2006/06/07(水)13:28
マイケルジャクソンのPVから、情報考へ。
マイケルジャクソンのPVを見ると、
この人が踊るとほんとうにかっこいいと、惚れてしまう。
整形はこわいけど。
(個人的にはスリラーの頃が好きです。精悍!)
わたしは、踊りがうまいと評判の歌手たち(汗)をあまり知らないので、
偉そうなことは言えないのですが、
マイケルほどうまい人っていないんじゃ?とさえ思ってしまうほど、
いちいち、もう本当にいちいち挙動が美しい。といつも思います。
というわけで、スマスマに突然現れたマイケルを見て、
日向氏がすかさずiTunes Music Storeで映像を落としてくれたので、過去のPVでマイケルを堪能。
おかげで、スマスマではまったく踊らないマイケルでしたが、
十二分に堪能させていただきました。
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で、こういう情報の取り方(とそれを可能にする環境)は、
やっぱり人の行動様式を変えるし、思考も変えるよなあ、とつくづく思う。
例えばわたしが子どものときには、
テレビの脇にあったのはせいぜい国語辞典とか英和辞典とか地図帳くらいで、
ニュースで気になることがあると、調べてみよう!みたいなことになるわけだけど、
いまの子どもたちは全然別の世界を生きているわけで。
漢字練習帳にだってフレッツ光くらい書くよね(過日の日記より)、普通に。
そしてその情報量たるや!
そうすると、
それら大量の情報の処理能力が問われるわけで、
個人がみんな、ディレクションあるいは編集をしていかないといけない。
そのとき、倫理とか哲学とかを、ちゃんと持ってないとつらいと思う。
そんな難しいことじゃないとしても、客観性と、主観性の両方を持てないと、
思考停止状態で、垂れ流された情報を鵜呑みにすることになる。
それは非常に危険なことだ。
昨年の衆院選なんて、まさにその具現だったのでは?
どれだけの人が、主体的に情報を集めたのか。
あるいは、集めようとする、動機があったのか。
まあ、選挙は「戦略的PR」の最たるものなので、
当事者から一人称で発信された情報だけじゃなくて、
もっと自分で情報集めましょうね、と推奨するのは、
広告を生業とする者としてはある種自己否定なので、
どうかとも思うけれども。笑
でも現実問題として、
一般消費者が買い物をするときの情報収集のしかたなんて、
明らかにどんどん先に進んでいる。つまり、
第一人称の情報はもちろん、その他のオピニオンを自主的に探す、
という行動は、すでに多くの人がやっていること。
そうじゃなかったら、アットコスメの大ヒットの説明がつかないし、
アマゾンの書評とか、価格ドットコムのコメントとかも同じく。
もっと言うと、
「垂れ流された情報を思考停止状態で鵜呑みにする状態」を避けるためには、
情報に対して、主体的に違和感を持ったり、主体的に賛成できたりする、
そういった「感度」こそが、まず必要なのだと思う。
そして、WEBをはじめとしたコンテンツの海や、FTTPなんかの通信環境は、
その「感度」を磨く上で、ほんと役に立つ。
感度を持つには、ある程度の知識の土壌が必要だからだ。
で、次のステップとしては、
それらの「己の感覚」を客観的かつ論理的に説明する能力が求められる。
自分が信じる思考の「根っこ」と「ヴィジョン」の両方を持っていないと、
論理展開することは難しい。
いや、その前に意見を持つことすら難しい。
だからこそ、何のためにとか、どんな未来のためにとか、
そういったヴィジョン思考の重要性が増す。
最後に、もうひとつ、
情報という観点ですごいなと思った話。
昨日、村上世彰氏の記者会見をライブで見ていたのだけれど、
株とか一連の話題に疎いわたしは、
コーポレート・ガバナンスを推し進めると一体どういう未来になるの?
ということが知りたいと強く思い、
それが、わたしが記者会見から受け取った「情報」だった。
村上氏がこれまで主張していたことや、やりたかったこと、実現したかった未来は、
本当にマスメディアが言うように、
「会社を株主のモノにする=株主さえ儲かればいい」
ということ“だけ”なんだろうか。
だから、村上氏がかつてそういったビジョンを、
どう語っていたのかを知りたくなった。
早速、仕事の合間をぬって検索してみるものの、
ほんの5分程度調べただけではたどり着けない。
一方、もうひとつ強烈に感じていたことがある。
単純に、80分の記者会見を全部見たい!という欲求だったのだけれど、
地上波のテレビ局では、当日夜のニュースを含めて適わなかった。
まあ、番組編成的に無理なのは百も承知だけれど。
でだ。
わたしは「村上氏のビジョンって何?」という調べ物をしたいがゆえに、
「村上世彰」とか「村上ファンド」というキーワードで検索していたとき、
最近何かと話題のGyao(無料番組配信サイト)の
広告がトップに出ていて「村上氏記者会見」とあった。
当然わたしは、コーポレート・ガバナンスと村上氏のビジョン、
という調べ物より先に、まず記者会見を見ようとする。
Gyaoのマーケティングセンスと行動のすばやさは、
ほんとうにすごい、と感服してしまった、というお話。
そんなわけで、
さみだれ式思考実験というか個人的脳内整理でしたが、
いまの時代、こうやって情報を得ようと行動を起こしさえすれば、
10年前には考えられなかったスピードでその情報にたどり着くことが出来る。
そしてそれは、既成の大手報道各社以外が情報源となっている。
これは、本当にすごいことだと思う。
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~続・バリバリ地獄~
朝起きると、寝起きってこんなにからだがラクだったっけ?
と思うくらい楽チンだった。極楽。
バリバリ地獄には陥らないようにしたいものだが、
もし、また極度のバリバリ状態に陥ったら、
すかさずマッサージに行くことに決定。
ソリューションが見つかって、よかったです。