ドラマの森|ブログレビュー(by楽天)

2005/12/31(土)00:23

ドラマの森|大奥・華の乱スペシャル~悲恋の果てに~

2005秋クールドラマ(31)

なぜかファーストシリーズの主題歌がBGMで使われてましたね。セカンドシリーズ『大奥・第1章』のサザンの曲も流れるかもとちょっと期待していましたけどそれはありませんでした。 内容は安子(内山理名)が尼寺に入ってから何年か後の話で吉保(北村一輝)の姿からしておそらく数十年はたってるかと思います。けど、安子と音羽(余貴美子)はあまり年をとってませんでした。その音羽が吉保から聞いた真実を元に物語が進んでいきました。 お伝(小池栄子)が権力に固執する理由や、信子(藤原紀香)の恨みの元凶などが明かされたのはうれしかった。特に信子の恨みの正体。最終回ではなんとなく上様(谷原章介)のことが本当は好きだったのではと感じていましたが、純愛だったがゆえに裏切られたときの反動が大きくそれが恐ろしい恨みへと変わったいったのがとても可哀そうでした。 そして、吉保も里久(内山理名)への純愛が彼をあそこまで変えてしまったんですね。江戸城の廊下を歩きながら徐々に顔が変わっていく演技がよかったと思います。 でも、最初に殿が「もう一度里久に会いたい」と言ったときに自分の愛する人だと打ち明けていれば館林の頃の殿なら分ってくれたような気がするんですけどね。 悲しいのは、きっと殿は里久が死んでしまったことすら知らされてないんでしょう。ずっとどこか別の場所で生きていると思っていたんでしょうね。でも、里久が逃げた原因が吉保だとすれば彼の立場が悪くなると思って一切里久のことは話さなくなったんでしょう。それが反対に吉保の憎悪を膨らませてしまったなんて。 一番悪いのは桂昌院(江波杏子)だと思います。お万(瀬戸朝香)から預かった子供を大切に育てたいのは分るけど里久を手にかけたのは間違いですね。吉保も信子もお伝もみんな桂昌院が発端でしょう。しかも自分が死ぬとき枕元に現れたのがお万様ではなくて春日の局(松下由樹)だったなんて本末転倒だと思います。 桂昌院だけが純粋に権力に固執していた人間ではなかったでしょうか。 最初の頃、主題歌になじめなかったのですが何度も聞いてるうちにこの曲意外には考えられなくなりました。今回のラストもよかったです。出来ればエンディングが流れ出してから成住(田辺誠一)が安子の前に現れてくれたらもっと感動したのに。 それにしても、3アミーゴーズ見事シリーズ皆出席でしたね。ご苦労様でした。 評価 ☆☆☆ いつも読んでくれてありがとうございます。 ぜひとも何かコメントをお願いします。 もしくはblog Rankingへ投票して下さるとうれしいです。 大奥・華の乱・・・ドラマの森の情報ページ。出演者・スタッフ一覧/DVD・CD発売情報 ドラマの森・・・ドラマの森(本館) TOPページ

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