月が過ぎたことをお許し下さい。前回の日記はこちらカテゴリーは2013年 ウィーン・ベネチア・トルコの旅です。しかもまだ続きがあるのでまだ未完。コロナ禍に小出しに思い出しながら書くべきですね。そうします。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下は 2013年、8月8日の旅の記録です。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー懸命に起きる。 なぜなら4時起きだ。更になぜなら 今日はついに「カッパドキアで気球に乗る」からだ。この為にトルコに来たといっても過言ではない。カッパの早朝は肌寒い。七分袖に長袖を羽織って出かけた。気球の会社は「バタフライバルーンズ」という。日本でどの会社がいいか、若干調べたが色々ありすぎて分からなくなったので宿泊ホテルに丸投げしてしまったのだ。ホテルで手配するようなところはきっと安全だろう。4:50、ホテルの前に迎えの車が来る。連れて行かれた先で名前のチェックを済ませると、簡単な朝食が出された。かなりの人数が集まった。乗り込むバスの名前を教えられ、それぞれミニバスに乗る。(あとで分かったがバスに付いてた名前は気球のパイロット名だった)偶然日本人親子(我々と同じ母娘コンビ)と隣になり、どうやってこの気球会社決めました?と聞かれたので「ホテルの人に頼んで決まりました」というと「そうなんですか!私日本で結構入念に調べてこの会社にしたんですよ。安くは無いけど、パイロットの腕が良いし、評判もかなりいいんですよ!」と教わる。よかった。なんか安心した。(この旅の数ヶ月前に気球の事故が相次いだばかりだった)しばらく走ると、他の会社の気球がすでに飛び立っているのが見えてきた。私たちの気球ポイントに到着。綺麗な気球だ。大きな炎を上げてバルーンを膨らましている。わーわー写真撮ってたら、あっというまに飛ぶ準備が出来てて、早く乗って~!と言われる。席は指定されたが、乗りたかった端っこ指定!やった!180℃+45℃は自由に眺められる場所。(我々のみ動物に擬態しています)乗り込むや、意外と早く離陸。あれよあれよ という間に 上空へ。すごく沢山の気球が同じポイントから飛ぶのがわかる。まだ夜明け前。 だったけど、 ついに東から日が昇る。きれいだ。パイロットのムスタファさん、自由自在に気球を操る。生えてる木の先端をかすめる、なんてのは朝飯前らしい。触れそうだった。随分上まで上がったり下がったり、最後は崖の上に降りたり1時間はあっという間のフライトだった。上にいるときは不安はなく、安定した飛行だった。地上降りるとき「しゃがんで」と言われ、フワッと降りた。かご横倒しになるのかと思ってたから「あれ?もう降りていいの?」という感じ。安い気球会社に頼むと、この辺に差が出るらしい。バルーンの空気が萎んできたら、かごから降りられる。地上に着いたら一人一人飛行証明書を貰って、シャンパンで乾杯。お菓子(ロクム)ももらえた。パイロットとの記念撮影も希望すれば撮ってもらえる。いいフライトチームだった。気球は回収班のトラックがすぐに空気を抜いてゴンドラ背負って連れていく。私たち人間は、それぞれのホテルにミニバンで送っていってもらう。ホテルに戻ると7:30。部屋に戻らずそのまま朝食を食べに屋上へ。朝のカッパドキアの景色もすばらしい。地図では分からなかったけど、この町は結構坂道が多い。故に、ホテル内部でも結構な高低差があり、1番上の屋上で食べる朝食はかなり気持ちが良い。↑この席、今日はこの人がいたが明日は絶対あそこに座ろうと誓った。美人猫ちゃんが3匹も居て、至福だ。このホテルの猫らしく、屋上をゆったり優雅に歩いてた。ハムなど召し上がっていただいたよ。粉コーヒー飲むか?と聞かれて母だけ飲んだがトルコで粉コーヒーというと最上のもてなしだそうでそういうのを全く学んでいかなかった自分を帰国後呪った。粉はカップの下に沈んでいるので上澄みだけ飲むらしい。母曰く味は薄めだったとの事だが、私もいただけば良かった。コーヒーを淹れてくれた人が本日ドライバーをお願いする人で、では後で9:30からよろしく、と一旦部屋に下がった。9:30、地元ドライバーによる観光スタート。道は分かりやすいかと思いきや 結構分かりにくい坂だし狭いし他の車はガンガン来るし、自分で運転しなくて良かったかも。というか今朝のフライト後シャンパンもらったんだった。どちらにせよ運転は出来ない運命になっていたんだな。車は30分後、最初の目的地「カイマクル」に到着。つづく。HOME